4月26日(金)
明日から世間はGWだ。とは言ってもどこも混んでいるだろうから、毎年適当に近所で過ごすのが我が家の定番だ。お盆も正月もまた然り。
だが今年はちょっといつもと勝手が違う。GW初日の明日、奥さんの学友たちが4人で遊びにやって来るのだ。以前はちょくちょくそういった集まりが催されていたのだが、コロナがあってからここんとこご無沙汰していた。皆さん積もる話がきっとてんこ盛りでウズウズしているだろう。そうなるとジジイが家に居ると完全に邪魔者なので、前日の今日から2日ほどさくっと留守にすることにした。表向きは家庭円満のためだが、気ままなひとり旅にうひょうひょはしゃぎながらいざ出発。
しばらく下道を走ってから中央道へ乗るのだが、連休は明日からというのに既に下道からやたらと渋滞していた。中央道に入ってもしばらくは糞詰まっていたが、八王子の手前あたりでようやく快調に流れ始めた。
談合坂手前の坂もヒイヒイ言いながらなんとか上り切り、大月JCTを河口湖方面へと入った。この大月という言葉を見る度に「大月みやこ」という名前が脳内に浮かぶ。最近見かけないがお元気なのだろうか。てっきりこの辺りのご出身なのでこの芸名なのかと思いきや、大阪の方らしい。
やがて都留ICで高速を下りて、ファミマで昼飯を調達し、
やって来たのは「BerryPark in FISH ON!鹿留」だ。ここへはコロナ以降来ていなかったのでかなり久々になる。
半日券を買っていざ鹿留湖へ向かう。
???
その鹿留湖は無人だった。
あれ?ここ、閉鎖されてんのかな?
見間違いかと思い、近づいてぐるっと見回すが、何度見ても人っ子ひとり居ない。駐車スペースも一台も停まっていない。
姉妹店の「BerryPark in FISH ON!王禅寺」の暑い時期によく見る、クローズ直前の水を抜く前の池の雰囲気なのだが、ロープなどで閉鎖されてはいない。さらに近づいて水の中を覗くと、一応魚の姿はちらほらと見える。
ちゃんと受付で金払ってるし、その際何も言われてないからただ単に空いてるんだろう。さっきファミマで買ったオニギリをかっこんでから、12時半に釣りを開始する。
平日とはいえGWのたった一日前なだけで、この貸し切り状態。こりゃクチコミにあった通り、よほど釣れなくて釣り人から三くだり半を突き付けられたのか?
いつものようにスプーンで探り始めるが、投げる方向、泳がすレンジを色々変えても全くの無反応だった。ははーん、やはりクチコミはホントなのだな。
早々にスプーンを諦め、大して期待もせずにクランクに切り替えると、
あれ?釣れるじゃん。
クランクといっても何でも釣れるわけではなく、平べった系のワウでしかも迷彩?系がニジマスさんたちはお好みのようだった。
そして安定のデカミッツ。
投げる。ポチャン。シーン。バクッ。
あらためてすごいルアーだ。滅多に店で売ってないだけあるわ。
開始から1時間経った13時30分頃にスタッフらしき男が2名が何やら作業をしていると思いきや、休日にしかやらないと思い込んでいた「放流」をやるようだ。だがその量は申し訳程度に網でちょろっと。一応はオレ金スプーンに切り替えて投げまくるが、池の大きさに対してあまりにも少ない放流魚。投げても投げても何も起こらず。
しばらくしてようやく1尾、まるで全盛期の長友ばりの運動量でスプーンを追いまくる魚がバクっと食ってくれた。
それにしてもこのプライベート感はなんだ。最大でも他には3人のフライマンしか居なかった。ルアーを投げているのは結局私ひとり。連休前にこの空きっぷりならば、来年も来てもいいな。
最近はあまりにもショボい釣果に早々に飽きて早上がりというヘタレっぷりだったが今日は久々に終了まで頑張り、25匹という釣果で終了。思いがけず、楽しめた釣りだった。
釣り場を引き揚げて走ること20分、本日から2泊お世話になるのはこちら、「ホテルスターらんど」だ。
と言ってもホテルに宿泊するのではなく、ここがやっているRVパークにご厄介になるのだ。つい2週間前くらいにダメもとで電話したのだが、東京に近いしGWにも関わらず連泊で予約が取れた。電源付きで1泊2,500円と良心的な方だろう。
チェックイン時には既に先客が2台居た。
好きな場所を選べるというので最初は12番にしてみたのだが、でかいプレハブの工事事務所的な謎の建物から「ブーン」という異音が常に聞こえてくるので止め、
5番に落ち着いた。周囲の景色は全くもってイケてないが、静かそうだ。今回はひとり宿泊なのにRVパーク利用で贅沢だが、とにかく静かなところで寝たかったので静寂を金で買うことにした。
落ち着いたところでこの宿ご自慢の大浴場へひとっ風呂浴びに行ってみよう。くるま旅クラブのクーポンで二日間とも100円引きになった。
しかも宿泊期間中何度でも入れるらしい。
こちらの風呂は温泉ではないが体にいいという薬草風呂が自慢で、しかもその薬草は自家栽培しているとかなんとか。建物や風呂はそれなりに年季が入っているが、薬草風呂は香りを嗅いだだけでも効きそうで、とても暖まる。そして気持ちよかった。まるで、「千と千尋の神隠し」の油屋の如し。うーーーん、実に「良きかな」。
ポッカポカに暖まったカラダにインドの青鬼の苦みが染みる。ちなみに写っているミニヨンズはアースのノーマットだ。チビ虫がやたら多く、蚊のようなのも居たので。
今回の食事だが、連休中に買い物とか面倒だったので全て事前に用意して冷蔵庫に詰めてきた。
今宵は、前回の上州花見旅で買って来たもつ煮に、紀文の安おでん、フジッコのサラダ豆に納豆というメニューだ。
もつ煮は辛みそで酒のアテに最高だった。安おでんもこういう環境で食うといつもより美味かった。サラダ豆は味が無いのでおでんのスープに浸して無理やり食った。
いい気分に酔っぱらっていたところに残念な訃報が入った。1972年札幌五輪の英雄、笠谷幸生さんが亡くなった。ほとんど憶えていないが、5歳の冬に父親に連れられて五輪史上に残る日の丸飛行隊の現場に立ち会えたのは一生の自慢だ。実はこの笠谷さん、実家のすぐ近くに住まわれていたので、物心ついた時には既に「近所で雪かきするオジサン」という存在でもあった。合掌。
気を取り直して今宵は久々の屋根裏寝だ。実に静かそうな夜だった。
本日の走行距離:109km