2024 初夏の北海道旅 第二十四日 もうキャンプなんて行かない(泣)

6月13日(木)

道の駅だて歴史の杜」の朝が来た。

とんでもなく静かな夜だった。ここ最高。

そういえばブレアのビチは無事に一日で止まった。良かった良かった。

公園はキレイで広く、どこを歩こうか迷うほどだ。

こんな素敵な場所に犬が入れるなんて素晴らしい。

今朝はセコマのオニギリにしじみわかめスープを頂いた。安定の美味さ。

昨夜、帰りのフェリーを予約した。明後日だが、昼の便が取れず17:30の出航となった。青森に着くのが21:10と、普段ならもう寝ようかという時刻だ。

フェリーが明後日の夕方なので今日はあまり走らずに、長万部あたりでのんびりしたい。だがその辺りはちょうど道の駅空白ゾーンで、あぷたから森まで何も無い。調べてみると今金町に良さそうなRVパークがあり電話してみると取れたので、今日は長万部でかにめしでも買って早めに温泉に浸かってから一杯やろう。

そうと決まれば焦ることもないので、もう一度このパラダイスなだて歴史の杜を散歩させて頂こうか。

亘理伊達家の迎賓館が出てきた。なんと明治25年建築。すごい貫禄だった。

この伊達市を拓いた亘理伊達家の初代当主、伊達成実公の兜の巨大レプリカが飾ってあった。猛将らしく絶対に後退しない毛虫を前立てにしているのが、カッコいい。

だて歴史の杜を満喫した後は、伊達の町で洗濯をし、

伊達を代表する?スーパーの「ウロコ」さんでちょっと買い物をし、

ベーカリー陽」さんでパンを買い、

KOGANETON’S DELI」でオカズを買って伊達を後にした。

国道37号を北上し、やって来たのは、

道の駅あぷた」だ。

北海道ももうすぐ出るので、ここいらで締めにウニを食っておこうという次第だ。

最初は前回同様、テイクアウトにして駅の上のベンチで虻田漁港を望みながら食おうと思ったが、ちと暑すぎるので止め、

さらに上の方を散歩した。

少し歩いてご機嫌を取った後は、再び道の駅へと戻る。

エルブレにはクルマで留守番してもらい、いざ食堂へ!奥さんは名物うに丼を、私は平日限定のほたてチャーハンを頼んで席に座る。

先ず、うに丼が運ばれてきた。

豪快にオンザライス方式を選択した奥さん。さあ食え食え!

今日のウニは登別産だった。

美味そうに頬張る奥さんからちょろっとつまみつつチャーハンが出てくるのを待つが、待てど暮らせど一向に出てこない。食うのが遅い奥さんだが、ついには食い終わってしまった。

注文入ってねーのかな?と思っていたところに、3時のヒロインのかなでちゃん的な店員さんが大汗をかきながら「遅くなりました!」とやっと持ってきた。

やっと来たかと食い始めたら、、、なんかオカシイ。

ほたてチャーハンっていうけど、、、、どこがほたて部分なの??単なる賄いメシじゃないの?これって。。

と、思ったと同時に後ろの席からも「・・これ、ほたて入ってねーじゃん!!」という声が上がった。

「やっぱそうですよね」と振り返ると、松井一郎前大阪市長的な強面のお父さんが怒り狂っている。

またしても大汗をかきながら戻って来たかなでちゃんが「すいません!!作りなおします!!」と言うが、既に心は折れていたのでキャンセルして払い戻してもらった。それにしても、メインの具材であるほたてを入れてないのを最後まで気づかないって、どうした?シェフ。。

とりあえず気を取り直して、噴火湾沿いを豊浦方面へと進む。腹は当然満たされてはいないが、ウニ丼をちょろっとつまんだりほたてレスチャーハンを二口くらい食ったので、幸いにも空腹では無かった。早くRVパークにチェックインして早めに晩酌を始めたい。

長万部のご存知「かにめし本舗かなや」さんでかにめしを買い、今宵のメニューが完成した。

あとはRVパークを目指すのみ。国縫で国道230号へ右折し、ぐいぐいと進む。途中、最初何か黒いモノがやたらと道に落ちてんなと思ったら、なんと毛虫が横断中だった。今年はホントに多いようだ。

やがて到着したのが、

RVパークもやってる「クアプラザピリカ」さんだ。

スキー場やキャンプ場もある一大リゾートらしい。今宵はここでのんびりとさせて頂こう。

RVパークは通りを挟んでスキー場側と駐車場側に分かれていて、スキー場側の方がトイレに近いせいかちょっとお高い。高いといってもその差は500円だし、くるま旅クラブの500円引クーポンもあるので迷わずスキー場側にした。

電源BOXのカギを受け取って区画へ行ってみると、他のクルマはまだ居なかった。

トイレのあるレストハウスも近くていいじゃん。

自分の区画に停め、外部電源を繋ぎ、さあ寛ぐべか!となった途端、またしても悪夢が始まった。

来た時から感じてはいたが、この辺りはものすごい湿気だった。そして停めてドアをフルオープンにした途端、網戸に羽虫がたかって来たのだ。しかもけっこうな数が。

そうなるともうエルはパニックだ。ガクガクブルブル震え、ハァハァ。。。

ブルブルブル・・・・

もう、、、泊まれんだろ、これ。。明るいうちからこれじゃあ、夜どうなっちゃうの。車内灯めがけて襲ってくるに決まってるだろ。

もうチェックインしちゃってるけど、ダメ元でフロントで「・・・申し訳ないんですけど、犬が虫怖がっちゃって、、、今からキャンセル出来ないですよね・・・?」とバカ丸出しで恥を忍んで上目遣いで聞いてみた。「・・・しょうがねえなあ・・」という顔で上役に電話をしてくれたお兄さんだったが、電話を切ると無言の笑顔で2000円とクーポン券を返してくれた。

「あ、ありがとうございます!!」と泣きながらお礼を述べ、せっかくなのでHoのクーポン対象でもある温泉だけ入らせて頂き、1泊するはずだったが1時間ちょっとで後にした。

元々は明日泊まろうと思っていた場所を目指し、再び噴火湾沿いを進む。予定ではすでに風呂に入ってビールでも飲んでいる時間に運転するというのはなかなかに辛いものがある。噴火湾を見ながら、今回の旅で一気に噴出したエルの虫問題について考える。「虫がキライだからキャンプ場なんてムリーーー」ってな感じになっちまったなー。。元野犬が。。都心のOLか。とりあえず今後は、冬場くらいしかキャンプ場なんて行けねーな、こりゃ。

やがて彼方に駒ヶ岳が見えてきて、ようやく本日の最終目的地へと到着した。

道の駅つど~る・プラザ・さわら」だ。

目の前を国道278号が走っているが交通量はそうでもなく、駅も閑散としていていかにも穴場といった感じが良い。

さあ、昼もロクすっぽ食ってないので早速夕餉にしよう。今宵は長万部のかにめしに、

伊達の「KOGANETON’S DELI」のトンカツ3部位(みすじ、ヒレ、うで)と、

スーパー「ウロコ」さんで調達したホタテ刺しとメンチカツだ。

かにめしは久々に食ったがこんなに茶色かったっけ?でも相変わらず優しい美味さだ。ホタテ刺しは甘くて大当たり。さすがは噴火湾産だ。トンカツ3種盛は肉が柔らかくて味も良く、メンチも肉々しくて美味かった。

夜の散歩でエルは何か拾い食いして奥さんにこっぴどく叱られた。モヤシっ子のくせに、腹でも壊したらどーすんだ!と。

本日の走行距離:157km

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