6月22日(月)
前回の旅からあっという間に一か月が経過し、またまた札幌行きの日がやって来た。

今回は6/22~6/26の5日間の日程で、メイン目的は母の部屋の片付け&引き渡しだ。それにプラス、退院後にお世話になる施設の候補をいくつか見学、任意後見監督人選任の申立て、施設に持って行く荷物をトランクルームへ移動、等々、なかなかハードな滞在になりそうだ。
前回と同じ北海道の翼「AIR DO」便に乗り込み、

けっこう揺れたが無事千歳に到着し、JRでさくっと札幌へと移動した。
本日最初の予定である14時からの老人ホーム見学まで1時間あるので、ランチタイムといこう。
ふらっと入ったのは「そば処きくや」さんだ。月曜の13時にガラリと扉を開けると、中にお客はゼロで途端にイヤな予感がかけめぐった。

ヒマそうにテレビを観ていたオヤジさんが「いらっしゃい」と椅子から立ち上がる。

グーグルのスコアは4.0なのでまあダイジョブでしょ、とメニューを見る。北海道1食目ということで景気づけに天ざるそばを頼むが、ちょっと時間がかかるとオヤジさんが言う。14時に遅れるわけにはイカンので、とろろそばに変更した。蕎麦が出てくるまで瓶ビーでもキュっと飲りながら待ちたいところだが、がまんがまん。

やがて運ばれてきた蕎麦をトロロでズルズルとすする。うん、素朴に美味かった。

店内を見渡すと、オープンリールテープのあるオーディオセットが置いてあったり、

何年前のか見当もつかないスキー板などが飾れられていて、こだわりの強そうなオヤジさんのようだった。
もっとゆっくりしたかったがそうもいかないので、ごちそうさんと店を出て、14時から見学予約している有料老人ホームAへと向かった。
ネットからプリントアウトしておいた見学チェックリストを小脇に抱え、有料老人ホームAの門を叩いた。対応して頂いたのはホーム長さん。細身の40そこそこ?の男性で、第一印象は優しそうな方だった。
最初に資料を見せて頂きながら施設のことや費用などについて色々と説明して頂いた。既に親を施設に入れている知人たちからの情報を参考にしながらピックアップした各施設に聞きたい事項は下記の通り。
・施設を退去しないといけないのはどういう状況?
・服薬管理について
・普段の病院への通院時の付き添いは有料?だとしたらおいくら?
これらについて聞いてみると、一つ目、二つ目に関しては特に問題は無かったのだが、三つ目でまさかの回答がホーム長から返って来た。曰く、深刻な緊急事態の際の搬送については施設のスタッフが付き添うが、普段の何でもない眼科や皮膚科などの外部の医療機関への付き添いは「基本、ご家族の方にお願いして我々は出来ません」と言うではないか。
「・・・え??」
思わず絶句した。いやいや、そのご家族は東京に住んでるから付き添いなんて出来ないんですけど・・・と言っても、
「そこだけは我々も出来ないので、ご家族の方々にお願いしているんです」
と譲らないホーム長。いやいや、そんなことでいちいち飛行機に乗って来れないし、そもそも連絡もらってすぐになんか行けないぞと。
その後、大いにモヤモヤしつつも施設内を見学させて頂いた。

