昨年退職する数年前からエリアトラウトフィッシングというものにハマり色々な管理釣り場へ出かけていたのだが、春に足の親指を骨折してからというものすっかりご無沙汰していた。
秋も徐々に深まりつつある今日この頃、管釣りシーズンも良い感じになってきたところでコンパスに道具と1泊分のお泊りグッズを積んで泊りがけ釣りへ出かけてみた。
最初は大好きな相模原の「リヴァスポット早戸」へ行ってマイクロスプーンの放流狩りを楽しもうと思ったのだが、途中の細い山道や釣り場の一本橋を図体のでかいコンパスで行くのが若干不安だったので、御殿場の「東山湖フィッシングエリア」にした。
出発前のサブバッテリーの状態は、14.3Vと満タン状態。
高速に乗る前に給油し、最近サボっていてちと不安だったタイヤの空気圧をチェックしてもらった。
前後とも少し抜けていたらしい。危ない危ない。ヘビー級のキャンピングカーは空気圧チェックは最重要項目だ。エアモニを付けていないコンパスは、給油の度にチェックしてもらった方が良さそうだ。
準備万端で東名に乗ったら、平日なのに御殿場まで100分と出ていた。渋滞のメッカ町田の手前からノロノロ開始。
厚木を抜けると徐々に流れ始めた。あちこちで集中工事をやっていて、大井松田の先も右ルートしか開けていなかった。東名は工事ばっかりやっている印象だ。そういう時は少し料金を割引するとか気を利かせて欲しいものだ。
結局予定より30分程度遅れて東山湖へ到着した。
残念ながらここのウリの真正面の富士山は厚い雲に覆われて顔を見せてはくれなかった。
昼食はミニストップで買ったオニギリというショボさ。
食後にB券(~20時)を買って13時ちょうどに釣り開始。ネットでは水位が低いと言われていたが、思ったほどでもなかった。
先ずはすぐ近くのドロヤナギでスタート。スプーンで数投様子見したがまるでアタリが無い。
私の腕ではスプーンでは無理と判断し、クランクに切り替えると何とか一匹目をゲット出来た。
中でもモカDR-Fだけで10匹以上釣れた。文句なしでこの日のMVPだ。
日が傾くにつれいつものように桟橋へ移動し、日没後は縦釣りルアーをライト当てて光らせて入れ食い。と思いきや、いま一つだった。
徐々に寒さに体が震え始め、予報通り雨も降ってきた。おまけに音はしないが南西方面の空がピカピカと光り始めてからは雨も強くなってきて心が折れて20時どころか18:30に上がることにした。管釣りを始めた頃は狂ったように終了間際まで頑張っていたが、もはやその頃の情熱は無いのかもしれない。
結局この日の釣果は、5時間半で30匹。可もなく不可もなくという感じか。
以前までならこれから御殿場から東京まで大和バス停あたりの渋滞にハマりながら帰らないといけないが、今日は近くで寝られると思うとすごく気が楽だった。
先ずは釣りで冷え切ったカラダを温めに近くの風呂へ行った。
19時頃に「あしがら温泉」に着いてみると駐車場はけっこうなクルマが停まっていてこりゃ混んでるのかとびびったが、入ってみたら空いていた。あのクルマたちの乗員はどこに居たのだろうか。
入浴料は600円とお手頃だが、実に気持ちの良い湯だった。ドラマや漫画のように湯煙でモクモクのため他人の姿がよく見えないのも落ち着くし、洗い場のイスが背の高いタイプのやつだったのもポイントが高かった。管釣りで張り切り過ぎて腰が痛かったから。
ひとっ風呂浴びた後は、夜のつまみを買いにスーパーセルバへ行ってみた。
もう閉店も近いのか半額シールの貼られた惣菜がぽつぽつあったのでゲットし、今宵の停泊地の「道の駅ふじおやま」へたどり着いた。
セルバで仕入れたつまみはなかなか美味かった。
最後に自宅で作っておいたホワイトホースの水割りをクイクイと飲って寝た。ちなみにこの水割りはドラマ「レモンハート」で紹介されていたウイスキー 1:水 3でボトルで常温放置するという作り方で、なかなかいける。
道の駅ふじおやまでの朝が来た。
昨日とはうって変わって富士山がくっきりだった。東京に近いせいか栃木の駅たちとは違い平日でもけっこうな数のクルマが停まっていた。特に大型車ゾーンはびっしりだった。
ひとりということもあってFFヒーターを点けずに寝たが、朝の車内は13度だった。
ひとりなので朝食もごくシンプルに済ませた。それにしてもShinjoが本当に日ハムの監督になるとは。賛否両論あろうが、個人的には楽しみでしかない。北海道を盛り上げて欲しい。コンサドーレもそれに是非乗っかって欲しいものだ。
さて真っすぐ自宅に帰るのももったいないので、昨日の東山湖に続き2連荘で釣りをしようと思いお初の釣り場へ行ってみた。
「開成水辺フォレストスプリングス」さんだ。テレビなどで観ていつの日か行ってみたいと思っていたのが実現した。クチコミではかなりの難易度らしいので、ボウズも覚悟で3時間券を買って下池でスタートした。
スプーンから始めてすぐにクランクへ移行したが全くアタリが無い。ネットのクチコミではミノーも有効とあったので試したがこれまたサッパリ。こりゃ本当にボウズかと覚悟し始めた1時間経過したあたりで、ヤケクソで投げてみたスプーンに偶然のようなヒットがありなんとかボウズを回避出来た。
そこからまた沈黙が続いたので上の池へ移動してみた。すぐになんとなく投げてみたジキルJrにヒットしてなんとか2匹目をゲット出来た。
この後は何をどうしても魚たちは反応してくれず、完全に心が折れて飽きた。3時間ももたず2時間半で上がることにした。噂通りの超難関釣り場だった。私としては管釣りは単なるレジャーで息抜きでありテキトーにルアーを投げてサクっと釣れてくれるところが好きだ。修行でも何でもないのでこの手の辛いところは朝霞ガーデンに続き二度と行くことはないだろう。
開成水辺を昼過ぎに後にし、下道をのんびり走りながら帰宅して管釣りひとり旅を終えた。そそれにしてもすっかりカラダがジジイになってしまい、腰が長時間の釣りに耐えられなくなってきた。レカロが待ち遠しい。