2025 初夏の北陸旅 二日目 これまで訪れた道の駅の中でNo.1の絶景を堪能する

5月27日(火)

梓川SA」の朝が来た。

SAなだけに、一定のリズムを刻むトラッカーのアイドリングを子守唄に眠った一夜であった。寝る前に右隣に大型トラックが居たのでそっちから聞こえてくるのは織り込み済みなのだが、なんか両側からステレオで聞こえてくるのは気のせいか?でもうちは左端に停めてんだから、その隣はゼブラと車道しか無いから変だよな。

ガラガラとスライドドアを開けてみると、

気のせいじゃなかった。また、随分と長いの来たなー。

昨日は気づかなかったが、法面に丸太で「信州」の文字が

さぁ、朝一ドッグランで暴れまくるか?

と、思いきや、

ブレアはいっちょやりたがったが、エルはその気なし。

ならば散歩に切り替えよう。

相変わらず雲が多いが、雪山がちょろっと見られた。

この青い道の先には何があるのかエルが気にするので行ってみたら、こじんまりとしたぷらっとパークがあった。

走らなかったが朝飯はバクバク元気に食べたエルブレだった。お次は我らの朝飯を買いにSAの建物へと繰り出す。

ここにはデイリーヤマザキが入っており、パンの品揃えがすごく、どれにしようかかなり迷った。どれも美味そうなんだもん。

厳選したパンをコンパスで頂く。さすがにどれも美味い。

あぁ、うちの近所にもOPENしないかなー、ヤマザキ。

しばらくまったりとコーヒーを啜りつつ今日の予定を立て、

出発前にドッグランを冷やかし、さらにダメ押し散歩をして準備完了。

長野道をのんびりと北上開始だ。

昨日もそうだったが、あちこちで車線を減らして工事をしていた。

出発して1時間弱。そろそろ休憩しとこうかと寄ったのが、

小布施PAだ。

ちっこいPAであまり歩けるところが無かったが、ブレアにとっては良い小休止になったようだ。今回もいまんとこ順調順調。

再び長野道に戻り、ぐんぐんと北上していく。

長野から新潟に入ると、山の雪が増えてきた。

そして新井スマートICでようやく高速を下りると、

そこは「道の駅あらい」だった。

新井ハイウェイオアシスを兼ねた道の駅で、広大な敷地の中には寿司屋、ピザ屋、ラーメン屋、すき家、食堂、カフェなどの飲食店や、魚屋やローソンにコインランドリーもあり、さらにはスーパーホテルまであるというメガ駅だ。火曜の昼間にも関わらず多くの人が訪れており、それもそのはずここは全国1位の売上高を誇る道の駅らしい。

散歩を兼ねて敷地内をウロつき何か今夜のつまみに買えるか魚屋を物色したが、ピンとくるものは無かった。

さすがは豪雪地帯の妙高、脇っちょに除雪機が置いてあった

国道18号を挟んだ向こう側にも道の駅エリアは続くので、散歩がてら渡ってみた。

こちら側は広大な駐車場の割には農産物直売所がメインの建物だけなので、空いている。モンベルも入っているには入っているが、「店舗」ではなく「コーナー」で売店程度の規模だった。

閑散としている分、散歩には好都合だ。

こちら側にはBBQ施設もある広くてキレイな芝生エリアもある。

あまりにもキレイだし、犬に厳しい長野だけに「犬NG」の看板がどこかに絶対あるだろうとキョロキョロしたが、なんとどこにも無かった。妙高市、素晴らしい。

そうか、犬に厳しいのは長野県じゃなく長野市だったな、たしか。

お!あれは、、

!!!

