いつ起こるかわからないのであれば、今を楽しむ他ない

楽しかった山陰山陽紀伊半島旅を終えて帰宅したわずか翌日ことだった。

ほどよく旅の疲れが残った寝起きにテレビをつけて震えた。ほんの数日前に初めての和歌山県に浮かれながら楽しく通ってきたエリアで最大震度5弱の地震が起きたばかりだったからだ。

ライブ映像では、皆で暢気にスマホで写真を撮った記憶もホヤホヤに新しい橋杭岩の様子が流れていた。幸いにして津波や人的被害など無かったようでほっとした。だがあらためて、いつどこで地震が起きても不思議じゃないという、日本が置かれている状況を肌で感じて緊張した。

実際に同じ日の朝に富士五湖でも同じく震度5弱が発生した。専門家によると、富士山はいつ噴火してもおかしくない、らしい。週刊誌によると、富士山近辺の大企業をはじめ、色々な起業が噴火した場合の対策を急ピッチで進めているとのことだ。

トカラ列島でも最近やたらと地震が起きていて、12月9日にはマグニチュード6.1が来た。ネットでは、トカラの群発地震の後にはデカイのが起きるという「トカラの法則」が話題になっている。確かに過去には、東日本大震災をはじめ鳥取西部、熊本、大阪と錚々たる顔ぶれが並び恐ろしくなるが、学者によると「科学的根拠のない偶然」らしい。

ホントか?そんなに続く偶然なんて、ある?

先日終了した日曜劇場「日本沈没」の田所博士のように、異端扱いされている説だけど実はヤバイやつなんじゃないのか?と疑いを抱くが、実際に田所博士みたいな人が居れば今の世ならネットの隅っこくらいには出てくるはずだが、「トカラの法則 学者 支持」とか入れても何もヒットしなかった。学者の間では単なるオカルト扱いなのだろう。

トカラの法則が真実かそうじゃないかはおいといても、「今後30年間に南海トラフ地震が起きる確率は70~80%」というヤバイ説は確実とされている。田所博士じゃないが、「30年後に起きる」んじゃなく、「明日にでも起きても不思議じゃない」のだ。

南海トラフが起きたら富士山も噴火する可能性大だし、南海だけじゃなく新潟でも白馬でも十勝沖でも鹿児島でもどこでいつ起きるか全く先はわからないという。4つのプレートの境界線の真上で暮らす我々には避けては通れない宿命だ。

そうなんだとしたら、もう災害にあうかどうかなんてことは、ちっぽけな人間がどうこう出来るレベルの話ではなくその人の運命でしかない。入山規制までされている阿蘇に近づくのは今はちょっとやめておこう、くらいは出来るかもしれないが、その他の地域は考えても仕方がない。後で「やっぱり行っておけばよかった」とヨボヨボなジジイが後悔するくらいだったら、美しい景色を見られるうちに見ておきたい。

天災が起きて運よく生き延びた場合の備えだけはしっかりとして、後は全力で今を楽しもう。

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