我がコンパスにはFFヒーターが付いている。Eberspächerというドイツのメーカーのものだが、それまでベバストという名前のメーカーはよく見聞きしていたが、こちらはコンパスを買うまで知らなかった。ちなみにエバスペッヒャーと読むらしいが、横文字だけだとどう発音するのかさえわからなかっただろう。
ガソリンを燃料にして車内を暖めてくれる装置なので当然ながら冬場に使うモノだが、めんどくさいことにメンテナンスは一年中必要らしい。そうしないと煤がたまったり、内部のホース内のガソリンが古くなってしてそのせいで一発で故障するらしく、それを防ぐには月に一度は30分程度燃やさないとダメとのことだ。しかし気温が高いと自動的に停まったりするとのことで、早朝などに窓を開けて上手くやる必要があるそうだ。
今朝起きてみたら最近の猛暑が嘘のように気温が低めだったので、チャンスとばかりにヒーターを点けにコンパスの元へ行った。コントローラーをOnにしてしばらくすると、点火されたようで徐々に熱風が出てきた。
温度を最大にしていたとはいえ、けっこうな大音量だ。これはネット上の口コミどおりだ。温度を最小にするとそれなりに音が小さくなって、これくらいなら快適に眠れそうな気がする。
北海道出身者としては燃焼中の臭いがどうなのか気になったが、全くと言っていいほど臭くない。家庭用の安い石油ファンヒーターとは全くの別物だ。一晩中使う季節になると一酸化炭素中毒も気になるので、いずれ警報器も調達せねばならないだろう。
口コミでは「キャンピングカーに付けてよかったと思うアイテム」のナンバーワンらしいが、なるほどこれは使えそうである。冬場に北陸へカニを食いに行く時などに強い味方となってくれそうだ。うー、早く行きたい。