2023 春の四国旅 第五日 昼は本場のうどんをハシゴ、夜は絶品料理に舌鼓の讃岐グルメDay

令和5年3月10日(金)

道の駅みろく」の朝が来た。

昨夜はポップアップは早々に断念したおかげで中で静かに眠れた。起床後は車内の開放感を得るためポップアップを開く。

朝の散歩に出た。

駅の裏手はみろく公園に繋がっているので、ちょっと上に行くだけで散歩コースに事欠かない。

今朝は昨夕にここのベーカリーで買ったパンをシェアして、昼に備えて軽く済ます。

それにしてもせとかの何という美味さよ。3個入りなので明日の朝で終わってしまうのが哀しい。

暢気な我が家は例によって食後をまったりと過ごし、エルブレの胃の中身がある程度落ち着いたあたりでようやく一日の行動を開始する。本日は昨日に続き先ずはUDONツアーに出かける。

お世話になった道の駅みろくを後にし、快晴の下を快調に走る。

みろくから20分ほどで着いた先は、「うどん本陣山田屋」さんだ。

北海道発の人気番組「水曜どうでしょう」の人気企画である四国八十八箇所シリーズで度々登場する店である。千歳行きの飛行機の時間が迫っているのにここのざるぶっかけを食いたいと藤村Dが力説するのを観ていつか来たいと思っていた。想像以上に立派な門構えに少し圧倒されつつも店内へと入った。HPによると「1日に四千人が行列を作る」と書かれていたのでかなりびびっていたのだが、11時前の段階ではガラガラだった。

期待に胸を膨らませながら、どうでしょう班イチオシのざるぶっかけと肉うどんを頼んだ。

ざるぶっかけ

肉うどん

運ばれてきた麺はツヤッツヤでこれはかなり期待出来そうだった。これまた角材のようなエッジが立っていて、ひとくちすすっただけであまりのコシの強さに唸った。これは美味い。うどんというよりはチクワブか、いや、これはもう冷麺に近い弾力かもしれない。肉うどんの方はというと、肉は高級な牛丼やすき焼きのような甘辛の絶品で白ごはんが欲しくなるほどだった。いやー、美味かった。藤村Dが異常にこだわる理由がよくわかった。

帰り際にふと外席を見るとカートに乗ったワンコを連れたお客さんが二組も居た。店員さんに聞いてみると、外であればカートに乗せなくても連れて来てもいいと言われた。ありゃ、クルマで待たせたエルブレに悪いことをしたな。次回は是非とも連れてこよう。

次なる目標を目指し国道11号を高松中心部へと走った。平日の地方都市なのでコインパーキングなんていくらでも空いてるとタカをくくっていたら甘く、満車だったり異常に狭かったりで苦労した。何とかいい場所をみつけ、いざと行かんと向かった先は、

うどんさか枝」さんだ。

「県庁職員の胃袋」という異名を持つらしく、さきほどの山田屋さんに比べるとぐっと庶民的な店構えであった。中に入ると、県庁職員っぽいホワイトカラーやブルーカラー、さらには我々のようなモロによそ者の観光客一家が入り組んでごちゃまぜになってひたすらうどんをすすっていた。

何を食おうか迷ったが、王道のかけうどんとカマタマーレを選択した。

かけ小+イカ天&かき揚げ

釜玉+ちくわ天

山田屋よりも麺が細目で温にしたためコシは落ちるがこれはこれで絶妙に美味い。紅ショウガのかき揚げもまた絶品だった。特筆すべきはちくわのソリッド感だ。ブリっと歯ごたえがあって癖になる美味さだった。

気持ち的には三軒目にチャレンジしたいところだったが年寄りの腹にはここらで止めといた方が良さそうなので、クルマ留守番ばかりさせてヘソが曲がりつつあるエルのために散歩スポットを目指して高松中心部を後にした。

