5月13日(火)
「道の駅保田小学校」の朝が来た。

蛙の大合唱を聞きながら久々に屋根裏で伸び伸びと眠れた。

人気の道の駅だが、停まっているクルマはさほど多くはなかった。


朝食は昨日閉店間際のここの売店で買ったパンに、


無印良品のミネストローネを併せて頂く。

無印良品というところはカレーはもちろんのこと、こういう食品の質が非常に高くてよろしい。パンも中々美味かった。

出発前にもう一度ぐるっと校内を散歩だ。

今日もいい天気になりそうだ。



ご機嫌も体調もよろしいようで何よりだ。
お世話になった保田小学校を出発して南下する。

南下するにつれ、南国ムードが高まっていく。

南房総エリアに来るのはかなり久々だ。先代犬と一度来て以来だから、おそらく20年ぶりくらいだろうか。

南房総といえばこの圧迫感のある狭いトンネルだな。
本日最初の散歩コースへと向かうが、最後はかなりの上り&ワインディングでまたまたブレアを苦しめる。

それでも何とかこらえて無事到着出来た先は、

「大房岬自然公園」だ。「だいぼう」って雰囲気だけで今まで読んでいたが、正しくは「たいぶさ」なのね。

それではいざ、散歩へ。

スタートからいきなり、けっこうな上りが待っていた。

右手には内房ブルーが見え、上空はトンビが気持ちよさげに飛んでいた。

ワイルドな遊歩道をずんずん進む。

ここは黒船がやって来た時から先の大戦まで軍の施設だったようで、その名残があちらこちらにあった。

首都防衛の要衝だったのだろう。

今時のグランピングやオートキャンプとはかけ離れた野営感満点なキャンプ場もあった。


広大な公園なので全部周ろうとすれば時間がいくらあっても足りなそうなので、エルさんには適当なところでご納得頂いて本日の散歩パート1を終了した。
公園を後にして館山市街へ入り、ウォッシャー液補充無料&タイヤ空気圧チェックというやたらとサービスの良いGSで給油した後でランチへと向かった。

やって来たのは奥さんご希望の「南房総やまと寿司」さんの館山店だ。
いきなりお好みで食い始めると高くつくので、先ずはお得な平日ランチメニューからそれぞれチョイスした。
先ずスイーっとコンベアーで運ばれてきたのは、意外にも丼だった。「あれ?タッチパネル操作を間違って海鮮丼か何か頼んじまったかな?」と思いきや、

セットのアオサの味噌汁だった。丼のあまりのデカさにちょっと驚いたが味は良かった。

やがてお待ちかねのランチ寿司がスイーっと運ばれてきた。さっそくパクついたが、味はというと、、、、悪くは無いのだが、、、土地柄を考えるともうちょっと感動させて欲しかったな。


よせばいいのにさらに3皿追加してしまったが、どれもそんなでもなかった。うーーん、次は無いかな。

ランチ中に留守番させたので、お次はお待ちかねの散歩パート2だ。

駐車場にコンパスを停め、

またまた斜面をずんずんと上っていく。

やがて見えてきたのは、

「館山城」だ。


ここ、城山公園は、

館山の街と海が一望出来る。


散歩パート2を終えてクタクタになった後は、またまたちょいと留守番をしてもらわにゃイカンのよ。

海沿いの快適な鏡ケ浦通りを走ってやって来たのは、

「館山シーサイドホテル」さんだ。こちらでは立ち寄り湯もやられているとのことなので、ひとっ風呂頂きに来た次第だ。ひとり1,000円とちと高めだが白タオルを一本くれ、眺望も素晴らしかった。お湯はちょっとしょっぱい系で、この日はガラガラで最高だった。またさすがはホテルだけあって備え付けのシャンプー類の質が良く、香り良し泡立ち良しだった。

さっぱりした後は海沿いを南下し、今宵の停泊地へと向かう。

今宵お世話になるのは、昨年OPENしたばかりの「道の駅館山グリーンファーム」だ。

ブレアは今日もノーゲロで凌ぐことが出来た。素晴らしいぞ。
さすがにピッカピカの駅で、ドッグランもあるのでちょっと冷やかしに行ってみようか。

トラブル防止のため中には入らずに柵の外から覗いてみると、まだパピーのボーダーコリーちゃんが大はしゃぎしながら寄って来た。

こういう時ブレアはあまりうるさい事は言わないが、上下関係に厳しいエルはいちいち目くじらをたてて怒りがちだ。

明日、誰も居なかったら中に入ってみようか。
さて今宵のメニューだが、道中あまり調達出来なかった。

午前中に立ち寄った「道の駅富楽里とみやま」のキャベツメンチとクリームコロッケに、

竹の子ごはんのみ。ここから歩いて行けるところにスーパーもあるのだが、特にめぼしいものが買えなかった。
こうなりゃ奥の手、

コンパスの食品庫にストックしてあったおでんを頂くことにする。


温めずに冷やしおでんとして頂いたが、正解だった。

明日の朝はこの残り汁で雑炊にしよう。
今宵も静かそうなので昨日に引き続き屋根裏で蛙の声を聞きながら寝よう。
ひとつ気がかりなのは、暗くなってからやって来た一人のライダーが、大胆にも駅舎の前にテントを張ったことだ。おそらく明朝、他が起きる前に撤収して風のように去って行くだろうから、すぐ近くに停めてあるバイクのエンジン音で起こされることになりそうだなあ。
本日の走行距離:40km
