2025 晩秋の四国九州旅 三日目 やはり真の敵は空腹なり

11月12日(水)

淡路ハイウェイオアシス」の朝が来た。

昨夜は誰にも起こされず静かだった。室内の気温は16℃。

可愛いペイントを施したバスコンが停まっていた。バセットハウンド?の愛犬ちゃんが中に居るのかな?

今日もいい天気になりそうだ。

!!!

と、突然前方に何やら発見するエル。

「こんにゃろー!!!」

チンパンと馬のコンビに敵対心むき出しのエルであった。

さて今朝は、まさに今日賞味期限のチンご飯が出てきたので、

スープかけご飯といこうか。

出発前にちょっと歩いておこうか。

遠くへ遠くへと導こうとするエルをなだめすかして適当なところで切り上げ、出発した。

淡路ICから出ると、

料金は確かに100円だった。一晩お世話になりました。

下界に下りた後に先ず立ち寄ったのが、

道の駅東浦ターミナルパーク」だ。

ここを訪れた目的はたったひとつ、

前回は不漁のため買えなかった”たこ姿焼”を食うことだ。今回はしっかりと販売していたので「ひとつ下さいな」と迷わず注文すると、なんとそのプライス1,950円也

た、たけぇーー。。。。

想像を軽く超えるその額に思わずキャンセルしようかと一瞬頭をよぎったが、ええい、これも話のタネよ。

数分後になんとも香ばしい匂いとともに焼き上がった。

おそらく昔はヤンチャだったであろう兄ちゃんが食べやすいようにハサミでチョキチョキしてくれたタコを早速頂く。せんべい風のペラッペラのパリパリ食感を想像していたが、かなりソフトさを残すシロモノだった。口に放り込みモグモグと噛むと確かに美味い。酒が欲しくなる味だ。少し食って、残りは今宵のアテにとっておくことにする。

道の駅を出た後は給油をし、

奥さんご希望の「過保護フルーツパーラー」とやらにお連れした。

奥さん孝行の後はエルのご機嫌取りの番だ。

淡路の東海岸を快調に南下する。

15分ほど走ってやって来たのが、

兵庫県立淡路佐野運動公園」だ。

「また運動公園かい」

まあそう言わずに散歩してみようじゃないの。

すごく立派な運動公園だとすぐにわかる。

駐車場から先ず目に入るのが多目的グラウンドだ。

おそらく少年野球やオッサンの草野球用のグラウンドで4面取れるが、とにかく広い。関東にありがちな隣の試合と外野手が混じり合うようなあずましく無い状況は、ここでは無縁そうだ。

多目的グラウンドの奥へ歩いて行くと、

第一野球場がある。

Refillスタジアムという別名もあるようで、

メインスタンドにナイター照明灯を備え、両翼100m・センター122mというそれは立派なスタジアムだ。

球場の周囲には気持ちの良い遊歩道がある。

第一野球場の奥には第二野球場もあり、

第一ほどではないがこちらも両翼95m・センター120mと堂々たる球場である。ただシーサイドスタジアムだけにどちらも風でドラマが起きがちなのではないだろうか。

右手の海を眺めつつご機嫌で散歩を楽しむエルであった。

野球ゾーンを過ぎるとサッカー場が現れた。さすがにこの青々さは人工芝だろうが、この隣にはなんと天然芝のサッカー場まであった。佐野運動公園おそるべしだ。

たっぷりと散歩をした後は美味い昼飯を求めて洲本を目指し南下する。

お目当ての店はゲオの1階に入っているらしい。そんなところにホントに美味い店があるのだろうか。

そんな半信半疑な状態で辿り着いたのが、「Sumoto食茶ron花そらみ」さんだ。

店内は地元のリーマンや奥様仲間と思しき客で賑わっていた。これは俄然、期待が高まるってもんだ。

日替わりの花ランチと海ランチをひとつずつ頼み、しばし待つ。

花ランチ

海ランチ

運ばれてきたお膳に乗っている物は、全てがハイレベルで美味だった。すじみそ煮は味が染みているし、さわらの焼き魚もふっくらと美味い。刺身も天ぷらも出汁巻卵も何から何まで文句のつけようがなく、赤ウインナーがまた泣ける。もちろん米も素晴らしかった。次に淡路を訪れたら、絶対また来ようと思った。

そしてこの後、買い物をしたいという奥さんのため訪れたユニクロ洲本店の駐車場で事件は起きた。

奥さんがユニクロに行っている間にふと隣の靴屋に靴を見に行った。ほんのちょっとでコンパスへ戻ったらちょうど奥さんも買い物を終えて戻って来たところで、そこで奥さんが気づいた。ブレアがリバースしていることに。

一瞬全く状況が理解できなかった。ワタシが靴屋に行く前にブレアには変わった様子は微塵も無かったし、コンパスは停車していたのだ。旅の三日目に何故に突然吐く?

ブレアはどことなくばつが悪そうな顔をして座っていた。吐いた中身を見ると初日と同じくほぼ胃液だった。これはやはりクルマ酔いではなく空腹が原因で間違いないかもしれない。ちょっと明日から作戦を考えないとイカンな。。

とりあえず気を取り直して出発し、洲本ICから高速に乗った。

淡路に別れを告げ、大鳴門橋を渡って四国へ上陸した。

鳴門ICで高速を下り、先ず向かったのは、

道の駅くるくるなると」だ。

前回は人気のソフトクリームの行列に並んだものの自分の直前で「売り切れです」と言われた奥さんが、その悔しさを晴らすべくリベンジにやって来たというわけだ。

さて今度は買えるのだろうか??

??

全く並んでないんですけど。

拍子抜けしながらも嬉しそうに奥さんが戻って来た。3年半経ってブームも落ち着いたのだろうか。

ブレアもすっかり立ち直ったようで何よりだ。

最後にここの農産物直売所を覗いてから、今宵の宿場へと向かって出発した。

夕闇迫る徳島の市街地を南下する。

首都圏ほど酷くは無いが、夕方のラッシュにあたる。

すっかり暗くなってからやっと到着したのが、

道の駅公方の郷なかがわ」だ。今夜はこちらでご厄介になることにする。

モロに幹線道路の国道55号沿いの駅でうるさそうだが、まだ多少はマシだというクチコミを信じて第二駐車場に陣取る。

今宵のメインは、さっき農産物直売所で仕入れた地物の焼き鳥にねぎ塩ダレの鶏という鶏づくし。

残りのたこ姿焼きとともに頂く。阿波尾鶏、美味いなあ。

駅のちょい先で道路工事があるらしく、何台もの工事車両が周りでスタンバっていた。まあ今宵も閉め切って寝ればそれなりに静かだろう。

本日の走行距離:107km

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