2026 介護の旅 Ⅱ 四日目 無事片付けも申立ても終わってひと段落

6月25日(木)

今日も朝から快晴だ。

朝食は優雅に「ココノススキノ」で買って来たパンを頂き、その後でトイレでまったりとしていると、テレビが何やら騒がしくなった。

何事よと出てみると、青森で大地震が起きていた。ここ札幌市中央区はというと震度2だった。どうりでトイレで気づかなかったはずだ。しかし、世界中でデカい地震が多発していて、嫌な流れだ。

 

今日はいよいよ母の部屋が空っぽになる日で、昨日と同じく9時には業者が来るので8時にホテルを出発した。中島公園の駅に着くと、今朝の地震のせいで地下鉄が25分遅れていると言っている。やがてやって来た車両は、昨日よりもさらにすし詰め状態ではないか。まさかこんなラッシュを札幌で経験するとは思わなんだ。大通の東西線乗り換えも27分遅れと出ていて、かなりのラッシュだった。まあそれも円山公園あたりではもう空くのだから、可愛いもんだ。

さて今日は9時から部屋の中身の運び出しが始まり午前中には終わりそうだが、札幌市の粗大ごみの引き取りが14時くらいの到着になりそうだと言う。

予定通り9時から作業は開始され、みるみるうちに部屋が空いていく。

廃棄されるモノの中には、我が家のよりも良さそうな二枚羽の扇風機なんかがあって、実に勿体無い。ここが東京から陸続きでもっと近ければコンパスで来て、積めるだけ積んで帰るのだが。

毛玉取り機は明らかに我が家のよりいいモノらしいので、お持ち帰りにした。

やがて全てのゴミは運び出され、掃除機がけが始まった。

ついに清掃も終わって午前の部は無事終了かと思いきや、なんと札幌市の引き取りが早めに来るってんで一気に全ての作業が午前に終わってしまった。有難うございましたと7万円を支払い、印紙付きの領収証を頂いて無事完了となった。

ガランと空っぽになった部屋にひとりポツンと座り、

昨日に引き続きセコマのオニギリをお茶で流し込む。午前中で終わるならどっかでラーメンでも食ったものを。

さてこの後は予定通り家庭裁判所へと行くつもりだが、ここでふと思いついた。昨日出てきた介護保険証、もしかして病院で必要なんじゃねーのか?と。いつもお世話になっているソーシャルワーカーさんに電話で聞いてみると、「え!出てきましたか!」と喜ばれ、「ぜひ、持って来て!!」と言う。じゃあ午後は裁判所の後でまた病院だ。

またまたやって参りました、札幌家庭裁判所へ。

後見の受付へ行って昨日完成させた力作の申立書一式を渡すと、対応してくれた若いメガネ女子が「印紙と切手をお持ちでなければ、下のセコマで買ってきてください」と言う。

印紙が2種類に切手が5種類、枚数も細かく指定されている。

地下のセコマのレジの姉さんにこの紙を渡すと、慣れた様子でちゃっちゃと用意してくれた。ダメ元で聞いたがやはり金券のためQR決済もポイント加算も出来ず、現金払いだった。

再び後見受付カウンターに戻ると、メガネ女子は慣れた手つきで印紙を申立書に貼り、「ハイ、たしかに受付ました」と締めに入った。てっきりここから椅子に座ってメガネ女子と角突き合わせてダメ出しくらったりするのかと思っていたので「え??内容とかこれから見るんじゃないんですね」と聞くと、「ざっと見ましたが特に問題ないかと」と言う。セコマに行ってる間にざっと目を通してくれたらしいが、大丈夫なの?と不安になる。まあ、何か不備があったら電話がかかってくるのだろうが、「遠方だから来いと言われても簡単に来れんかんね」と言い残して裁判所を後にした。

あーでもとりあえずやっと申請が終わったーと、若干気が抜けて、

快晴の昼休みの大通公園のベンチでしばし休憩した。

周りを見ると多くのリーマンやOLが楽しそうに昼休みを過ごしていたが、それでもこんな札幌の中心地のキレイな公園のベンチがいくらでも空いていた。丸の内や新宿じゃ考えられないような環境だな、なんてボンヤリ考えながら座っていると眠くなってきた。

さて後は病院だが、それにはまだ早いので、

お世話になった友人にお返しを手配し、

奥さんからの指令に基づいて「六花亭」でバラ菓子を買い込んだ後は一旦ホテルに戻ってそれらを部屋に置き、母の病院へと行った。

ワーカーさんに介護保険証を渡した後は、母の病棟へと行き、部屋の片付けが終わったと報告した。以前から気にしていた通帳とカードが出てきたよと言うと、案の定「あいつがまた戻したんだ!」と言っていた。また、部屋から結局出てこなかった指輪は、なんと入院する際に自分で持って来ていて、ナースステーションに預けていたそうだ。それらも、もう今後はどこへも持っては行けないであろうから回収することにしたのだが、

まさかのむき出しでいかにもなメッセージ付きの紙にテープで貼り付けられた状態だった。。うー、こんなことなら部屋にあった空っぽの指輪ケースを二つとっておけばよかった。

先月は東京に戻った後で「まだ札幌??」みたいな電話がかかってきていたので、「もう明日帰るからね!!」と母に6回くらい言い残して、やっとこの日の仕事は終わった。はーー、今日も疲れたな。

さて今日の夕食だが、今回未だラーメンを食えていない。やはり一回は食っておかねばとホテルの周りを探したところ、一軒気になる店を見つけたので行ってみることに。

それがこちら、

葉隠」さんだ。ネオ味噌ラーメンの店とかで人気らしいので、開店前に行ってみると前に兄ちゃんが一人だけ並んでいる状態だった。ススキノのディープゾーンにある店らしく、丸椅子に座っているとカタギじゃない怪しげな方々が前をよく通った。

やがて開店時刻となり、

食券を買ってカウンター席へと通される。人気店だがスタッフさんたちは皆さん腰が低い。

先ずはクラシックの瓶ビーで喉を濡らす。はーーー、シアワセ。

ビールを飲みながらカウンターに貼ってある作法を読む。色々と味変のステップが細かく分かれているようだ。

まったりしていると団体のインバウンダーズがドヤドヤとやって来たので、席を詰める。

そうこうしているうちに、

味噌ラーメンが供された。一見さんらしく最初は店の作法に従って食い進めてみよう。

先ずはずずっとスープを味わう。うん、濃厚な味わいで美味い。お次は麺だ。札幌らしい真っ黄色の麺はかなりのアルデンテだった。これは個人的にはもうちょっと柔らかめな方がいいかな。チャーシュー系はかなり凝っていて、これはこれで楽しい。そろそろ左側にちょこっと盛られた魚粉を混ぜてみようか。スープに溶いて麺をすすると、これは!かなり美味い。この後は、山椒や黒七味で指示通りに味変して食い進めていってフィニッシュとなった。個人的には途中の魚粉味の時が最も好みだな。ご馳走様でしたと店を出ると、もうけっこうな列が出来ていた。平日でこれなら、週末はかなり混むのだろうな。

ラーメンも食ったことだし、後は部屋に帰って二次会やって寝るだけだ。

ラーメン食ったのに、やんちゃにも揚げ物を二種類も買ってしまった。

締めに贅沢に純米吟醸を頂いて、この日はバタンキューとなった。

さて明日はいよいよ今回の滞在も最終日となる。琴似に行くのは人生最後となるかもしれない。

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