2025 早春の瀬戸内旅 九日目 ジャンクで祝う淡路の夜

3月25日(火)

琴平町いこいの郷公園」の朝が来た。

クチコミどおりの静かな夜だった。

ドッグランに行ってみようか。

朝一なので走る走る。

直線コースのドッグランは、まるで新潟競馬場だ。

今朝は昨日今治の「FunTable Kitchen」さんで買った玉子サンドを頂く。二年前も食したが、これはもはや和食と言っていいお味だ。

ヨーグルトには贅沢にもせとかのむき身をこれでもかとトッピングする。あぁ、美味し。

目の前のキレイなトイレには、朝のランニング中にもよおしたランナーや、サッカー部の子供たちらがひっきりなしに駆け込む。

その緊張してトイレに駆け込んだ少年たちが朝も早からサッカーの試合をしていた。ユニフォームを見ると横浜マリノスvs東京ヴェルディという感じの色合いだった。まさか関東のJ傘下のユースチームが平日の朝っぱらから琴平で試合をしているとは思えないが、トイレに駆け込んだ少年たちが我がコンパスの後部ハッチのコンサドーレマグネットの辺りに視線を落として「フフッ」とバカにしたように笑っていたのをワタシは見逃さなかった。やっぱあいつらマリノスだったのかな。

さて今後の天気だが、

二日後には崩れるのはほぼ確実だ。

28日には東京に帰ろう。

さて今日は何を隠そう、うちの奥さんの誕生日なのだ。旅先なので大したことは出来ないが、せめて本人の納得のいくスイーツくらいはせめて食わせねばならんだろう。

スイーツ店は後でお連れするとして、先ずは香川といえばのアレを求めて髙松へと向かう。

琴平からは思ったより時間がかかりそうで、目指すは人気店なので少々焦りつつ市街を走る。

たしかこのカーブを曲がったあたりにあったはず。

うどん本陣山田家」さんに無事到着した。二年前にも訪れており、その時に食したざるぶっかけうどんのあまりの美味さにすっかり虜になってしまった。

前回はエルブレは車内留守番させたが、食い終わった後で実は外席は犬OKということを知った。今回は最初から外席目当てで開店直後にやって来たが、それなりに客は来ていたもののまんまと良い席を確保出来た。

さぁ、心おきなく食ったるど!何は無くとも先ず頼むは、

ざるぶっかけ

一番人気のざるぶっかけだ。さらに、

釜ぶっかけwith卵黄

ざるぶっかけと人気を二分するという釜ぶっかけの卵黄添えだ。

さらに、

讃岐でんぶぐとかきの天ぷら

季節のメニューから讃岐でんぶぐとかきの天ぷらも頼んだ。讃岐でんぶぐとはナシフグという香川ブランドのふぐらしい。

さあ、二年間片時も忘れたことのないうどんを豪快に啜ろうではないか!角材のようなエッジの効いたつるつる輝いている麺は、相変わらず美味いのなんのって。この時が永遠に続けばいいのに。でんぶぐもふっくらとして味わい深く、素晴らしい。そして牡蠣の味もなんと濃厚なことよ。今回食った牡蠣は全て素晴らしかった。当たり年なのかもしれない。

普段は丸亀製麺でガマンしていたのだが、昨今の値上げと天ぷら類の劣化(どんどん小さくなっている)に辟易していたせいか、余計に素晴らしく感じた。

ざるうどん

もう次はいつ来れるかわからんし今日はこの後ハシゴする予定もないので、ざるうどんをさらにひとつ追加した。しかし、いくらでも入るなあ。

「おとー、よく食うなぁ」

まだまだ食えそうだがキリが無いので、この辺でお開きにした。

それにしても、平日だというのに次から次へと客が押し寄せてきて、あっという間に駐車場は満車だった。開店の11時をちょっと過ぎたあたりに来たのだが、最初のうどんを啜りだしたあたりではもう外に客が並んでいた。もうちょっと遅かったら危なかった。おそるべし、山田家さん。

店の近所の長閑な道をちょっと散歩させて頂いた。

さてうどんもたらふく頂いたところで、ここからは奥さんタイムだ。

お目当てのスイーツ屋を目指して再び高松市街へと向かった。うどん優先でさぬき市寄りに先に来たので仕方がないとはいえ、さっき通った道をまた戻るのは若干気分がよろしくない。

