2月12日(月・振替休日)
「道の駅みのかも」の二度目の朝が来た。
夜中に雪が少し降ったようだが、積もってはいなかった。
今朝も冷え込んでいる。気温はかろうじてプラスの0.9℃。
え?このあと強い雪が降るだと!?おいおい、マジか。
結局すぐに更新されて大したことなくなった。脅かすない。
特に朝食は買わなかったのでスープで済ませた。
出発前にダメ押しで公園に散歩に出たいところだが、昨日ジップラインで子供が空中を飛んで来るのを見てすっかりイヤになったブレアは行きたがらない。仕方なく駐車場を散歩してから延べ二日もお世話になった道の駅を後にし、可児へと南下した。
例によってお目当ての店がやっておらず、さてどうしようかと検索していると犬山に何やら評判のいい弁当屋があるので行ってみることにした。もちろん怖いので今度は先に電話してやっているのを確認済みである。
それがこちら「炭焼き弁当たまご家」さんだ。
あまりのメニューの多さに迷っていると、主と思しきお兄さんが話しかけてこられた。東京から来てんだと言うと、それがマシンガントークの引き金となった。
なんでもこの店、「惣菜・べんとうグランプリ」なるコンペティションに参加されており、いつだかは忘れたがファイナリストに選ばれたのだそうだ。出品する弁当を運ぶ時と受賞の賞状だか盾だかを受け取りに行く時の2回しか東京に行かないとも言われていた。
「他に出品しているのは大手ばかりで、資本金20万のところなんてウチだけですよ、ははは」と話はいつまでも続く。だがそこまで言われると期待せずにはいられない。ふらっと来てみたが、実は名店だったのか。
ご自慢の黒酢と赤酢の説明に入ったあたりでいい加減買う弁当を決め、今夜のおかずに玉子焼きも頂いてから店を後にした。
どこか景色のいいところでのんびりと弁当を食うべと探して辿り着いた先は、
「木曽川犬山緑地」だ。
少年野球チームの練習を観ながら先ほど買った弁当を広げる。
看板メニューの炭焼き弁当は、豚バラを豚丼的な甘辛ダレで香ばしく炭焼きにされていて美味い。米も自慢とご主人が言われていただけあって、確かに美味い米だった。
白身魚の赤酢あんかけは確かにトマト風味のタレがいい味出してる。付いてる玉子焼きも米も素晴らしい。。。。ってこれ、白身魚頼んだけど鶏じゃねーか。話に夢中になってオーダー間違えたか?まぁ、鶏も美味いからいいか。
夜用に買っためんたいチーズの玉子焼きも熱々のうちにちょっとつまんでみた。ふわふわの卵の中にチーズがトロトロでピリリと明太子が効いていて実に美味い。しかしこのデカさで800円とはお得だ。東京なら1,200円は取るな。
メシを食いながら目の前の少年野球の練習をぼーっと眺めた。我々の頃と比べると監督・コーチ陣の言葉使いが確かに格段に優しい。罵倒するようなのは皆無で、励ますように前向きに激を飛ばしている。これが流行りの「寄り添う」ってヤツか。でもなんかどことなく窮屈というかやりにくそうな感じを受けたのは私だけだろうか。
メシも食い終わったし、お待ちかねの散歩だ。
基本、犬の散歩は遊歩道のみで芝生やグラウンドは厳禁だ。
野球のグラウンドもたっぷり4面あり、祝日というのに2面は誰も使っていない。贅沢だ。
テニスコートも何面もある。
それにしても何というワイルドというかおおらかなコートだろう。金網で囲まれていないテニスコートって初めて見た。ヘタクソな私なら、ラケットのフレームにコーンと当てて、ロストボール確実だ。
川っぺりに近づいてみよう。
雄大な木曽川の風景がそこにあった。
おお、川の向こうに犬山城が見えるではないか。
遊歩道はまだまだ続くようなので、もうちょっと行ってみよう。
と、先にちょっと歩いたところでダンディなグラサン姿の爺様に、「こっちは犬ダメなんよ」と声をかけられた。そうなんすね、と教えて頂いたお礼を言ってから引き返した。「こっからダメよ」の看板を立てて頂けるとわかりやすいんだけどなあ、犬山市。
引き返して再び少年野球ゾーンにやって来た。
ちょっと近づいた分だけお城がよく見えた。
少年野球のエースと思しきピッチャーの子はフォームもキレイだしビシっといいタマを放っていた。
将来が楽しみだ。
散歩を楽しんだ後は、今宵のねぐらへと向かう。
今回度々お世話になるスーパー「バロー」の品野店で買い物をしつつ、
併設のコインランドリーで洗濯を済ませた後で今宵のねぐらへ向かったが、なんとここでブレアがまさかのリバース。3日目以降忘れかけていたところで、かなり意表をつかれた。内容は胃液のみだったので、腹が減っただけだったのかもしれない。
軽く動揺しつつも到着したのが「道の駅瀬戸しなの」だ。今宵はこちらでお世話になることにする。
ここの奥の駐車場は夜中閉鎖されるがその分静かというクチコミを読んだのだが、
いきなり無情な看板に出迎えられた。
それも一か所だけじゃなく奥の敷地内の至るところにこれでもかというくらいの看板の山だ。
まあマナーの悪い飼い主が多いのだろうとは察するが、それにしても。。ここの地権者が根本的に犬が嫌いなのだろう。
道の駅の建物側の駐車場にはそれらしい看板は見当たらなかったので、こちらに落ち着いたが、
どうも感じの悪い表現が、ひっかかる。連れ込み、って。
今日も一日が無事終わる。
今宵は昼に買った玉子焼きに、多治見で買ったシウマイをスライド登板させ、さらにバローのアサリワカメとグリーンサラダというメニューだ。
玉子焼きは冷めてからの方がチーズの塩味が美味い。シウマイは臭いけど味は絶品だった。ギリ醤油が要らないほどのタネの味付けだ。アサリワカメはまあまあという程度で、草は義務で仕方なく食うといった感じだ。
こちら、さすがと唸ったのは、洗面ボウルが素敵な瀬戸物だったことだ。
看板が無いとはいえ駅内の散歩は憚られるので、速攻で目の前の通りの歩道へとエルブレを最後の散歩に連れ出した。大型トラックがビュンビュン通るのでビビリながらもブレアは無事済ませられた。昨日は軟便だったが無事固まったし。
無事三連休もやりすごせたので明日はちょっと名古屋観光してみよう。
本日の走行距離:64km