3月13日(金)
「道の駅おおとう桜街道」の朝が来た。

就寝前に単騎DQNがやって来た時はどうなることかと思ったが、実に静かな夜だった。
今日は朝から天気が不安定のようで、

15分後にみぞれが降るぞ!と脅かしてくる。

そりゃヤバイと慌てて外に出た。

たしかに、向こうの方から嫌な色した雲が近づいてきてるもんね。

早足で駅の周りを散歩する。

折り返し地点を過ぎた辺りで予報通り雨が降って来たが、何とか大事に至らずに戻って来れた。
さて今朝は、


「道の駅なかつ」で仕入れたパンを頂く。

べらぼうに、という程ではないが普通に美味かった。

今朝のみかんは不知火と、昨日「道の駅くにみ」を出発する前に売店で買った紅はっさくを食ってみる。手で剥くにはおそらく鉄の爪ことフリッツ・フォン・エリックばりの握力が必要なので、

ここは満を持してムッキーちゃんの出番だ。

紅はっさくというのは今回初めて食ったが、たしかに言われるとおりただのはっさくよりも酸味、苦味ともに少な目で食いやすい。ただ昔ながらの酸っぱくて苦いストロングスタイルのがお好みの紳士淑女には、ちとライトボディ過ぎて物足りないかもしれない。
さて今日で九州を出て本州へ渡る予定だが、そこで山陽or山陰どちらへ行こうか。5日後あたりに降るという雨次第だが、とりあえずは山陰に行ってみよう。

最後にここの物販で僅かばかりの金を落として、

暗雲立ち込める中、いざ出発だ。

今日は移動がメインとなりそうなので、その前にたっぷりとレクで発散させねばと先ずやって来たのは、

田川市の田川中央公園だ。

丘の上にある気持ちのいい公園で、ウォーキングコースがいくつもあるようだ。うすら寒い中で意識高い系のパイセンたちが数名、黙々と歩いていた。

コースは720mから1,740mまでウォーカーの体力レベルに応じて用意されている。

エルさんに選ばせたら絶対1,740mと言うだろうが、寒いし先もあるので1,485mでカンベンしてもらおう。

高い所に上ってみっか。

なかなかの眺望でないの。

ここ田川はあのバカリズム氏を生んだところだそうな。

ちなみに昨夜泊った大任町はバイきんぐ小峠を生んだところだとさ。
しかし今日は肌寒い。

ウォーキングコースのサーフェスはとても歩きやすい。

エルは嬉しそうにスタスタ歩くが、ブレアは渋々つき合っている感じだ。

そろそろ一周して駐車場の近くに来たところでまた雨が降って来た。まさに間一髪。

何とか無事にレクを終え、北へ向かって走り始めた。

ちょっと走ったところの「道の駅香春」に立ち寄ってみると、

思いの外魅力的な惣菜類が並んでいたので、夕食用に調達した。

さあ後は国道322号をひたすら北上するのみ。

もうすぐ北九州の市街地に入るが、昼飯はどうしよう。北九州とくれば、やはりアレかしらん。

せっかくだからとやって来たのは、

ご存知「資さんうどん」さんのそれも本店だ。
本店というからには多少の行列も覚悟の上でやって来たが、

サクっと入れた。やはりこうでなくちゃね。

レクでカラダが冷えたので、先ずは軽くおでんをつまむ。初めて食ったが、なかなかいいね。夕食のおかずにも良さそうだ。


相変わらずうどんも出汁もかき揚げもごぼ天も全てが美味かった。
隣のテーブルの勤め人の男衆の会話が耳に入る。
「なんか東京だとすっごい並ぶらしいですよ」「マジで!?」
マジなんです。
あ、でもなんかここを買収したすかいらーくが最近、既存のガストやジョナサンなどを続々と資さんうどんに変えようとしているとか。もうちょっとしたら首都圏でももっと気軽に食えるようになるかも。
さぁ、これで心置きなく九州を出られる。

県道25号をずんずんと北上し、

九州の出口へと辿り着いた。

さらば九州、すぐにまた戻って来るぜ。

そして圧迫感のある関門トンネルをくぐり、

山口県に上陸した。

今日の宿場である美祢市へ向かって北上する。

しばらく青空が見えていたにも関わらず、

またしても急に雨が降ってきて、しかも風もどんどん強まって行く。
お、見えてきた。

到着したのは、

本日ご厄介になる「道の駅おふく」だ。
そして着くやいなや、

なんとみぞれまで降って来たではないか。なんともまあすごい天気の日だ。

しばらく待っているとウソのようにまた青空が出てきたので、

安着散歩に出た。


このエルのケツの毛を見るだけで、いかに風が強いかがわかる。
エルブレに夕食を食わせた後で、

ひとっ風呂浴びに於福温泉へと繰り出した。
この温泉、毎分1.5トンもの温泉が湧き全浴槽源泉かけ流しなのに500円という安さ。しかもJAF割で400円になるという太っ腹。*この時点での価格。現在は700円と大幅値上げ済み。
しかしながら下駄箱とロッカーがそれぞれ10円でしかも珍しい非リターン式だ。要するにJAF割が効いても20円は別途かかるというオチ。
しかし一旦浴槽に浸かれば熱めの湯が心地良く、冷え切ったカラダに沁みる。シャワーの出も良く、固定式のところもある。トータルでは素晴らしい温泉だ。

火照った湯上りのカラダをキンと冷えたゴールドスターで冷ます。シアワセ。
さて今宵のメニューは、

「道の駅香春」で買ったお造りがメインだ。

物色しているとちょうど魚屋のお兄さんが商品を並べているところで、中身の魚の中にキアラというゴジラの相手みたいな名前がわからず「キアラって何ですか?」と聞くと、「ハタの仲間です」と親切に教えてくれた。おお、高級魚じゃんと、即手に取ってお買い上げとなった次第だ。
そのキアラだが、甘い!キアラだけでなく、カンパチもマグロもタイもどれも活きが良くて絶品だった。

刺身の他には一緒に買った二連投となるトリカラも頂いた。やはりクサうまだった。
刺身とくればのポンシュは、

下関酒造さんの馬関(ばかん)辛口吟醸を頂く。
ばかんと聞いた瞬間、しょうもなくも「いやんばかぁんうふん」と歌っていた林家木久蔵(現木久扇)師匠を思い出してしまった。気を取り直してグイっと呷ると、吟醸というにはあまりにも濃厚な味わいが体中に広がった。いわゆるフルーティなスッキリ感ではないが、何とも美味い。そして濃ゆいがゆえ、あっという間に寝落ちしてしまった。

寒い中、なんとかラスト散歩を終えた。あまりの強風でコンパスが横転しないかだけが心配な夜であった。
本日の走行距離:105km

