2024 真冬の放浪旅 第六日 浜名湖の絶品ランチに舌鼓を打ち、いよいよ戦国激アツエリアへ突入する

2月4日(日)

ぷらっとパーク浜名湖」の朝が来た。

予報通り昨夜は雨が降った。そのおかげか、サタデーナイトに浮かれた連中が現れなかったようで静かな夜だった。

今朝はEXPASAのファミマで買って来た肉まんを頂いた。

それにしてもここはなんと素晴らしいロケーションだろう。

コンパスのサイドウィンドウから望む景色がこれだもの。ここはいずれまた訪れることになるだろう。

明日の名古屋周辺の最新の予報は、午前から雨が降り始め、15時から21時くらいにザーザー降りという犬連れには過酷極まりない感じだ。名古屋の周辺も隈なく調べたが、この雨からは逃げられないようだ。悩ましいが、苦肉の策として明日はどこかに宿を取ることにした。犬も泊まれるところを色々と探しているうちに昼近くになってしまったが、結局先代犬と何度か泊まったことのある日本が誇るモーテルチェーンの「旅籠屋」に落ち着いた。

遅くなったが、出発前に公園を散歩した。

右手に何か見える。

なんとゴジラの足跡だそうだ。昨年公開映画の劇中で、浜名湖からここに上陸したということだろうか。

一晩お世話になったぷらっとパーク浜名湖を後にし、西へと向かう。

すっかり昼時になったので、犬も入れてくれる店がすぐ近くにあるというので行ってみた。

プレール」さんだ。

日曜ということもあってテーブルが空くまで30分ほどガーデンで待った。

こちら、レストランは2階にあり、1階は雑貨屋さんである。外のテーブルはカレーなら食えるが、こちらのメインの牛カツはダメという制約がある。

ようやく順番がまわってきて2階の店内へと通された。こちらのメニューは牛カツとカレーのみというシンプルさだ。最初は正直「微妙・・」と思ったが、他に選択肢も無かったのでオーダーしてしばし待つ。

特上・牛カツ御膳

サラダ

食ってみると、微妙どころか「大正解」だった。お手頃な上・牛カツが品切れとのことで特上・牛カツにしたのだが、柔らかくてジューシィーで最高に美味い。味噌汁も絶品で、しかもご飯大盛り無料ときた。

プレールカレー

また、たまげたのはこのカレーだ。カレーってのは結局家で作るのが一番美味い、という結論にいつも帰り、外で食うカレーは具も無く大体画一的で、スキー場のゲレ食に毛の生えた程度、というのが自分なりのこれまでの意見だった。だが、ここのカレーは違った。業務用ルーの香りは皆無で、手作り感がハンパない。挽肉がキーマっぽくて美味く、コクもしっかりあって実に美味かった。贅沢を言えば、もうちょい辛いと最高だ。愛用のチリパウダーをぱらぱら振りかけたかった。

プレール」さん、いいお店でした。機会があれば今度はしっかりと予約して訪れたい。

美味い昼飯を頂いた後は、浜名湖を後にして西を目指してひたすら走る。国道362号からまた1号に入り、豊川市を通過して岡崎へ入ると路肩の横断幕が目に入った。

ロッテのドラ1君はここいらの出身のようだ。ガンバレ。

信号待ちで前方をぼんやり眺めていると、衝撃的なシーンを目撃した。

軽トラの荷台に何か動く茶色いモノが。

柴かドMIXかわからないが、和犬が荷台に乗っていたのだ。一応落下防止なのか、紐2本で固定されていた。トラックに乗せてどこに連れて行くのかなど目的がよくわからないが、けっこうなスピードで走り去って行った。寒いのか、はたまた乗り心地が悪いからか、たまにジタバタと暴れるような素振りをしていた。

やがて岡崎といえばやはりここだろと訪れたのは、

岡崎城」だ。

岡崎公園の駐車場にコンパスを停めて、いざお城へ。

ここいらまで来ると、ついに戦国時代の中心エリアに足を踏み入れたという感があってテンションが上がる。

昨年の大河ドラマに合わせて色々と新しく造ったのだろうと思うが、やたらと商売っ気のある建物や施設が多い。ちょっと興醒めだ。

雑誌「歴史人」でたまにやる「戦国最強武将ランキング」的な企画で常に上位に入る本多忠勝がトレードマークの愛槍「蜻蛉切」を持って睨みを効かせていた。生涯で57回も戦に出て散々大暴れした天下無双の猛将だが、かすり傷一つ負わなかったというとんでもないお方だ。

お、竹千代君がちょこんと座っている。

その横には家康公が座っている。

竹千代には全く目もくれないのに家康公にはやたらと話しかけていたエルだった。犬の本能でここの群れのボスを検知して媚びを売っているのだろうか。

岡崎城観光散歩を終え、夕陽を眺めながらさらに西へと向かった。

大都市あるあるで名古屋の辺りには適当な道の駅が見当たらず、風呂にも入りたいので選んだ停泊地は、

ひょいとひとつだけ手前のICから伊勢湾岸道に乗ってすぐ右手に煌めく観覧車の見えてくる刈谷ハイウェイオアシスに決めた。

静かな方はハイウェイオアシス側と事前にクチコミで見ていたにも関わらず、適当な場所を探しながらウロウロしているうちにもはや後戻り出来ない状態になり、

結局大型トラックアイドリング隊のオーケストラをバックに従えた刈谷パーキングエリア側に陣取ることになってしまった。まだ18時前だというのに既にかなりの音量だ。オアシスの駐車場の造りだと、停める場所を一発でツモるか、はたまた周りを気にせず逆走してでも戻るかしないといけないということを学んだ。ただ後で知ったが、ハイウェイオアシス側ご自慢のデラックストイレは、22~6時は閉まっているらしく、私のようなトイレの近いジジイはパーキングエリア側の方で正解だそうだ。

ま、とりあえず風呂に行こう。

併設の温泉「かきつばた」は何やらものものしい姿で改装工事中とのことで、100円引きの800円で入れた。日曜の夕方ということでさぞ混んでいるかと思ったが、まさにその通りだった。まるで「テルマエ・ロマエ」の古代の浴場のように浴槽が人で溢れかえっていた。いやー、あずましくなかった。やはり土日に人が集まるようなメジャースポットには来るもんじゃねーなと、再認識した。

とりあえずはサッパリしたところで今宵のツマミを調達に行ったが、ロクなものは買えなかった。つまるところここはサービスエリアなので、まだ仕事中の人々の腹を満たす飯物がほとんどとなるので致しかたない。

パーキングエリア側の「風来坊」の元祖手羽先唐揚と、オアシス側の「たこやきクウ」のたこやきというしょぼめのメニューと相成った。

元祖手羽先唐揚は先ず箱に入っている状態で既に強烈に臭く、味も超濃い目だった。ビールやハイボールのためだけに生まれてきたようなメニューだ。決して不味くはないが、カラダにわるそーな食い物だな。タコ焼きは、まあ普通に美味かった。

夜が更けていくにつれ、アイドリングオーケストラのメンバーがさらに増え続け、音量は増すばかり。今宵は耳栓をして寝ることにしよう。

本日の走行距離:69km

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