10月4日(水)
那須高原SA(下り)の朝が来た。
昨日チェックした予報ではここいらは朝から曇り時々雨程度だった。だが夜中からけっこう降りだし、起きてみると本格的な雨の朝だった。こんな天気とわかっていたらもうちょっと先で停泊したのだが。
雨雲レーダーによるともうじき10~15分程度止むらしいので、信じて待っていると確かに止んだ。
カッパを着せてエイヤと散歩に出て、一気にトイレを済ませてもらった。
この先の天気予報を見ると、二日と好天が続かない不安定な見通しのようだ。何とか雨雲の隙を突いて少しでも降りの弱い地域を狙って移動するしかない。
昨夜閉店間際に110円(カレーパンは220円)で投げ売りしていたのに迷わず飛びついたパンが朝食だった。美味しゅうございました。
朝の散歩時だけ奇跡的に雨が上がったが、それ以外はパラパラと雨が降り続けていた。
お世話になった那須高原SA(下り)を雨の中出発した。今日はブレアにとって鬼門である「二日目」である。それに加え、大嫌いなワイパーという敵も居るという試練の日になりそうだ。ちなみにエルはワイパーは全く気にもしない。小さいビニール袋がヒラヒラするだけで大慌てで逃げようとするくせに。
すぐに白河で東北道から下り、国道4号で福島県をのんびりと北上していく。
しばらく走って気づいたが、福島県のドライバーさんたちはヤケにジェントリーな運転をする。うちの近所には山ほど居る頭の悪そうなアオラーが後方に一切迫ってこないのだ。実に素晴らしい。県民性なのだろうか。
ひょっとして交通事故が最も少ない県なのか?と調べてみると、昨年は30位のようだ。ちなみに東京だけで全体の1割を占める。まあ交通量が違うと言えばそれまでだが、そもそもドライバーの質が全然違うように感じた。
さて今日の昼飯はどうしよう、とグーグルマップ上を彷徨っていると一軒気になる店を郡山市内に見つけたので行ってみることにした。
バナナマン日村も「せっかくグルメ」で訪ねたという、「おむすび一路」だ。
ここで実にショッキングなことが起きた。
店の駐車場に着く直前まで座布団の上でスヤスヤ寝ていたはずのブレアさん、やおらムクっと起きあがったと思いきや口角がクイっと上がった。そして間髪入れずにリバースだ。うーーん、やはり二日目の鬼門は健在だった。なんというしつこさ。
吐いた後に奥さんがオニギリを買ってくるのを駐車場で待っている間に、まさかの二度目のリバース。その後は何事も無かったかのように、オヤツをポリポリ食ったブレアであった。まったく辛そうではなく、単なるルーティンのように吐く。二日目はどうしても吐かずにいられないらしい。
店の方は平日とはいえけっこう並んでいて、こりゃ期待せずにはいられない。
オニギリを4つと鶏唐&卵焼きを買い、すぐ近くにある開成山公園に散歩&ランチのため行ってみた。
まだ暖かいオニギリにすぐにでもかぶりつきたいところだが、先ずはエルのご機嫌取りのためポツポツ小雨が降る中で公園散歩に出た。
こちらの公園は無料の駐車場があるが、巨人戦も開催する野球のスタジアムや、
立派そうなプールや、
これまた立派な陸上競技場や、
素晴らしい弓道場まであるという総合スポーツ公園だった。
外野席側から覗いた球場は、実に美しかった。この後で雨がパラパラ強めに降って来たのでコンパスに引き上げたが、さらに奥の西側へ行くと広場などがあったようだ。
エルをそれなりに満足させた後は、お待ちかねのランチタイムだ。オニギリはどれも美味かった。ただ、淡路島で出会った「おむすびみやび」さんのにはちょっと及ばないかな。鶏唐もカリっと香ばしく美味かったが、卵焼きはちょっと我が家には甘かった。ただ味は悪くないので最後に食えばデザートワインならぬ、デザート惣菜という感じで良いかもしれない。
食後はすぐ近くの「極楽湯 福島郡山店」へひとっ風呂浴びに立ち寄った。
ここを選んだのは、LINEの初回登録で何とひとり260円で入れるからだ。これはいまのところ我が家史上最安だ。中はそんな大したことはないしかなり混んでいたが値段を考えると大満足だった。
風呂の後はやっと雨が止んだ中をひたすら北上し、今宵の停泊地の「道の駅ふくしま」に到着した。ここは2021年にOPENしたまだピカピカの新しい駅だ。
裏手にはドッグランや芝生広場があって犬にも優しい施設となっている。
物販の閉店間際に慌てて買いこんだ惣菜が今宵のディナーメニューだ。
味は濃いめだったがどれもなかなかだった。特にピクルスは新鮮で良かった。
こちらの駅のトイレに行くと、夏の甲子園のテーマ曲である「栄冠は君に輝く」がBGMとして流れている。そうか、作曲された偉大な古関裕而先生はここ福島のご出身か。
今宵も小雨がパラつくという予報のため、中寝だ。なかなかポップアップで寝られない。
本日の走行距離:110km