「道の駅 伊東マリンタウン」の朝が来た。
今朝はすっかり定番となったお茶漬けと昨日の残りのアンパンだった。
朝食後にエルさんご待望の散歩に出た。エルは超が付くほどの散歩バカだが、ブレアは別に行かなくても構わないという犬らしからぬタイプだ。行かないとお姉ちゃんの機嫌が悪くなるから仕方なく付き合っている感じである。
昨日伊東市街方面へ行ったので、今朝は熱海方面へ歩き出した。
こちら側も当然クルマでは何度も通っていたが徒歩では初めてで、すぐ先にしおさいひろばというのがあったので階段を上って入ってみた。
上にはけっこう広い芝生の広場があった。これは犬連れには嬉しい。
しおさいひろばからさらに熱海方面へ歩くとお馴染みの「サンハトヤ」が見えてきたが、活気が一切感じられない。
潰れたのか!?と思い公式ホームページを見てみたが、何も書いておらず普通に運営されているっぽい。
正面玄関に行ってみると「本日は休館日」とのことだが、今日だけ休館しているというような雰囲気ではなかった。昨日前を通った時も同じようなさびれ感だったし。モロにコロナにやられたのだろうか。
マリンタウンに引き返し、撤収作業を開始した。
今回の新兵器はダイソーのたためるアルミマットで、これをスライドドアの前にたてかけて冷気を防いでみた。これが一枚あるだけでかなり違ったが、もしかして銀側が外側だったかな?Aizuのシェードも窓側が銀だし。
車中泊の朝は結露との闘いでもある。シェードに付いた水滴をちゃんと拭いておかないとカビが怖い。窓もビチャビチャなので拭かねば出発できない。
さて今日は昨日本来行っておきたかった伊豆高原方面へさくっと行ってみることにした。目指すは先代犬の桜をよく連れて行っていた大室山の麓のさくらの里だ。
グーグルマップは早め早めに135号から右折させようとするが、道がクネクネっぽいのでそれには乗らずグランパル入口の交差点まで粘って右折してさくらの里へ無事着いた。いつも停めていた駐車場はよく見ると「私有地」という看板が山のようにあって、遠くで現場作業員みたいな連中も停めようとするこちらをジロジロと眼光鋭く監視しているようだった。以前はこんな状況じゃなかったのだがこりゃヤバそうだと思い、大室山リフトの方面へしばらく走ったところの正式な駐車場に停めた。さくらの里へはちょっと歩くことになるが、エルにはかえってウェルカムだ。
大室山は相変わらずキレイに丸かった。そしていつの間にかドッグランが出来ていた。
中・大型犬ゾーンはゴールデンが3頭の先客が居たので、小型犬ゾーンにお邪魔したが充分すぎる広さだった。エルブレも久々のランで楽しそうに走ったが、相変わらず開始1分くらいで走るのを止める。奴らにはそんなもんで充分らしい。
奥さんが気づいたのだが大型犬ゾーンの人たちは、先代犬と何度もお邪魔した「Cafe CANDY」のご主人と奥様だった。こんな平日に何という偶然。先代の桜が引き合わせたとしか思えない。
さくらの里を堪能した後はお初のお店にランチを頂きに行ってみた。
「カフェビートル」さんだ。1990年からあるらしいが、なぜか今の今まで全く我が家の検索の網に引っかからなかった。ワンコ店内OKだというのに。
じっくり煮込んだビーフカレーとドリアを頂いた。コーヒーも含め、美味かった。店内もアンティーク調で落ち着く隠れ家風だ。
ママさんから唐突に「しっかし可愛い顔してるね」と言われたブレア。無表情のくせに、童顔というのはホントにお得だ。
野犬上がりの癖に何故か昔からカフェが大好きなエル。ブレアばかりが可愛いと言われがちだが、お初のカフェに入れただけで大満足だ。
ゆっくりと寛げるカフェビートルさん、ぜひまた訪れたい。
さて道が混む前に帰るべと135号を北上開始した。二日目だしもう勘を取り戻したかな?と思ったブレアだが、難関の宇佐美のワインディングに耐えきれず、あえなくリバース。。しかもトンネル内だったため暗くて奥さんがキャッチし切れず、私の寝袋の上に。ちょっとショックが大きい。帰ったらシュラフクリーニングの手配をせねば。一歩前進したと喜んでいたが、二歩後退した感じのブレアである。
今日はケチらずに熱海ビーチラインを使い、真鶴道路を通過して無事に小田厚に乗った。クネクネが無くなると、調子の良い時に顔に戻っていたブレアだったが大磯に休憩に立ち寄った。
ここはちょっとした広場があるだけなのにペット専用ゴミ箱が設置されているのがありがたい。
休憩を終え小田厚から東名に乗り、町田の渋滞にも合わずに帰れた。ブレアも宇佐美以降はノーリバースで最後にはシレっとした顔だったので、次回はまた頼もしいブレアに戻ってくれることを祈りたい。
今回の旅の走行距離:251㎞