2025 初夏の北陸旅 六日目 高山に超穴場のテーマパークあり

5月31日(土)

高山市庁舎駐車場の朝が来た。

真の静寂とはこういうのを言うのだろう、というくらい静かな夜だった。

早朝散歩に行こうか。

おや、向こうには、

同じ市営の屋内駐車場があるではないか。料金体系も同じだし、雨の時などはこちらが良さそうだな。

住宅街の方をあるいてみようか。

いかにもインバウンダー目当てに民家をいじったというような宿泊施設がいくつもあった。

お、公園があるではないか。

真ん中にキレイな芝生もある。

犬NGではないと。

少しリード走りが出来た。

キレイなトイレもあるし、こりゃこっちに泊まればよかったかな?

さて今朝は、

昨日、「道の駅ころ柿の里しか」を出発する前に売店で買った炊き込みご飯と卵焼きを頂く。

おいしゅうございました。

予報通り金沢や福井は雨模様のようだが、

この辺はやはり降らないようだ。昨日高山に逃げて来て正解だった。しかし来週の火曜には日本全国雨模様との予報が出た。こりゃどこにも逃げ場は無さそうなので、月曜には帰るしかあるまい。

さて今日はどこ行こうかと色々調べると、すぐ近くに犬も入れるテーマパークがあるらしいので行ってみることにした。

なんと8:30からOPENしているらしいが既に9時をまわっている。早く行かないと混んじまうと焦って到着したが、、

ん?駐車場は閑古鳥が鳴いてるな。

ここはどこかというと、

飛騨の里」だ。曇り空の下、寒々しい駐車場は人の気配が皆無だった。

犬はOKなれど、念のためカート出動で乗り込んでみる。

ホントに営業してんのかな?と半信半疑で受付へ行くとちゃんと営業していた。ひとり700円(犬は無料)を払って、いざ中へ。

池の向こうには古民家がいくつも見える。ここは重要文化財の貴重な建物が移築復元されて飛騨地方の昔の農村風景が広がる野外博物館なのだ。

先ずはThe観光地スナップをパチリと。しかし今日は上っ張りを着ても肌寒いくらいだ。

犬用のコスプレアイテムがあったのでブレアに被せてみる。

「イヤーーーーーー!!」

かなり嫌がったのでいい写真はムリだった。

ゴメンゴメン、気を取り直して散策に行くべ。

復元移築とはいえ、江戸時代の建物がこれでもかと建っている。

犬は建物内はもちろんNGだ。

ここまでほぼ貸し切りでとても土曜日の観光地とは思えない状態であったが、入り口付近に人の姿が池越しに見えるようになってきた。ようやく客が集まり始めたか。

和紙の巨大な鯉のぼり

カートは必要無かったな。

徐々に集まりだした客は、ほとんどがインバウンダー集団だった。特にこの日は190cmくらいあるドイツ、ポーランド、北欧っぽい連中が多かった。

中でもひとり気になったのが、この赤いジャケットのオッサンだ。黒いハットに白髪のロン毛で細身な風貌は、只者じゃない感がにじみ出ている。もしかして、世界的なロックバンドの大御所か何か??お顔もさりげなくチェックしたが、誰だかわからん。。「ベストヒットUSA」とかでは観たことないと思うんだけどな。。

合掌造りの建物の中には二階へ上がれるのもいくつかあったが、大体がスキップフロアになっていてしかも天井が異常に低い。最上階のお蚕部屋などは頭を低くしないと危険だ。北欧系のインバウンダーたちはきっと四つん這いにならないと動けないだろう。

八月一日と書いて「ほづみ」と読む苗字だそうな。こりゃ知らなかったら、やくみつるさんや林先生でも読めないレベルでは。

居間のことを「おえ」というそうな。オエといえばブレアさん、今回もまだゲロってないね。その調子、その調子。

しかし寒い。13℃くらいだろうか。東京だと冬でも平気で短パンで歩いているインバウンダーたちも、さすがに皆上っ張りを着ていた。

一通り見学してみたが、正直、なんとも地味なテーマパークだな。土曜日なので多少の混雑を覚悟して来たのだが、拍子抜けだった。子供連れにあまり向いていないからだろうか。まあでも、土曜でも空いていてのんびり出来るので穴場とも言える。

さて観光の後でそろそろ昼飯時だが、

やって来たのは飛騨の里からちょっと坂を下りたところにある、「お食事処 大喜」さんだ。

テーブル席3つがなんとペット可ということで、予約を入れて来てみた。

日本語の美味い白人の店員さんに通された席は広々としていた。きっとこの店員さんは、対インバウンダー兵器でもあるのだろう。

さて、何を食おうか?

飛騨牛定食

飛騨清見豚カツのカレーライス

奥さんは最後に後悔しないよう飛騨牛(中落ちカルビ使用)定食をチョイスし、ワタシは清見豚のカツカレーにしてみた。

このカツが絶品だった。カリッカリのサックサク。肉の味も最高だ。そして米がまた美味い。しかもこのご時世でお代わり自由ときたもんだ。新次郎もビックリだろな。

飛騨牛のカルビも実に美味かった。メインも小鉢も美味いが、付け合わせの蕎麦がこれまた美味い。

大満足のランチの後は、

近くにあるオシャレな惣菜屋「馳走や梗絲」さんで今宵のつまみを調達し、

これにて高山ともバイナラだ。

東海北陸道で岐阜の山中を南下する。

白鳥ICで下道に下り、

国道156号をしばらく南下して到着したのが、

郡上市にある「道の駅古今伝授の里やまと」だ。

今宵はこちらでご厄介になることにする。

ちょっとしたショッピングプラザ的な道の駅で、土曜ということもあってか家族連れで賑わっていた。

エルブレをちょっと歩かせてからゴハンを上げ、

併設の温泉にひとっ風呂浴びに行く。

露天が人気らしく皆そちらへ行くので、我が内湯は空いていて快適だった。ギュウギュウの芋洗い状態の露天をガラス越しに眺めつつ、いつまでも入っていられるぬるめの湯にのんびりと浸かる幸せ。しかもここの湯はヌメヌメでいかにも肌に良さそげで気持ち良いのだ。

温泉でさっぱりした後は、新潟限定の柿ピーをつまみながらいつものゴールドスターで喉を濡らす。

さて夕餉の支度を始めるかと奥さんが冷蔵庫を開けた途端、悲鳴を上げた。

高山の「馳走や梗絲」さんのお惣菜が、袋の中で激しく汁漏れしていたのだ。「パッキングが甘い!」と怒る奥さん。確かにつゆだくジューシィー系のおかずに対し、今時こんなペラッペラでチープな器はダメかも。揚げ物コーナーでセルフでコロッケやアジフライを入れるための器だな。

しかも「鯵の骨せんべい」がオーダーから漏れてるし。

ブツブツ毒づきながらも盛り付け、

何はともあれ宴の始まりだ。

DAZNで仙台戦を観つつ、「飛騨の甚五郎 爽酒」をちびちびと飲りながら頂く。スッキリとしながら奥にガツンとパンチを持った中々の酒だった。惣菜もパッキングはチープだったが、味は全てGoodだった。

今宵は屋根を開け、中で皆で涼しく眠ることにしよう。

本日の走行距離:80km

最後までお読み頂き、有難うございました。もしよろしければ、最後にポチっと押して頂けると幸いです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ ペット同伴車中泊の旅へ にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ にほんブログ村 犬ブログ 元捨て犬・元保護犬へ