「むっきーー!またでたな!!」

北海道の上湧別でも見かけたロボット芝刈り機だな。

のんびりとした後はお待ちかねのランチタイムだ。このすぐ近くに美味い店があるというので行ってみよう。

やって来たのは、「とん汁たちばな」さんだ。

かなりの有名店らしく、火曜の13時で7組待ちだった。

まぁ、とん汁なんて既に大鍋にたっぷり出来てんだろうからすぐに順番がまわってくんだろ、と高を括っていたがなかなか呼ばれない。

ようやく席に通されたのは30分後だった。食い終わったら14時近いだろうから欲張らず、並の定食を頼みしばし待つ。

西武の滝澤選手が隣の上越市の出身らしい。

やがて運ばれてきたとん汁定食を一口食って、何故に回転が遅いかすぐにわかった。アッツアツなのだ。熱くて早食い出来ないのだが、美味い!美味いのだが、ちょっと我々には塩分がキツイかな、という感じ。付け合わせの小鉢も漬物も共にしょっぱい。だが一番の感動は、白米だった。まさに絶品のお味。昨今の米不足のせいか、近所の飲食店で昔は美味いと思っていたところも最近は「ん?なんか混ぜた??」とすぐに感じるほど質が下がっている。しかしこちらのご飯はまさにこれぞ銀シャリ、甘くていくらでも食いたくなるほど。さすがは米どころ、The新潟Prideか。

エルブレに車内留守番させているので大急ぎでとん汁飯をかっこみ、

笹だんごパンで有名な「小竹製菓」に寄った後は、いよいよエルさんのための散歩タイムだ。

向かった先は、

高田城址公園」だ。

この高田城は、徳川家康の六男坊で伊達政宗の娘婿である問題児、松平忠輝が1614年に築城したそうな。

城は火災や地震にやられて無くなり、現在本丸部分には中学校が建っている。

とてもキレイな公園だ。

何頭かのワンコが園内を散歩していた。こういう場所が散歩コースな子は幸せ者だな。

素晴らしいコースを散歩出来てエルもご機嫌そうだ。

お城ゾーンから通りを渡ると、

陸上のサブトラック?

運動公園ゾーンになり、野球場、陸上競技場、テニスコートがある。

良い散歩が出来た後は、本日の停泊地を目指す。

やがて日本海沿いに出て、そこからは西へと向かう。

二日目のブレアは完全に吐くタイミングを逸した様子で、しめしめだ。

演歌に出てくる冬の日本海のイメージとは程遠いほど穏やかな海を右手に見ながらさらに進み、

今宵一晩ご厄介になる「道の駅うみてらす名立」に到着した。

日本海の目の前のこの駅は、立ち寄り湯やレストランに魚市場などがあって人気があるようで、

多くのクルマが停まっており、キャンカーもけっこう居た。

何はともあれ、先ずはどんなところなのか探索に出てみよう。

海沿いにはそれはそれは広くてキレイな芝生が広がっている。

海も芝生も異様なほど美しい。ちょっとこのロケーションはスゴイな。

今まで訪れた道の駅で5本の指に確実に入る景色だ。

もしかしたらNo.1かもしれない。

「ここサイコー♪」

エルもかなりお気に召したようで、夕飯時なのにまだまだコンパスに戻りたくなさそうだった。

なんとかエルをなだめて一旦コンパスへ戻り、夕飯を上げてからひとっ風呂浴びに「ゆらら」に繰り出した。通常800円のところJAF割で720円だった。ここは温泉ではないが週替わりで全国の有名温泉の成分を忠実に再現した浴槽があり、今週は那須塩原の湯だった。おかげさまでサッパリした。

駐車場に戻ると、

夕陽が日本海に沈もうとしていた。

息をのむような絶景を見に、多くの人が集まってきていた。

いやこれ、ますます歴代No.1道の駅だわ。

ブラボーなサンセットショーを堪能した後は、

二階にあるレストラン「海のだいどこや」でのディナータイムだ。一品料理ではなく定食になってしまうが、致しかたない。

海鮮ひつまぶし

刺し身定食

人気の海鮮ひつまぶしと刺し身定食をチョイスした。

合わせる酒は糸魚川の「謙信」特別本醸造を選んだ。超サッパリでまさに水の如し。夏向きの味で美味かった。

料理も想像以上のハイクオリティで大満足なディナーとなった。

今宵は海沿いとは思えないほどの微風なので上で寝たいところだが、夜中にちょっとパラつくという予報が出ているので大人しく中で寝ることにしよう。

本日の走行距離:159km

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