高松から坂出に入り、やがて瀬戸大橋が見えてくると目的地はもうすぐそこだ。

着いたのは「道の駅瀬戸大橋記念公園」である。

快晴の空の下の瀬戸大橋は絶景だった。今回初めて知ったのだが、うちの奥さんは橋マニアだった。どうりで明石海峡大橋や鳴門大橋を通過している時もやたらと嬉々として写真を撮っていると思った。長年連れ添っていてもまだ知らないことがあるもんだ。

エルの機嫌もすっかりと良くなったが、ブレアは電車が橋を通過する時の轟音にちょっとびびって落ち着かなかった。

散歩も終えたところで今夜のねぐらへと向かった。

今夜ご厄介になるのは「道の駅恋人の聖地うたづ臨海公園」だ。

こっ恥ずかしくなる名前のこの駅は、道の駅要素はこのカフェの隣に申し訳程度にある売店部分だけで、正体は海沿いの公園のようだ。

ここは金土日と休前日は22時から翌7時まで駐車場が閉鎖されるのだが、出入りが出来ないだけであって夜留まって車中泊すること自体はOKだとネットでは紹介されていた。逆に夜中に変な輩が入ってこないので好都合とも。我が家にとっても願っても無いことなので今夜はここに決めた。

若干傾斜があったのでレベラーで補正して本日の移動を終了し、今宵の夕食場の偵察も兼ねて近所へ散歩に出た。

歩いてすぐのところにピンク色の桜が鮮やかに咲き誇る広場があったので行ってみた。

その名もずばり「桜の広場」という広場で、修学旅行と思しき高校生がたくさん花見をしていた。

駐車場へ戻ってしばらくすると日が暮れてきた。

今日も一日お疲れさん、と一杯ひっかけてから夕食に繰り出した。

やって来たのは駐車場から歩いてすぐのところにある「回遊」さんだ。ほぼ開店と同時に行ったにも関わらず店の前の駐車場にはクルマがたくさん停まっており、ガラっと入ると奥の座敷の方から「ゲラゲラゲラ!!」と超大音量の笑い声が聞こえてきた。「ご予約してますか?」といきなり聞かれ、うわもう一杯なのか?とびびったが何とか一席確保出来た。これはけっこうな人気店のようだ。

既に一杯ひっかけてるのでハイボールを頼むとお通しが出てきた。たいして食いたくないのに三種も、、と思いつつ箸をつけるとどれも美味いのだ。こりゃ期待できるかもと思いつつ外すと嫌なので少な目に料理を注文した。

枝豆

枝豆は端をカットしていて、塩味が上品で美味かった。

本日のお造り

刺身は何が入るのか店員の兄ちゃんに聞いても最後までまともな答えが返って来ず、大丈夫かいな?と思いきやどれも新鮮で美味かった。

合わせる酒は地元香川の金陵の本醸造生貯蔵酒だ。やはり地元の魚には地元の酒だ。

カキと揚げ出し豆腐

カキと揚げ出し豆腐の料理も頼んだ。ダシが利いていて実に美味かった。どの料理も非常に丁寧に作られていて実に美味い店だった。

気分よく酔っぱらいながらコンパスへ戻り、WBC日韓戦を観ながらいつものように寝落ちした。

観戦を途中で切り上げさあそろそろ寝ようかという頃にふと気づくと隣に軽が一台停まって、やがてアイドリングをおっぱじめながら若い男が車内で寝っころびながらスマホをいじくってた。他にも空いてるのに何でわざわざ隣に、、と思ったが地元ナンバーなのでいずれ居なくなるだろう。だが駐車場が閉鎖される22時を過ぎても動く気配が無い。なんだよこいつ泊まんのかよ、と思っていたらおもむろに発車した。窓の隙間から見ていたら、駐車場内をウロウロしていた。どうやら22時に閉鎖されるのを知らなかったようだ。確か若葉マークも付いてたしな。でもじゃあまた戻ってくんのかなと思って見ていたら、その軽が表の通りに出て走り去って行った。???。駐車場閉鎖されてんじゃなかったのか??

モヤモヤしながらもまあ静かになったのでいいかとポップアップに上り、静かに眠りについた宇多津の夜であった。

本日の走行距離:59㎞

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