2024 春の上州花見旅 第一日 群馬の誇る桜の名所に圧倒される

4月10日(水)

エルブレの体調もすっかり良くなり、最近は元気いっぱいだ。こりゃーそろそろまた旅に出ても大丈夫かな?ということで、リハビリを兼ねて群馬方面へ花見旅に出ることにした。

例によって昼頃に暢気に出発し、練馬から関越に乗った。五十日なので道が混んでいるかと思いきや拍子抜けするほど空いており、サクっとここまで来れた。

関越に入っても順調で、先ずは高坂SAで休憩とした。初日だがブレアはここまではノーゲロで来れた。

ドッグランに入ってはみたものの、土と石コロのサーフェスが気に入らないのか、まるで走らず。ブレアはオヤツもプイとしていたので、リバースしないまでもちょいと酔っていた様子だった。よく見ると口元からアブクのようなヨダレが出ていたし。危ない危ない。

ブレアの酔いが醒めるまでもうちょっと歩こう。ここは上下のSAが二段になっており、下段の上り側へと行ってみるとソメイヨシノがキレイに咲いていた。

上り側をクルっと散歩して再び下り側へ戻って来た。駐車場の一角には、よく見ると同じようなモデル・年代と思しきBMWのオープンの一団が目に入った。外車は詳しくないのでわからんが、オーナーズクラブというヤツなんだろう。

ブレアの酔いもすっかり醒めてオヤツもバクバク食えるようになったところで、高坂SAを出発した。

順調に進み、本庄児玉を過ぎて懐かしい雰囲気になってきた。30代のピチピチの頃はゴルフにハマり、朝4時に起きてはこの辺りまで毎月タマ転がしに来ていたのだ。なぜ群馬くんだりまで通っていたかというと、群馬は非常にゴルフが盛んであり、接待ゴルフなどとは異なる、純粋に競技ゴルフ寄りのゴルファーが多かったからだ。公営のパブリックコースも当時はいくつもあり、その中のひとつの新玉村ゴルフ場のにしきの会というクラブに入れてもらい、日本パブリックゴルフ協会のオフィシャルハンデを取り、月例会にせっせと通っていたのだ。

そんなゴルフも経済的な理由を言い訳にして止めてしまい、今では日本人が活躍してる時だけメジャー大会をTV観戦するだけとなった。そんなヘタレなジジイの目に懐かしい「玉村」という文字が飛び込んできて一気にノスタルジックな気分になったので、高崎玉村スマートICで関越を下りた。昔はこんなIC無かったな。

ICを下りてすぐのところにある、これまた昔は無かった「道の駅玉村宿」に寄ってみる。新しい駅だけあって平日にも関わらずけっこうなクルマが停まっていた。モロに幹線道路沿いなので騒がしいというクチコミだったが、裏の方に第二・第三駐車場もありなかなか良さそうな駅に見えた。

こんなところで前泊出来てたら早朝ゴルフももっと楽だっただろうな、なんて今さらどうにもならないことを考えながら物販を覗いてみてたまげた。

弁当、総菜関連が物凄く充実していたのだ。すでに14時になっていたと思うが、その時間でこれほど残っているとは。17時頃には半額などの割引も期待出来ちゃったりするのかしら。

さらに凄いのは「肉の駅」という堪らなく魅力的な名前のコーナーがあり、揚げたてのメンチやコロッケが買えることだ。

しかも1ケ100円台で買えるという物価高を感じさせないプライシング。素晴らしい。これだけがここでイチから作っているというメンチとコロッケを注文した。もう、ここで食っちまいたいという欲求を抑えるのに苦労するほど熱々だったが必死にこらえ、惣菜もちょろっと買って玉村宿を出発した。

さていよいよお次はお花見と洒落こもう。群馬の桜の名所を色々と検索し、最初は高崎中心部の公園にしようかとも思ったのだが、ちょっと規模が小さそうなのでもうちょっと足を延ばして前橋を目指した。

妙義山のゴツゴツした稜線を左に、赤城山の雄大な姿を正面や右手に見ながら快調に北上した。

やがて前橋の中心部へと入り、すぐに桜色の世界に変わった。

上州が誇る桜の名所、「楽歩道前橋公園」だ。

平日だし空いてるだろうとタカをくくって来たら、クルマを停めるのに20分くらいかかるほど満車だった。いやー、完全に舐めてました。なんか駐車場から出るのにも時間がかかってるっぽいし。

