2025 初夏の北陸旅 四日目 日本一のスタバと富山湾の宝石と憧れの砂浜を味わう欲張りな日

5月29日(木)

道の駅ウェーブパークなめりかわ」の朝が来た。

昨夜寝る頃まで駅の裏手でたむろってた連中はいつの間にか帰ったようで、静かな夜で良かった。

早朝散歩は、先ずはお隣の滑川漁港へ行ってみる。

そこから近所の住宅街を一周して終えた。

キレイな公園ももちろん好きだが、こういう何の変哲もない知らない町を歩くのも好きなエルなのだ。

今朝は家から持ってきた豆腐に納豆をかけた大豆on大豆に、KOKOくろべの練り物の残りを併せて頂いた。

予想どおり明日から天気がイマイチになってくるようなので、今日が勝負だ。長年夢見ていたあの道を走ろうと思う。

出発前に悔いを残さぬよう、駅内を全て歩き回ろうか。

「いくよー♪」

先ずはトイレ棟の屋上の展望台からだ。

コンパスの遥か向こうに見える山々は、立山だろうか?

裏の堤防や漁港も一望出来た。

お次は駅舎の裏手の展望廊下に行ってみよう。

階段を上り、

外廊下をずんずん歩いて行くと、

足湯があったが、もう今は閉業したようだ。

さらに進むと、

橋があった。

「いってみよー♪」

橋を渡り切ったゴールにあるのは、こじんまりとしたはまなす公園だ。

駐車場へ戻り何か視線を感じるなと思いきや、なんと車中泊猫ちゃんがダッシュボードに鎮座するクルマを発見した。猫は移動を嫌うというが、この子はクルマが好きなのだろう。

さて、「道の駅ウェーブパークなめりかわ」を無事制覇したところで、滑川を出発して南へ下る。

彼方に見える立山連峰?の山々が美しい。

本日最初の目的地は、

奥さんリクエストでやって来たしろえびせんべいの「ささら屋」さんの立山本店だ。平日だというのに第一駐車場はほぼ満車という大盛況っぷりだった。勇んで店内に突入していった奥さんは、待てど暮らせど戻って来ない。

それもそのはず、今日は工場祭なる特別な日なようで、ヒマな中高年でごった返していたらしい。

今日も色々とアクティビティが詰まっているが、ここでちょっと時間を食ってしまった。

お次は富山の中心部を目指して西へと向かう。

やって来たのは「富岩運河環水公園」だ。

いざ散歩開始。

キレイな芝生と運河の公園で、確かに素晴らしいところだ。

運河のど真ん中におそらくここのシンボルの天門橋なる橋があるので渡ってみよう。

うーーん、いい眺め。

まるでロンドンのテムズ川のようだ。行ったことないけど。

お、あれが噂の、

日本一のスタバか。

こんな美しい公園が犬NGじゃないのは素晴らしいぞ、富山県よ。東京なら間違いなく締め出されている。

せっかくだから日本一のスタバとやらに寄ってみたいが、はたしてテラス席は空いているかな?ダメ元で覗いてみると、なんと座れるではないか。これまた東京にこんな映えなスタバなんかがあろうもんなら、インスタ女子で長蛇の列であろう。やはりこれからは地方の時代だな。

うちとほぼ同時にテラスの隣の席に陣取ったのは、この辺りの会社の部長さんとその部下の女子といった風のコンビだった。ランチ後のお茶に来たようで、部長さんがエルブレを「可愛い」とか「いい子だ」と気にかけてくれ、その流れで色々と雑談に付き合って頂いた。どうやら部長はここの出身ではなく赴任してきた方のようだが富山を気に入っている様子で、「ここは何食っても美味いすね」とワタシが言うと「まぁそれくらいしか取り柄ないからね」と返しつつも嬉しそうにしていた。米もこの辺じゃ全く不足していない、とのこと。冬の雪も降ることは降るが、最近は昔ほど多くないらしい。札幌と同様に、やはり温暖化しているのであろう。

最後にブレアのトシを聞いて、部長はビックリしていた。子犬だと思ったらしい。「若作りしてますんで」と言い残し、お別れした。

公園でのんびりしてエルを満足させた後でやって来たのは、

黒崎屋」さんだ。とてもスーパーには見えないオシャレな外観でまるで美容室かブーランジェリーのようだが、お惣菜が豊富だと聞いて立ち寄ってみたのだ。

平日とは思えないほどの人が居る店内に入って、唸った。

美味そうな刺身がこれでもかと並んでいる。

魚系だけではなく、肉系やご飯系もところ狭しと並んでいる。

まさに食のワンダーランド。全て買いたいくらいだが無理なので、身を切るような思いで厳選して後にした。

お次はすっかり遅くなってしまったが、昼飯を求めて富山湾を右手に眺めつつさらに西へ進む。

お目当ては、富山に来たなら一度は食ってみたいとかねてから思っていたアレだ。

やって来たのは新湊の、

きときと食堂」さんだ。

お目当ては富山湾の宝石こと、

白えび丼

白えびだ。せっかくだから生と天ぷら両方食いたいので、

ひとつは天丼にしてみた。

夢にまで見るほど食ってみたかった白えびは、、、甘い!なんだこれ?道南の恵山で食った甘えび丼も甘かったが、ケタが違う。しょうゆなんかつけるのが勿体ないので、そのままでバクバクと頂いた。天ぷらの方も実に香ばしくてこれまた美味い!

