2026 介護の旅 Ⅰ 二日目 そんな甘いモンじゃあなかった

5月27日(水)

部屋は立派だがベッドがちょっと柔らかめで、腰が痛い。

みんな大好きセコマのパンと、部屋に置いてあったスティックインスタントコーヒーの朝食を頂く。ホテルの周りにはセコマが二軒もあって(しかも両方ともホットシェフ)非常に便利だ。

この焼きそばカレードーナツってのは今までありそうで無かった組合せな気がする。

このUCCの117ってのは確かにコクがあってなかなか美味い。こんど車中泊にも採用しようかな。

 

二日目の今日は先ず母が入院している病院へ行く。

しかし地下鉄の広告は、駅の看板もアナウンスも病院のばっかりだな。

病院に到着し母親の病棟へと通され、先ずは主治医との面談が始まった。曰く、

・現在の母は落ち着いて日々過ごし、特には問題は無い
・入院当初は怒りっぽいところもあったが、今は薬が効いているよう
・薬にこだわりが強い
・認知症のテストではほんのちょっと前に言われたことを忘れがち
・現在は妄想性障害>認知症だが、いずれは認知症が進行して妄想を上回ると思われる

とのことだった。MAXで3ヶ月しか病院に居られないがその後は病院関連の施設で是非とも引き続きお願いしたいとお伝えして主治医との面談は終了した。

その辺の話は彼女に、ということで次にソーシャルワーカーさんとの面談が始まった。ほんわかとした雰囲気のワーカーさんと色々と今後のことについて相談し、肝心の任意後見スタートのために診断書もお願いした。明後日くらいかなー?という期待を込めて「いつくらいに出来ますかね?」と尋ねると、

「そうですねーー、うーーん、一か月後くらいには出来ると思います」

と、驚愕の回答だった。そそそんなにかかんの??

ワーカーさん曰く、主治医に書いてもらう前に母の現在の生活状況などを詳しくまとめた「本人情報シート」なるものをワーカーさんが用意し、それを主治医に提出する。主治医はその情報を元に検査結果を踏まえてようやく任意後見のための診断書が完成するというのだ。ワーカーさんはこの本人情報シートを作成するにあたり、母を担当していたケアマネージャーの方などにも聞き取りを行わないといけないとも言う。

甘かった。今日ブランクフォームを渡して、明後日くらいにもらうなんていうそんな甘っちょろいシロモノじゃあ無かったわ。これで今回の滞在での裁判所への申立ては無くなった。

その後で母親が歩行器を押しながら病棟から出てきた。GWからさんざん人騒がせな言動を繰り広げていた割には元気そうで、のん気な顔でワタシの前に座った。一度の面会時間は15分と決まっており、ナースがキッチンタイマーみたいなのをテーブルに置いて行った。この限られた時間で母に言いたいことは下記の二つのみ。

・今後はもう一人暮らしは無理だから、今住んでいる部屋は解約するぞ
・任意後見スタートの申請を裁判所にするぞ

母としても異論は無いとのことなので、今後は粛々と進めるだけだ。そしてあっという間にタイマーが鳴り、面会は終了となった。ナースに差し入れのお菓子を渡し、病院を出た。

一応は母と話もついたところで鉄は熱いうちにと、先ずは不動産屋に電話して6月一杯での部屋の解約依頼を行った。次にここんところ散々ご迷惑をかけたケアマネさんに連絡をし、今日の午後にお会いしてご挨拶させて頂くアポを取った。

ふーー、病院に居たのは大した時間じゃなかったが、どっと疲れた。

とりあえず昼飯でも食うかと適当にラーメン屋に入り、

とりあえずの黒ラベルで一息つく。

味噌ラーメンをずずっと啜りながら、来月の部屋の解約の際にまた来んとイカンなと考える。

病院から施設に移る際にもまた来ないとアカンのだろうなあ。しばらく落ち着かない日々が続くな。

 

ケアマネとの約束までまだまだ時間があるので、久々に親父の墓参りをし、

明日の整理・片付けの下見を兼ねて母の部屋にちょっと行った後で、ケアマネに会いに行った。電話では幾度も話していたが、顔を合わせるのは初めてだ。母にとっては現在の最大の敵だが、実に優しそうな人だった。認知症の年寄りから日々ストレスを浴びているのにこの柔和な表情。仕事とはいえ、ただただ頭が下がる。こういう介護に携わる人こそ年収1千万以上もらうべきだと本気で思う。そもそも生身の人間がやるにはキツすぎる職業だろう。将来はシュワちゃんみたいな屈強なアンドロイドが無表情で携わっている世になるかも。

二日目のミッションも全て終了となり、

今宵もクラシックでの喉濡らしタイムがやって来た。生き返る。

今宵お邪魔したのは、昨日前を通った時から気になっていた「居酒屋みつはし」だ。ベテラン風の女将とワタシと同世代ぐらい?の女性従業員の二人で切り盛りしている店のようだ。

クラシックが出されてからちょっと経った頃に女将がカウンター越しにお通しを手渡ししてくれた。温かい卵とじで美味かった。

料理を注文したいのだが、まだOPENしたばかりの時刻でほとんど客も居ないにも関わらず、女将が”てんてこまい感”を盛んに発していて非常に注文しずらい。見るに見かねた従業員のお姉さんが聞いてくれた。

カウンターの上の大皿の惣菜群からつぶ貝の煮付けを先ず頼んだ。安定の美味さだ。

お次はほたての刺身を頼む。甘くて最高で、思わず冷酒を追加する。

ほんとは最初に欲しかったがどうやら忘れられていた枝豆を催促すると、大慌てで出てきた。暖かく塩が効いてて酒が進む。

途中で全く日本語が出来なそうなガイジンのオッサンが隣に座り、日本語しか書いていないメニューを一所懸命スマホで映して翻訳しようといたが、なんと英語メニューがあるようでお姉さんが渡していた。と、ここまでは良かったのだが、その後で女子がひとりでふらっと訪れたら、「この後5名の予約が入っちゃって(汗)」と女将にあっさり断られていた。まだ店内は全然余裕あんのに。どうやらけっこうキャパ狭めなお店のようだ。

もっと追加したかったがおあいそし、セコマに寄ってからホテルへと戻った。

以前、数少ない当ブログの読者の方から「セコマのワインはいい」とのコメントを頂いていたので、買ってみた。このご時世でカベルネ・ソーヴィニョンのワインが税込み616円と、信じられないくらいの安さだった。味だってなかなかのもんだ。この滞在中、寝酒としてチビチビ飲ろう。

さて、明日は母の部屋の家捜しDayだ。

今日の歩数:14,054歩

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