2022 早春の九州一周旅 第九日 はるばるやって来た本州最南端で本土四極制覇リーチ

RVパークやぶさめの里総合公園」の朝が来た。

結局昨夜は我々しか泊まらなかったので静寂そのもので快適だった。電源が使えて310円で入れる風呂が併設されて1,500円でこの静寂が買えるのは素晴らしい。

この公園にはラグビーの試合が出来そうなほどの広さの芝生広場があり、犬連れには嬉しい。エルブレも朝からテンションが上がり、二本ほど走らせてもらった。

今朝もしつこくお茶漬けだった。血圧対策のトマトジュースと腸活のための納豆も欠かさない。

一晩中たっぷりと充電させてもらい、溜まったゴミも引き取ってもらって清々しく「RVパークやぶさめの里総合公園」を後にした。素晴らしいRVパークだったが、夜中は公園内のトイレを使用しないといけないのが若干マイナス点か。

どこか北海道に似た雰囲気の田舎道をひたすら南下し、やがて辿り着いたのは「道の駅 根占」だ。

ここは本土最南端の道の駅で、海沿いの269号線沿いにひっそりと建っている。ここでランチにと物色していたらちょうど弁当の豚丼が二個あったので手を出した。

ひとつ500円という安さで、甘辛の豚肉がなかなか美味であった。

ランチ休憩を済ませ、コンパスをさらに南下させる。最後の方はかなりのワインディングだったがなんとか踏ん張って辿り着いたところは、

本土最南端の佐多岬の駐車場だ。ついにこんな最果てのところまで来れた。思えば遠くへ来たもんだ。

未だにエルブレとの距離感が縮まらない

駐車場から岬の展望所までは徒歩で行かないといけない。先ずはひんやりとしたトンネルを抜け、

坂道を歩き、

10分ほどで辿り着いた場所は、360度グルリと見渡す限りの絶景だった。

開聞岳も見える

駐車場へ戻る道でちょうど14:46の黙祷を捧げた。あれからもう11年も経ってしまった。

観光案内所でお目当ての証明書をもらった。

最北端の宗谷岬と最東端の納沙布岬は先代犬の桜と2013年に訪れているので、今回で本土四極制覇にリーチとなった。

岬めぐりの疲れを癒すと称して奥さんが買ってきた塩ソフトを少しだけエルブレにもお裾分けしてみた。普段はガッツキのくせにお初のソフトクリームには遠慮がちだった。

ここまで来るのは遠かったが来てよかった。さすがにここまではもう二度と来ない確率が高そうだし。

名残惜しくも佐多岬に別れを告げ、再び269号線を今度は北へ走った。根占の港に着いた頃には17時の出航までまだ時間があったので、近くの「なんたん市場」で今宵の食糧を調達した。

買い物を済ませて根占発17時のフェリーに乗って大隅半島に別れを告げ、対岸の薩摩半島に上陸した。すぐ南にある「道の駅 山川港活お海道」を今宵の停泊地とさせて頂こうとしたのだが、空いていたのまでは良かった。だが着いてクルマから降りないうちに車内にまで何とも言えない強烈な臭いがしみ込んできた。今に思えば名産の鰹節の製造過程か何かの匂いかもしれないが、その時は強烈すぎて悪臭にしか思えなかった。

こりゃダメだと北上し「道の駅 いぶすき」に行ってみたが、微妙に混んでいて落ち着く場所が無かったのでさらに北上した。やがて「道の駅 喜入」に着いた頃にはもうすっかり日が暮れていた。

外目でかなり老朽化した温泉施設とこれまたくたびれたプールがある道の駅だ。風呂が閉まった後は、この旅でもっともショボいトイレを使うしかないというなかなか厳しい所だ。

トイレというよりThe便所
川の対岸では若者たちがサッカーの練習をしていた

施設的には充実してはいないが駐車スペースが多く、トナラー対策だけしていれば静かには過ごせそうな場所だ。

とりあえず今日もお疲れさん

ひらめの骨のせんべいはカリカリ塩味で酒のつまみに最高だった。煮物とさつま揚げは食べるまでは九州の甘い味への恐怖心があったが、そんなでもなく美味しく頂けた。

到着時刻の遅さと疲れから、せっかくの併設温泉には入らずに寝た喜入の夜であった。

本日の走行距離:126㎞ フェリー 13km

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