大満足で店を後にし、

絶景と謳われる雨晴海岸をチラ見し、

氷見の道の駅を後学のためチラ見してから本日、というかこの旅のメインイベントに向かってさらに西へと進む。

やがて富山から石川へと入る。

途中からずっと前を行く杉並ナンバーのライダーも、きっとあそこを目指しているのだろう。

そしてついに、

やって参りました、「千里浜なぎさドライブウェイ」に。

世界でも珍しいというクルマで走れるこの砂浜の道は、「日本百名道」にも選ばれている。

3トン近い我がコンパスはちょっとでも波打ち際に近づいたらスタックしちまうんじゃないかという恐怖心もちょっとあったが、まあ観光バスだって走ってんだから大丈夫なんだろう。

4駆じゃなさそうな普通の軽なんかもギリギリまで平気で入っていた。

SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)というののゴール地点になっていることもあってか、全国各地のナンバーを付けたバイクが集結していた。もちろんさっきの杉並ナンバーも見かけた。

憧れの道を走り切った後は、

道の駅のと千里浜」にあるタイヤシャワーでコンパスを洗う。

コンパスを洗い終わった後でエルブレを降ろして道の駅の周りを散歩してみた。裏手をぐるっと周って駐車場に戻って来ると、なんかやたらとだだっ広い溜池?が枯れたような施設があり、中に「小型犬落下注意」という謎の看板があった。意味がわからなかったので表にまわってみると、

なんとそれは巨大なドッグランだった。

まぁ夕方だしたぶん走らないだろうけどちょろっと入ろうか、なんて言っていたらシーズーを連れたご夫婦がやって来た。シーズーちゃんにエルが喧嘩をふっかけたらやばいのでしばらくリードをつけたままでいたら、「大丈夫大丈夫!放してあげて!!」とそのお父さんが言ってくれたので、何かトラブったら即逮捕するつもりで恐る恐る放してみたら、

仲良く出来た。

おそらくこのシーズーのはなちゃんが大人しくていい子で、性格がメチャいい「Theシーズー」なおかげだ。

このご夫婦は近所の方らしく、お父さんは写真家の浅井慎平風だ。

お父さん曰く、このランは最近作ったらしく、想像した通り元は災害時に溜池として使う施設とのこと。また、「今日はどれくらい走ってきたん?」とか「1日500kmくらいは走るん?」など、最初からこちらを車中泊erとかクルマ旅人としての質問を色々としてくる。どうしてわかったの??と不思議に思いながら、色々な話をさせて頂いた。

それにしてもこんなに広大なドッグランは初めてだ。

けしかけたり挑発しても走らないので、よく使う手で遠い端っこまでブレアを抱っこして連れて行きパっと放すと、ゲートを出た馬の如くダーっとエルのところへ駆け寄る。そうするとエルにも火がつき、そこそこ走るのだ。今日も成功し、ちょっと走ったエルブレだった。

はなちゃん一家とお別れした後は、本日のねぐらを目指して能登半島の西岸を北上する。

やがて到着した先は、

道の駅ころ柿の里しか」だ。

ハラペコのエルブレを食わせた後、

施設内の「アクアパーク シ・オン」にひとっ風呂頂きに行く。

550円とただでさえお安めなのに、

なんとPayPayのキャンペーンをやっていて、実質440円で入れた。湯もよござんした。

そして風呂上りは今日も夕陽が美しかった。

さて今宵のメニューは、

全て「黒崎屋」さんで仕入れた本まぐろと真いかの刺身、ほたるいかの沖漬け、人参の香味炒めにごま坦々冷やし茄子という豪華絢爛ラインナップだ。

本まぐろの刺身は680円なんて嘘だろ?ってくらいのハイクオリティで、東京なら1,000円以下じゃまず買えない。いかも甘いし、惣菜は二つともスーパーの味じゃなく、全て手が込んでいてシャレてて、もはやデパ地下レベルだ。人気があるはずだよ。

極めつけはほたるいかの沖漬けだ。

大ぶりのほたるいかの食感よし味よしで、クソ!!なんで日本酒買ってねーんだ!と痛恨の極み。

この駅は敷地が広大で、トイレから遠い方のシマに停めたので静かに眠れそうだ。ちょっと離れた大型車ゾーンに一台だけアイドラーが居るが、ここまでは聞こえてこないので安心。

本日の走行距離:116km

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