2025 晩秋の四国九州旅 二日目 もうデカ盛りには勝てないのだと痛感させられた淡路の昼

11月11日(火)

どっかのジジイどもの喋り声に起こされた。何で我が家の窓の外でこんなに人の声がハッキリ聞こえてくるんだ?とわけがわからなかったが、、そうかここは土山SAだったんだと寝ぼけた頭はやがて気づいた。それだけグッスリと眠れたってことか。

あのウィーンというのが何秒おきかに唸る一般車の耳障りなエアコンアイドリングに比べれば、大型トラックの一定のアイドリングサウンドは大したことない。

エルブレは朝から元気一杯だ。

エルブレに食べさせた後、我々の朝飯をここのセブレブへ調達しに行く。

お馴染みのニシカワの焼きカレーパンとピーチョコに定番のたまごサンドを買い、コンパスへと戻った。

エアーのようにフワフワで軽いが、味は良い。

ここを出発する前に場内をまた散歩しよう。

ん??

あの白いVOXYって確か、、、

3月

やっぱり!3月に訪れた時にも置いてあったヤツだ。どうやら放置車両のようで張り紙がしてあったと思うが、なぜかそれも剥がされていた。どういういわくがあるだろうか。。

さて散歩に戻ろう。ここには犬に優しいエリアが用意されているのだ。

ん??

ガーーン。

ウソでしょ?

なんと閉鎖されているではないか。こんなに素敵なエリアを何故に。。

気を取り直して西へと出発する。

先ずは草津PAに寄り、高速ではお安めなスタンドで10リッターだけ給油し、

さらに西へと進むと、京都のあたりでお馴染みの渋滞と出ている。

ここは関西の町田か。

京都南を過ぎるとスイスイ流れ始めた。

西宮のあたりでまたちょっとした渋滞となった。

その渋滞も抜け、左へ進路を取ると、

明石海峡大橋がドーンと見えてきた。

そして本日の目的地である”島の始まり”淡路島が見えてきた。

旅の二日目のここまでのところ、ブレアはノーゲロで耐えている。早いとこどっかで休憩せねばと駆け込んだのが、

道の駅あわじ」だ。

ド平日にも関わらず駐車場は混んでいたので、明石海峡大橋の巨大な橋脚の下の第二駐車場にコンパスを停めた。

たしか向こうの方に広場があったはず。

あったあった。

エルはご機嫌な様子で広場を歩いていた。

ブレアの胃もすっかり落ち着いたようだ。

しばらくのんびりしたところで、そろそろランチに行こうか。

道の駅からちょっと走ったところにある、

漁師めし友明丸」がお目当ての店だ。

こちら魚物が食べれるのにテラス席で犬と一緒出来るとのことで来てみた。

店の裏手の堤防ビューのスペースに公園などでよく見るタイプの木製のテーブル&ベンチが3セットあるのがテラス席と呼ばれる場所だった。

天気は良いのだが東に面したテラス席はちと肌寒い。

3つあるテーブルの両端には既に先客がおり、皆さん昼間っからハイボールか酎ハイを飲ってて「やるなー」と思いきや、うちにも同じタンブラーが運ばれてきた。単にお冷用にこんなイカしたヤツを使っているというだけだった。

さて何を食おうか。

こちらは鯛の天ぷらがウリらしい。

悩みに悩み、豊富なメニューの中から名物淡路島天丼と、海鮮丼と鯛天のセットをチョイスした。

名物淡路島天丼

海鮮丼+鯛天

運ばれてきた膳を見てたまげた。天ぷらのボリュームがハンパない。しかも元々淡路島天丼の方に鯛天がかなり乗っているので、わざわざ海鮮丼にオプションとして付ける必要が無かったと気づいた。注文する前に内容を聞くべきだったと後悔するも後の祭り。

鯛天はフワッフワでサクサク、淡路島と言えばのタマネギ天も甘くてGood。海鮮丼の魚も新鮮で実に美味い。がしかし、それも序盤までだった。海鮮丼は適量なのだが、如何せん、天丼の量が多すぎて最後の方は完全に持て余してしまった。最初はサクサクだった天ぷらも後半モタモタしているうちに冷えてきて、下のご飯が油でベチャベチャになる始末。アラ還の我らが胃ではもうデカ盛り系には太刀打ちできないとあらためて痛感した。昔は魚介系天ぷらなんて永遠に食えたのに。。トシは取りたくない。

食後は腹ごなしにちょいとこの近辺をうろついてみる。

店からちょっと歩くと、何とも味わいのある商店街を発見した。

渋い床屋さんに、

東京ではとんと見なくなった酒の自動販売機。買うには免許証を読み込ませないといけないらしい。

新聞の自動販売機もあった。

そして潰れたコーヒーパーラーが、、、と思いきやしっかり営業されていた。

商店街にはもうほとんど店は残っていないようだが、喫茶店だけは三つくらいあった。愛知岐阜のように喫茶店文化が寝強い地域なのだろうか。

きっとかつては娯楽の殿堂であったであろうパチンコ屋もあった。

ノスタルジックな商店街のぶら散歩を終え、次に向かったのは、

美湯松帆の湯」だ。

ここには、各地のビュースポットで最近よく目にする”地名ロゴモニュメント”がある。

さてひとっ風呂浴びに行こうか。

嬉しいことにJAF割が二人分適用され800円⇒700円だった。面白いことに入浴料金を払った後に進んだところで靴を脱ぐという初めてのスタイルだ。脱衣所も浴室も広々としていて気持ちいい。いい湯でした。

さっぱりしたところで今夜の宿場へと向かおう。

風呂からちょいと南下し、淡路北スマートICをくぐる。

ETCを通過したからといってここからまた高速に乗ってどっかまで移動するわけではなく、

くぐってすぐそこが本日のねぐらの「淡路ハイウェイオアシス」なのだ。

明日、すぐに淡路ICで出れば100円で一晩泊めてもらえるという寸法だ。

広大な駐車場は建物近くにちょっとクルマが停まっているだけで、ガラガラだった。日が暮れればさらに減るだろう。

ここにも地名ロゴモニュメントがあった。

この辺一帯は「兵庫県立淡路島公園」というくくりであり、ハイウェイオアシスはほんの一画に過ぎずやたらと広い。

向こうにはドッグカフェやランもあるらしいのだが、

休みだった。金~月しか営業しないらしい。

とここで、それまで普通に散歩していたエルが突然機嫌が悪くなり、リードを我がままに右に左に引っ張り始めた。何が面白くないのか、、、相変わらず難しいヤツ。

駐車場へ戻ると、初代のバネット(ダットサンバネット)が停まっていた。なんとレトロで可愛らしい佇まいよ。

日も暮れてそろそろ夕食時なのだが、昼間のデカ盛り天ぷらのせいで全く腹が減らず。

日課の納豆プラス、ギョニソとスナックおつまみで一杯やるにとどめた。

クチコミ通り静かなところだが、時折遠くの高速道路の音が聞こえてくるので今宵も閉め切って中寝といこう。

本日の走行距離:165km

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