2022 晩夏の北海道旅 二十七日目 何もないはずの場所にまさかの絶景が待っていた

道の駅コスモール大樹」の朝が来た。

街中の駅だが異様に静かな夜だった。明け方には予報通りの強風が吹いた。Yahoo天気は本当にアテになる。

今朝も飽きもせずお茶漬けだが、通常のではなく旅の途中で買った「だし茶漬け」を頂く。

まあ不味くは無いが、やはり普通のがいいかな。

お世話になった「コスモール大樹」を後にし、国道236号から336号と南へ進む。

今日もいい天気だ。

広尾を過ぎると海沿いの黄金道路になり、

トンネルや覆道が多くなる。

海岸では昆布漁が行われていて、路肩に停まっているクレーン?付きの軽トラが多いので要注意だ。

しばらく336号を南下し、道道34号に入りさらにしばらく南下を続ける。

やがて本日最初の目的地に到着した。

襟裳岬である。

どピーカンだが、ものすごい強風だった。

「何もない」と森進一は歌ったが、とんでもない。

まさに水平線がまん丸く見える素晴らしい絶景があるではないか。

地球が丸く見えると言えば室蘭の地球岬で近々訪れる予定だが、天気予報がイマイチなのでここで丸さを充分に堪能しておく。

襟裳岬はかなり久々に訪れたが、こんなにスケールのデカイ絶景ポイントだったとはちょっと意外だった。国内でも有数のオススメ絶景だと思う。

腹一杯絶景を楽しんだ後は、ネーミングの割にはキレイで意表をつかれたトイレに寄ってから岬を後にした。

道道34号を日高方面へ進む。

えりも町に入り、ここらでランチにしようと検索を開始し、

美味い魚を食わせてくれると言う「飄六」さんに決めた。テイクアウトも出来るというのでオーダーし、すぐ傍の港に停めて頂いた。

生ちらし
甘えび丼

ホッキが品切れで残念だったが、新鮮なネタで最高だった。こんなに甘えびを一度に食ったのは生まれて初めての幸せだった。

海沿いの235号を走り、様似、浦河と過ぎて行く。私が小学生の頃に親父がこの辺りで単身赴任をしていた時期があり、夏休みなどに国鉄に延々と乗って遊びに来ていたもんだが、その路線もとっくに廃止となった。海と国道の間に未だに廃線が遺っていたりするのを見ると、寂しさを感じた。

やがて左手には「道の駅みついし」が見えてきた。当初はここで風呂に入って泊まらせて頂こうとも思っていたが、まだ陽が高いのでもうちょっと先に行くことにした。

元祖アイドル馬のハイセイコーが迎えてくれたのは、「道の駅サラブレッドロード新冠」だ。ブームの頃は夢中になりJRAの入社試験も受けたもんだが、負けてばかりいるうちにすっかり冷めて遠のいてしまった。以前ここを訪れた時は引退した名馬たちを訪ねて牧場を巡ったりもしたが、今回はトイレをお借りするだけで立ち去った。

道の脇の柵の中で草を食むサラブレッドたちを横目に見ながらさらに北西へ走る。

西日がかなり傾いて来た頃にようやく本日ご厄介になる停泊地に到着した。

ししゃもの里鵡川にある、「道の駅むかわ四季の館」だ。温泉や宿泊施設もある駅で、大半は温泉客とは思うがかなりのクルマが停まっていて、よそ者Noのキャンカーもけっこう居た。

HOのクーポンでひとり分無料でひとっ風呂浴びさせて頂いた。ここんとこしばらく無かったしょっぱいお湯とここで久々に再会となった。

一足先にコンパスに戻ってぐいっと一杯頂く。今日はけっこう走ったのでその分染みる。

やがて夜の帳も下り、奥さんが戻ってきたところでディナーに出発だ。今宵はこの駅のレストランで頂くことにした。

「食事処たんぽぽ」だ。

すでにコンパスで風呂上りのゴールドスターをやっていたので、いきなりの冷酒からスタートだ。

昼間オアズケを食らったホッキがあるというので迷わず頼んだ。これが甘くて最高の味だった。

宗八カレイの唐揚げも頼むと、二匹出てきて驚いた。サイズが小さかったからだろうか。骨まで食える、とまでは行かなかったがふっくらとした純白の身が実に美味かった。

奥さんは何故かエビフライ定食を注文。昼間あんなに甘えびを食ったのに。でもまあ美味かった。

鵡川に来れば普通に本物のししゃもを食いまくれると思っていたのだが、旬は11~12月なのね。その時にここに来れば刺身も食えるらしいので、いつかは味わってみたいものだ。

昼間の強風は嘘のようにおさまってくれたので無事にポップアップを立てて寝れそうだ。

本日の走行距離:216㎞

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