11月19日(水)
「道の駅あそ望の郷くぎの」の朝が来た。

FFヒーターを弱めにつけて寝たらちょっと暑いくらいだった。「付けてよかったキャンピングカーの装備No.1」に選ばれるだけあって、やはりFFは必須アイテムだとあらためて思う。

今朝の気温は2.4℃とキンキンに冷えていた。
ドッグランには二つ共に早くも先客が来ていた。

秋田犬のはなちゃん(3歳)は元気一杯で、マッパで走り回っていた。

もう片方のランでは、もおちゃん(2歳)がこれまたマッパで毛艶ビカビカで元気一杯だった。エルブレと同じ保護犬で、エルと同じくなかなか飼い主にも懐かないとお姉さんが軽くぼやいていた。うんうん。その子の性格にもよるが、エルレベルの頑固ちゃんだと8年はかかりますよー。
ご挨拶にとどめ、広い場内を散歩する。


枯れたコキアをご自由に持って帰っていいらしいが、何に使うのだろう?やはり箒でも自作するのだろうか。

ブレアは胃液リバースに軟便と二度の危機を乗り越えた後は、前にも増して元気一杯になった。エルもたまに機嫌が悪くなるだけで、体調はすこぶる良好で助かる。
ぷらぷらしている間に、もおちゃんが帰ったようなので、

ランに入らせて頂いた。
軽くひとっ走りしただけで満足なエルブレであった。

帰りがけのはなちゃんとフェンス越しにちょっとお話させて頂いた。

うちが東京から来たと言うと、なんとお父さんも3年前に練馬からこの辺りに移住され、トルコキキョウの花農家を営んでおられるとのこと。南阿蘇は水が美味く夏も涼しいとか。年々脅威が高まる熊も九州には居ないらしいし、ちょっと魅かれるな。移住者の多い一画があるらしいがその反面、閉業する温泉も少なくないとも。
さて今朝のメニューは、

昨日「道の駅阿蘇」で買ったパンに、

ここの駅で自由に汲める湧き水を沸かしたお湯で溶いたインスタントスープだ。

この「パン工房豆の木」さんは県外にもファンが居るほどの名店らしく、確かに美味いパンだった。
食後はコーヒーを啜りながら気温が上がって来るのを待ち、

寒くなくなったところで雄大な阿蘇の山々にわかれを告げ、南阿蘇を後にした。

本日は先ず昨日走った阿蘇駅方面へと向かい、

アイスクリームスタンドの「miumilk」さんへとやって来た。

昨日この先の道の駅阿蘇であまりの寒さに食えなかったソフトクリームをここでリベンジしようって魂胆なのだ。
奥さんが買いに行っているのを車内で待っていると、

普通のでいいのになんかすげーの買って来たな、おい。

季節限定で栗だの芋だののがあると選ばずにはいられない奥さんなのであった。
甘いもんを食った後はこれにて阿蘇を終了し、大津方面へと向かう。

北側復旧道路なる無料の自動車道路があったので、迷わず乗る。

大津ICまで快調に走り、ちょっと道の駅を冷やかした後で散歩レクのために向かったのが、

「大津町運動公園」だ。
また運動公園(怒)!?というエルの声が聞こえてきたが、まあ許せと。ここは我らがコンサドーレが毎年2~3月にキャンプをしている場所でいっぺん来てみたかったんよ。
さあのんびりと散歩しようじゃないのと思ったが、なんか散歩客の姿がどこにも無く、犬も一匹も居ない。念のため先に一人で下りて確認しに行くと、、

ん??

うそーーーん。。
腹が立つがしゃーない。ひとり代表してちゃちゃっと見学させてもらおう。

こじんまりとしたサッカースタジアムだが、いい雰囲気で練習にも身が入りそうだ。

いつか車中泊しながらキャンプレポートでもしたいものだ。

あれ?でも来年から秋春制になるから、もうここでのキャンプは無くなるのかな?
この埋め合わせは後でするよとエルをなだめすかし、先ずその前に昼飯にとやって来たのは、

屋根にでかい龍の頭がどーんと乗っかってる「火の国文龍 総本店」さんだ。

人気店のようで前に10人ほどが並んでいた。

20分ほど待った後で食券を買い、その後20分ほどでやっと席に座れた。お初なので何にするか迷ったが、こってりとあっさりをひとつずつ頼んでみた。


こってりは濃厚でまるでポタージュのようで美味い。美味いが、カラダに悪そうな悪魔的ラーメンだ。高脂血症、高血圧の人は主治医には決して言えない食い物だろう。
あっさりはもやしも入っているせいかかなり優しく感じた。そりゃこっちの方がまだカラダには良いのだろうが、どーせ食うならこってりの方だなという気はする。

さてお次は散々待たせたエルブレの番だ。30分ほど走った先に散歩に良さそうな公園があるようなので行ってみる。

それがこちら、「水前寺江津湖公園」だ。
マップを見るとなかなかに広大な公園らしく、

とても全てまわれそうにないので、5つあるエリアの中から上江津地区を散歩することにした。

犬NGでは無いことを確認し、

いざレクへ出発だ。
最初に目に飛び込んできたのはこちらのカフェだが、

何気なく店を見ていて、ある一点に釘付けになった。

え?Since 1881???
1881年って明治14年なんですけど。。1981の間違いじゃなく?

ヨーロッパの古い街並みのカフェにも負けない由緒正しいカフェの脇の橋を渡り、

いざその先へ。


なかなか素晴らしい公園じゃないか。


ウェディングフォトを撮影している一団も居た。末永くお幸せに。


大津で歩けなかった鬱憤を晴らすかのように楽しく貪欲に散歩を楽しむエルなのであった。





琵琶湖のように、バスやブルーギルなどの外来魚を積極的に釣って駆除してくれとの看板があり、

腕自慢?の親爺さんたちが頑張っていたが、どなたの竿もピクリともしていなかった。

たっぷりと散歩を楽しんだ後は、そろそろ本日の宿場方面へと向かおう。

熊本から宇土市へと進み、

やがて右手には有明海の干潟が見えてきた。
さらに少し行った右手に海浜公園が現れたので、寄ってみる。

干潟の先には雲仙の山が見えた

さあここまで来たら宿場はもうすぐそこだ。

今宵ご厄介になるのはこちらの「道の駅宇土マリーナ」だ。

ここの道の駅のWebを見ると施設の営業時間は18時までとなっている。その中の食堂自体には何時から何時までという情報は無く、施設と同じ18時までやってんだろと高を括って、今宵は早めに着いてそこで食おうと思っていた。だが施設内に入ってみて愕然とした。食堂はランチ営業のみだったからだ。
やられたーー。ここで食えると思ったので道中何も買い物してないよ。やっぱこういう怪しいところは思い込まずに電話で確認しないと。。。過去に立ち寄り湯などでも何度も失敗してるのに、我ながら学習能力が無い。。
しゃーない、今宵は食品庫の中から引っ張り出した、

おでんを頂こう。


日本相撲協会監修のちゃんこ鍋おでんは意外とあっさりしていてなかなかイケた。椎茸が入っているのも変わっていて面白い。

おでんに合わせて高知で買っておいた「酔鯨」も開けちゃおう。

この本醸造、口当たりはキリリとしているが後味がガツンと来る酒だ。いかにも男の酒、といった感じで女子向きではないかな。

余ったおでんの汁にはパックご飯を入れて、明日の朝におじやで頂こう。
目の前の国道57号はそこそこ交通量がありそうだが、閉め切って寝れば静かそうだ。
本日の走行距離:91km

