祝デビュー戦 2021 甲斐旅 最終日 さらばフルーツ王国

ぶどうの丘での朝が来た。

昨夜は強風のためポップアップ展開を断念しての就寝だったが、やはり少々狭さを感じる。奥さんとしては、セミダブルサイズの後部常設ベッドを独占してたお前が言うなという感じで、彼女はソファ展開ベッドでエルブレにぴったりくっつかれて窮屈だったそうだ。しかも運転席後部の冷蔵庫側に追いやられてたので、電磁波の影響は大丈夫なのかと心配していた。まあ狭い車内なので影響があるのであれば全員にありそうではある。

昨日、朝食用にパンを仕入れたかったのだがスーパーには中にパン屋が見当たらず買えなかった。都留のスーパーでも見当たらなかったが、甲斐人はあまりパンを食さないのかな?それならPascoなどの袋入りパンでも買っとけばよかったのだがその時は気づかず、今朝の朝食は粉末スープがメインになってしまった。

寂しい朝食

せっかく電源付きだったのだから、電子レンジで温められるようなものなどを買えばよかった。今後のために、何も買えなかった時用の食糧を備蓄せねば。

我がコンパスにはカーナビを映せるフリップダウンモニターが付いているが、二列目シートを後ろ向きソファにした場合は首を後ろにグルンとまわさないと見れない位置のため、タブレットをテレビとして利用した。アプリ「どこでもDIGA」で自宅のDIGAに繋いでおり、ネット環境さえあれば日本中どこでも東京のチャンネルが観られる。便利な世の中になったものだ。

このRVパークは一泊:2,200円 電源付きで温泉施設付き(別料金)で眺望は最高なのだが、トイレは駐車位置からちょっと階段を上っていったところにある公衆トイレクラスの小規模なものでちょっとそこは残念なところだ。まあ24時間使えるだけでもありがたいのだが。

犬連れにとっては近所にこれといった散歩コースも無く、施設エリアをうろつく程度なのも少し残念な点である。しかしそれらの全ての残念な点を補って余りあるのが、駐車スペースからの絶景だ。周りの木は桜なので、次は満開の頃に来てみたいがおそらく凄い人気で予約を取りづらいのかもしれない。

最後に一番人気のNo.1の場所をお借りしてコンパス&エルブレの記念撮影をさせて頂き、お世話になったぶどうの丘を後にした。

勝沼は「日本のブルゴーニュ」とでも言うべき一大ワイン産地(実際にブルゴーニュのボーヌ市と姉妹都市)であるのと同時にブドウはもちろんサクランボや桃などのフルーツ大国でもあるということで、せっかく来たのだから何か買おうとぶどうの丘を下りてキョロキョロと物色しながら走った。実際、勝沼に入った瞬間から街道には直売所を併設したフルーツ農園が星の数ほどある。ぶどうの丘の真ん前にもあるが、フロントスタッフのお姉さんに聞くと、はっきりとは言わなかったが「目の前の店よりも丘を下りた街道筋の店たちの方が安い」というニュアンスであった。ということで迷わず丘を下り、なるべく商売っ気の薄そうな雰囲気のところを見つけて入ってみた。シャインマスカットとマイハートの試食がプリップリで美味かったので、ここんとこコロナ禍もあってすっかり不義理をしているエルブレの保護主さんへ少しばかり送らせて頂いた。もちろん、我が家用にもお徳用なパックがあったので買ってみた。

このセットでなんと1,000円ポッキリ。東京じゃ考えられない値段だ。シャインマスカットの方が試食よりも若干薄味だったが、マイハートの方は試食どおりで実に美味い。

今日は今回の車中泊デビュー戦の最終日だが帰るにはまだ早いので、エルブレの散歩と我々のランチのため近くの「笛吹川フルーツ公園」に行ってみることにした。ここは昨日の桂川ウェルネスパークよりもさらに大規模な公園のようだ。ドッグランもあるようだが8㎏という体重制限があり、ブレアしか入れないので止めて散歩をスタートした。

桂川ウェルネスパークよりもアップダウンがなだらかで、しかも階段ではなく斜面で歩けるので犬にもデブにも優しい公園のようだ。

あちこちにキレイな芝生広場があり、ちょっとしたゴルフ場並みに整備されているのに普通に中にベンチがあって歩いて入れたりもする。都内なら確実に「立ち入り禁止」レベルだ。

ワンコのためにウンチ入れまで設置されていた。甲州市、素晴らしいぞ。

公園内には売店やレストランもあり、ちょうど昼ということで入ってみた。

犬連れOKのテラス席は正面玄関からではなく、裏手の階段を上って外廊下を通って入る。

裏手の階段入口

テラス席は日を遮る屋根が無くてちょっと暑かったが、眺望は素晴らしい。ここも夜景は素晴らしいことだろう。

朝がスープだけという粗末さだったのでその反動でガッツリ頼んでしまった。私は「ガッツリ大人のお子様ランチ」。50代なんだからいい加減こういうセレクトを止めないとと思うが、ついついやってしまった。皿に乗ったこれでもかの肉たちはどれも柔らかくて美味かった。刺さってる国旗だけがちょっと残念。

ガッツリ大人のお子様ランチ

奥さんも負けてはおらず、「甲州富士桜ポークのカツカレー」。カツはもちろん、カレーも観光地やスキー場のカレーとは違ってコクがあって美味かった。

甲州富士桜ポークのカツカレー

ここ「ガイア」さんはマットや飲み水などワンコ用のサービスも充実している。

ガッツリとお昼を頂いて腹も膨れたので、再び散歩に戻った。この公園は名前の通り園内に多くの果物が生っていて、公園というよりはまるで果樹園だ。通路脇にはフェンスも何もなく普通にブドウが生っていて、頭上にまである場所もありワイナリーのようでもある。悪意があればすぐに生っているブドウに手を伸ばして食うことも可能だ。「観賞用」ということだが食っても不味いのだろうか。

実に広々としておおらかな公園で気持ちがいい。駐車場も24時間空いていてトイレもあるのでその気になれば車中泊も可能そうだ。「ガイア」で夜景を肴にグビグビ飲って、ここに泊まるというのも悪くないかもしれない。

そろそろ良い頃合いになったところで公園を後にし、勝沼から中央道に乗って帰路についた。途中またまた談合坂で最後の休憩を取った。野菜の市があったり店が豊富だったりと下りより上りが栄えているようだが、ドッグランは草ボウボウだったり土むき出しだったりでこれだけは下りの方が良いと思った。これならランに入らずに、隣のヘリポート周りを散歩している方が楽しい。

談合坂SA上りのドッグラン

談合坂を後にして自宅までノンストップだったが、結局この日はエルブレ共にノーリバースで乗り切れた。トータルでも二日目にブレアが一度だけという信じられない好結果でデビュー戦を終えられた。普通に考えればハイエースより前車のレガシィの方が遥かに乗り心地が良いはずだが、エルブレにとってはハイエースの方が良いということか。狭い車内より、自宅のソファで寝ながら移動するような感覚が気に入ったのかもしれない。油断は禁物だが、これから徐々に旅の距離を延ばしていって、近いうちに九州や北海道へ乗り込みたいものである。

「Zzzzzzzzzz」「Zzzzzzzzzzz」

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