コンバートEVという選択肢

かつて「カーグラフィックTV」を毎週観ていたが、いつの間にか止めていた。割と身近な国産の新車情報などは興味が沸くが、どうしても出演者の趣味で自分とはまるで縁のなさそうな浮世離れした高級外車を取り上げることも多く、また画面の二人の朴訥なローテンションぶりにも飽きてしまったのかもしれない。

毎週楽しみにしている「昭和のクルマといつまでも」を録画すると冒頭の2秒くらいにカーグラTVのCMが入るのでふと気になってまた観てみようかとなったのだが、松任谷さんのローテンションは変わらずだった。また、いつのまにか相方が白髪のオッサンから少し若返っていた。録画一覧のタイトルを見て高級外車の回などは再生することもなくそのまま消去しているが、この前は実に興味深い放送だった。

「コンバートEV」の特集だ。以前Yahooのニュースでエンジンをモーターに乗せ換える話を読んではいたが、日本でも実際に商売にしている会社が出てきているらしい。

この放送では3台のコンバートEV車を紹介していた。

先ずは、BMWのイセッタ。

こういう古くて可愛らしいのが電気でキビキビと走ると、近所使いにするのに最適かもしれない。でもEVコンバート云々よりも、ナンバーが二桁の方が気になった。エンジンをモーターにするだけで所有者や住所が変わらないとナンバーはそのまま生かせるのであれば、エンジンがおしゃかになった旧車オーナーも決断の要因になるかもしれない。

二台目はビートル。

エンジン音こそ無いが走行中に色々とガタガタ言っていた。EVにした途端にMT機構が無くなってしまうが、レバーはそのまま生かして3速に入れてスタートみたいなギミックは残していた感じだった。

最後はポルシェ911。

パワーユニットこそモーターに変わってはいるが、足回りなどはポルシェそのものなのでそれなりに走りは楽しそうだった。ただクルマ屋さんの宣伝かもしれないが、車体にe-Currentと書いたりエンブレムを付けるのはイマイチか。その辺はオリジナルそのままで「いやこれ、実はEVなんすよ」って言う方がいい気がする。

この日のクルマたちを手掛けた2社はともに横浜なので、今度フラリとお邪魔して色々と話を聞いてみたい。

ホームページを覗くと、値段はハッキリとは書いていなかったが「普通のレストアと同じくらいとお考えください」という感じだった。

「エンジンの音が聞けないんならもう諦めるわ!」と鼻にもひっかけない旧車オーナーの方が当然大多数なのだろうが、エンジンが潰れて換えも無いなら考えてみてもいいなと言う人も中には居るだろう。走行可能距離や充電インフラなどまだまだ発展途上なEV業界だが、どうせEV車に乗らないといけないなら無機質なパソコンみたいな新車を買うのではなく、永年連れ添った相棒を改造して末永く乗るという選択肢もアリだと思う。

そしていよいよ今日これから入院し、明日は運命の手術である。うーー気が重い。

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