目指すは瓦町にある「三びきの子ぶた」というふざけた名前の店だが、市街で駐車場が無さそうだ。店が近づくにつれ、さてどこに停めようかと思いつつ店の前を通り過ぎると「あれ!?CLOSEって書いてある!」と奥さんの叫び声がこだました。「定休日じゃないのに」とブツブツ悪態をつく奥さんを「まぁまぁ」となだめつつ、もうひとつ目をつけていた次の店へと向かう。

やって来たのは「マロニエ洋菓子店」さんだ。さっきの店とは違い、広い駐車場が完備されていて素晴らしい。

今度は無事に買えたようでひと安心だ。

さて買う物買ったし、後はねぐらへと向かうだけだ。

国道11号をひたすら東へと進む。

ちょっとした土産物を買いたいという奥さんを栗タルトで有名な「ハタダ」さんへ連れて行ったあとで、

今日は散歩らしい散歩をしていないのでヘソが曲がり始めたエルのためにやって来たのは、

鳴門ウチノ海総合公園」だ。

広大な無料駐車場にこの素晴らしい広場で、

キレイな海にも囲まれているという何ともワンダフルな公園だ。

エルの斜めだったご機嫌もたちまち治った。

こんな公園が近所にあったらサイコーだろうな。

宴たけなわだがそろそろねぐらへと向かわないと、とケツを叩くがエルはまだ散歩をやめたくないとグズる始末。

何とか強制終了して今日の最終目的地である淡路島に向かった。

グーグルマップの言う通りに進んでいたら、やたらと細い道に誘導された。

幸いにして対向車は来なかったからいいようなものの。

最後は漁村のようなところを通過した後でようやく太い道に入り、大鳴門橋に差し掛かった。

渦潮ポイントの上を通過し、

洲本で下道へ下りた。

まるで永井博画伯の絵に出てくるようなトロピカルな淡路の東海岸を気持ちよく北上する。

やがて日も傾いた頃に到着したのが、

シーアイガ海月」だ。このまるで宮崎のシーガイアのパロディみたいな名前のホテルがやっている、

RVパーク淡路島シームーン」が今宵のねぐらである。

今日は奥さんの誕生日なので、ちょいと奮発して久々のRVパーク泊と相成った次第だが、

本来ならば平日4,000円でそれでもお高めなのに、なんとこの日は「春休み料金で」という謎の理論で5,000円だった。・・・まぁ、誕生日だしね。

一応風呂はホテルに大浴場があるのだが、クチコミによると大浴場とは名ばかりで洗い場が4つしか無いらしい。それってホテルじゃなくてペンションクラスだよね。しかもホテルの宿泊客も使うってんだから、混んだらあずましいことこの上なさそげ。

だったら無料のシャワーの方でいいやと浴びてサッパリ。

やがて日も暮れた。

さて夕食だが、

こちらのすぐ隣の居酒屋で一杯やろうと思っていたのだが、クチコミを見ると良いのもあるが悪いのがちょっとヤバそうな感じ(刺身の盛合せが一瞬で出てくる出来合い、等々)で躊躇してしまう。

さらに近辺を調べると後はお好み焼きとバーガーショップ的なのしかない。むむむ、どうする?ここでなんと、奥さんとしてはお好み焼きならバーガーの方が良いという意外な答えが返って来た。誕生日ディナーがバーガーなんぞでいいの?と言うと、また別途ご馳走してもらうからいいそうな。

ならばとクルマがビュンビュン交差する国道28号の狭い路肩を5分ほどテクテク歩いてやって来たのが、

AWAJI Seaside Walk Cafe」さんだ。

隣の酒屋で地ビールも買ってコンパスへ戻り、いざパーティ開始だ。バーガーにフィッシュアンドチップスにサラダというメニューでこんなに食えるのか?というボリュームだったが、あっという間にペロっと無くなった。店の見た目はチャラいがサラダの野菜は新鮮だし、バーガーのパテはかなりの和牛っぽさでハイクオリティだった。湘南とかじゃこうはいかなそうな気がする。普段は高くて手を出さない地ビールも、宴ということで久々に飲んでみたがやはり美味い。

トータルで考えると5,000円の価値はちょっと無いかなというRVパークだが、とりあえず今宵は誰にも気兼ねなくのんびり過ごそう。

本日の走行距離:175km

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