帰るクルマをラッキーにも見つけ、その後に何とか停めていざお花見散歩開始だ。

駐車場へ来る前に見た光景がキレイだったので、先ずはニューイヤー駅伝で正月によく見る群馬県庁方面の歩道を歩く。

右を見ても左を見てもソメイヨシノの何とも言えない薄ピンク一色だ。

公園のグランウンドレベルへ下りてみよう。

まさに満開だ。

政治など気の滅入るニュースばかりの世の中で、数少ない「日本人に生まれてきて良かった」と心から思えるシーンだろう。それもあと20回ちょいかと思うと、ちょっとぞっとする。

通りの下をくぐって噴水広場にも行ってみよう。

日本人だけじゃなく、インド系と思しきYOUもちらほら見えた。

向こうに何やらドーム競技場のようなものが見えるが、なんだろ?

Bリーグかな?と思ったが、どうやら前橋競輪場のことらしい。

再びトンネルを行くと、イケメンさんたちとちょっとご挨拶。

だんだんと陽も傾いてきたので、名残惜しくもそろそろ次へ行こう。イカやソースの香りを嗅ぎながら駐車場へと戻る。それにしてもコロナ以来、久々にテキ屋さんたちを目にした。

競輪場の前の通りを、右には花見渋滞、左手には坂東太郎利根川を見ながら北上する。

右手にナイター照明灯が見えてきた。おお、これが「群馬県立敷島公園」か。

この辺りも桜がいっぱいあるので、帰りに寄ってみてもいいな。

左にゴルフコースが見えたと思ったら、これが「前橋ゴルフ場」か。一度まわってみたかった。

やがて本日ご厄介になる「道の駅まえばし赤城」に到着した。

去年OPENしたばかりピッカピカの駅で、以前から来てみたかったのだ。

立派な魚屋もあるが、群馬で魚食わんでもいいかなと今回はパス。

クチコミを信じて静かだと言われる第二駐車場に陣取った。トイレが遠くなるが静けさには代えられない。

ブレアはここまで結局ノーゲロで来れた。夕ご飯もガツガツと食えていたので今回は頼もしい。

落ち着いたところでこちらに入っている「まえばし赤城の湯」でひとっ風呂浴びに行く。こちらは温泉ではないようだが、昭和の銭湯をイメージしたデザインだという。600円だが下駄箱もロッカーも100円不要という珍しいタイプだ。銭湯というので狭めかな?と思ったが、想像通り大して広くない。それほど混んでなかったからいいようなものの、土日には決して来たくないかな。浴槽が3つくらいあって、手前のに入ると温度計があって40℃を指していた。向こうのは何度だか見えないが手前が空いていてそちらは混んでいたのできっと42℃とかそれ以上あるのだろう。目が悪くて何が一番不便かって、断然立ち寄り湯だろう。湯の説明とか書かれても見えません。同期の友人が最近白内障の手術をして、奮発して保険適用外の遠近乱全てカバーする眼内レンズにしたらコンタクト不要になって凄い快適だと言う。遅かれ早かれ皆白内障になるらしいし、どうせ保険が効かないなら、今やっちゃっても同じだと思うのだがどうなんだろう。少なくとも立ち寄り湯のためだけにも手術したい気分である。

さてここの飲食は閉店が早いので、風呂に入る前にテイクアウトしておいた、

ローストビーフ丼と、

玉村宿で買った揚げ物と、

ニラ玉が本日の夕食ラインナップだ。

コロッケとメンチは、とても100円台とは思えないほど肉の味が良かった。ニラ玉もふわっとして実に美味かった。ここで買ったロービー丼は受け取った時は羽のように軽くて正直「やられた」と後悔した。上州牛の味はまあまあ美味かったが、いかんせん鰹節のようにペラッペラに薄い。極めつけはタレがニンニク臭満点でかなりしょっぱかった。どれほどしょっぱいかというと、肉を食った後に漬物を食っても全く味がしないほどだった。

軽めの夕食を終え、最後の散歩に出た。

この駅にはドッグランもあるのだが、残念ながら7時~19時のOPENのようだった。SAのように夜通し開けても特に誰の迷惑にもならなそうな環境だと思うのだが、どうなんだろうか。

駐車場へ戻ると、ド派手なバスコンが目に入った。熱狂的なB’zのファンなのだろう。

とても静かそうな夜になりそうなのが何よりも嬉しい。

本日の走行距離:121km

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