現状は満床だというが、これから入って来られる方のための?空き部屋があったので写真を撮らせて頂いた。6畳くらいしかないので、ベッド入れると後は衣料用の小さいストッカーとテレビくらいしか置けそうにない。まあ家具はいざ入居が決まれば採寸してニトリで買えば良さそうだが、中身はどれくらい持ってこれるのやら。
食堂には表情の無いお婆さん達がぼーーーーっとテレビでワールドカップの録画中継を観ていた。ちなみにここのホームは昼間は併設のデイケア施設に皆で行くらしく、同じ建物内なので着替えることもなく、他に靴もコートも基本不要らしい。また、ここの施設に入った時から臭いだけは常にセンサーを効かせていた。かつて母ととある介護施設を見学した際には、ぷんと糞尿の香りがしたことがあった。ホーム長に連れられて見学してまわる際に、さりげなく何度もマスクを下げて鼻を出し、エルブレ並みに鼻を動かしてクンクン嗅いでまわったが、特にかぐわしい香りはキャッチしなかった。その辺はキッチリ管理してはるようだ。
一通り見学も終わり、ホーム長にお礼をして失礼したが、外部通院の際の付き添いをしてくれないという一点につきモヤモヤしながら街を歩いた。年寄りなんて事あるごとに病院へ行く生き物なのに、どうすんだよと。その都度ダスキンとかで一時間4,000円くらい払ってヘルパーを雇わないといけねーのかと。病院なんて平気で5,6時間かかるだろうから、一回2,3万円飛ぶじゃん。施設代はまあなんとか母の年金で賄えそうな額だったけど、下手したらこの外部通院の方が年間コストがかかっちゃうんでは??
モヤモヤしつつ、母の入院している病院へ到着した。つい先日も、やたらと執着している胃の薬をここでは処方してもらえないとかで「もう、死にたくなった」とクソ電話をかけてきた母だった。だが今では処方してもらえるようになったのかもう忘れたのか知らんがそのことには何も触れず、「あの看護婦は最悪だ、あの人はいい人だ」なんていうことを語っていた。だが、そんなことはどうでもいいのだ。今日は、不動産屋への引き渡し時のために部屋の鍵を回収するのと、裁判所へ申立てをする際に住民票も必要らしく、区役所へ持って行く委任状へのサインをもらうのが主目的なのだ。
無事にそのミッションを完了して母と別れ、1Fで世話になっているソーシャルワーカーさんに会い、申立てに必須の母の診断書をもらった。
そうこうしているうちに16時になり、グループホームAの見学が始まった。対応してくれた管理者の方はこれまた40代?の女性で、嫌味なところの欠片も感じないナチュラルな方だった。ここではグループホームとは何ぞや?から始まり、色々と教えて頂いた。曰く、地域密着型の施設なのでそこに住民票がある人のみ入れること。曰く、そのグループホームで全て完結し、外部のデイケアなどには通えない(介護保険の関係?)こと。曰く、少人数の施設であること。そして素人の何となくの想像を大きくくつがえしたのが、さっきのホームAよりも月々のコストが高く、20万近くかかること。ここに居る方々は現役時代は高給取りのエリートなのかもしれない。そして、、、哀しいことにここも外部通院の付き添いは「ご家族にお願いしている」とのこと。。。うーーん。
今日の予定を終了し、とりあえず地下鉄でホテルへと向かう。先月とは違うが今回の宿も中島公園駅だ。
地上に出てちょっと行ったところに、

今回のお宿の「ホテルリマショコラ」が見えてきた。

なんか「大丈夫??」と思う入り口を通って、

無人チェックインを済ませる。こちら、もともとはラブホテルだったらしいが、今は無人格安ホテルに生まれ変わったとのこと。

部屋はかなり広く、ベッドも旅籠屋よりもデカイくらいだ。

ソファもあるし、


電子レンジもある。
ビューも、

ベランダからの駐車場ビューだ。
そしてやたらとクチコミで評判が悪いのが、
このやかましい天井の換気扇だ。24時間稼働で消すスイッチも無いので、フロント前のアメニティバーには耳栓が用意されている。
さて無事にチェックインも出来たところで晩飯だ。どこで食おうか。
中島公園といえば、10年ほど前にふらっと入って感動した味噌ラーメンの店があるので久々に行ってみると、

残念ながら休みだった。
ならば、さっきちらっと見て気になっていた、

老舗「札幌パークホテル」のビアガーデンに行ってみよう。

ガラガラだった。

なんと、犬と入れる席もあるな。

先ずはクラシックでグイっと喉を濡らす。くーーーー、染みた。


つまみは枝豆に焼き鳥、ソーセージという王道ラインナップだ。どれも美味い。

二杯目に黒を頂いて、ひとりビアガーデン終了だ。
ホテルへ帰り、

ご自慢のテレビ付きの風呂で一日の疲れを癒したが、目が悪いのでテレビは無意味だった。早く白内障の手術したい。

部屋着が無いというクチコミも読んでいたので、持参したユニクロのセットアップを着て耳栓をしてあっという間に寝てしまった。
それにしても外部通院の付き添いという問題が浮上するとは、思いもしなかったな。明日も3つほど見学が入っているが、今日の2つと同じく今入院している病院の系列施設なのできっと同じ方針なんだろうなあ。。母が今後何年生きるか”神のみぞ知る”なので、節約できるところはガッチリ締めていかんとだな。。
今日の歩数:16,891歩
