何を隠そう、イカが大好きである。最後の晩餐もイカ尽くしでいいとさえ思うほど。
食べるだけじゃなく自分でも釣ってみたくて以前からごくたまに海まで出かけて竿をシャくるが、これまでボート釣りでマルイカをわずか一杯だけ上げたことがあるだけという体たらくだ。TVの釣り番組でアシスタントの姉ちゃんまでもがいとも簡単にアオリイカを釣っているのを見る度に、「羨ましい。。」と思う反面、「和歌山だの長崎だのって場所のおかげだよな」と常に毒づいていた。三浦や房総の堤防でロケしているのなんてほぼ見たことないし。俺だってそういう魚影の超濃いフィールドへ行けばすぐに釣れるに違いない、といつも思っていた。ちなみに最近よく聞く「イカゲーム」というのも、新手のイカの釣法だと思っていた。
そこでせっかく西日本の方へ出かけるのであれば、抜群のロケーションで誰も釣り人が居ないような場所で是非ともエギングをしてみたいと思い、道具を揃えてしまった。道具ならそもそも既に持っているのだが、荷物満載のコンパス内では収納場所がもうあまり無いので、コンパクトかつ機動力満点のモバイル仕様を新規に導入した次第である。
先ずはお手頃なメジャークラフトのソルパラ振出タイプ。長さは散々迷った挙句、取り回しの良さそうな80MLにした。
エギは3.5号しか手元にないので、秋の子イカたちと遊べるように2.5号と3号も少しだけ調達した。
タックルベリーで中古を見繕ってきた。以前は新品も買っていたが、ルアー類なんてどうせ根がかりしたりラインが切れたりしてすぐに失くすので(しかも高いのに限ってすぐ失くす)、中古で充分だと最近思う。
これで準備は整った。来週は西日本のどこかで豪快にアオリイカを釣って夕食はイカ刺を肴に地酒で舌鼓、、楽しい妄想は尽きない。