「道の駅いかりがせき」の朝が来た。
昨日の雨はすっかり上がり、早朝は霧がかかっていた。
気温は19.6℃と低いが、湿度が凄い。
時間が経つにつれ、青空となっていった。今日の青森は暑くなる予報が出ている。
ここの駅は国道7号沿いで夜の通行量は少な目だったがそれなりにクルマの音は聞こえてきた。それよりもすぐ近くのキャブコンが夜中ずっとアイドリングしていたのが屋根裏部屋ではモロにうるさかった。しかもディーゼル。
ここは国道を挟んだすぐ向いにローソンがあるので、今朝はそこで調達したオニギリを頂いた。コンビニ大手の中ではオニギリはローソンが一番美味いと思う。
さて今日はいよいよ青森港からフェリーに乗って北海道に上陸だ。飛行機ではちょこちょこ来てはいたが津軽海峡を渡るのは実に9年ぶりとなる。
10時頃にお世話になった道の駅いかりがせきを出発し、先ずは奥さんの希望で近くのマックスバリュに寄ってイカチーをゲットした。
続いてGSで152円にて晴れて満タンにし、「ひろさき」「いなかだて」と港までの道すがらの道の駅を覗いてみたがパっとしなかった。
本州最後に立ち寄った「道の駅なみおか」はそんなにイケてない雰囲気の割には大盛況だった。日曜ということもあったのだろうか。
フェリーに乗る前に昼飯を食おうと思ったのだが、コレといったものが無く、それでも強引に少しだけ買い込んでとりあえずメインから遥か遠く離れた駐車場へ戻った。
すると地元の親爺さんが何やらこちらに向かって話してるなと思いきや、野生の猿が一匹こちらへ寄ってくるではないか。犬猿の仲のエルブレとひと悶着でも起こされたら叶わんとリードを引っ張って遠ざけようとしていたら、写真を撮りたがる他車が寄って行ったためちょっと遠ざかってくれた。
顔も赤くなく穏やかないいヤツそうな猿だったので事なきを得たのかもしれない。地元の親爺さんも「こんなとこで猿なんか見たことない」的なことを津軽弁?で言っていた。
猿に見送られながら道の駅なみおかを後にし、青森フェリーターミナルへ向かった。
犬バカな我が家は今回もお犬様御用達のウィズペットルーム(津軽海峡フェリーではプライベートドッグルーム)を取った。この会社は先代犬の時もひと悶着あったのだが、船内での犬の移動についてちょっとうるさい。スリングはダメ、頭が出ててもダメ等々。今回はマイカートのエルブレ1号を持参していたのだが、奥さんとエルブレは人間用乗船口利用はダメで、クルマで全員で乗ってくれと言う。それだと停車してからカートを降ろして組み立ててと時間がかかるんだわと言うと、じゃあカートをお貸ししますという。自分のを組み立てる手間が無くていいやとそうさせて頂くことで決着した。最後に、後から出てきたベテラン社員さんらしき女性に、奥さんとエルブレの人間用乗船口利用ってホントにダメなの?と聞くと、「いえ、それでも構いませんよ」と言われた。結局どちらでも良いみたいだ。
乗船待ちの車列は、一般車、バイク、大型トラック、低床車、我々カート&エレベータ利用車と別れていた模様で、結局我々はしんがりだった。
乗り込んだ場所は大型に囲まれたエレベータへ通じる入り口の正面だった。
受付時に言われた通り、そこにはカートが待っていた。大型犬が二頭余裕で入れそうなくらいの大型カートだった。
カートの車幅が広すぎて狭い船内通路ではギリギリ過ぎるので、運転に一苦労しつつ無事に若干芳香剤キツメな室内へ。
この部屋は扉を開けるとちょっとしたテラススペースがあるが、エルブレはビビッてなかなか出ようとしなかった。保護犬らしい警戒心の強さだ。
昼を食いっぱぐれていたので、乗船後に道の駅なみおかで調達したトウキビと練り物テンプラで軽く済ませた。
やがて船は無事函館に入り、エルブレついに北海道初上陸だ。ここからどんな出来事が待っているのやら。
先ずは夕食を調達しに、最近テレビでちょくちょく目にするお店に行ってみた。
ハセストさんだ。既にフェリーの中から予約していた弁当を受け取り、今宵の停泊地へ向かった。
お世話になるのは「道の駅なないろ・ななえ」である。人気の駅らしく、既に車中泊erが何台も停まってまったりしていた。
今宵のメニューは念願のハセスト焼きとり弁当と道の駅なみおかで仕入れたミニトマトだ。ハセストは確かに癖になる味とみたが、50代にはちょっとタレの味が濃い。次回があれば、タレ少な目で、と言えれば言ってみよう。トマトも甘くて実に美味かった。
夜は本州に比べるとぐっと気温が下がって実に寝やすそうなのが嬉しい。今後の北海道の天気は微妙だが、予報をチェックしながら明日から柔軟にやっていこう。
本日の走行距離:71km(フェリー113㎞を除く)