もともと酒が大好きで、外で飲むのも家で飲むのもビールでも日本酒でもウイスキーでも紹興酒でも何でも大好きな私だが、2020年はリモートワークかつ毎晩のWeb会議ストレスのせいにもしてほとんど毎日飲み続けた。その結果、体重は増え、それに比例して血液検査の各数値も右肩上がりに上がった。
30代の頃から高尿酸血症になり、毎朝薬を飲んでいる。尿酸が高いと言うと、「ビールの飲みすぎだ」とか「贅沢なモンばっか食ってっからだよ」と必ず返されるが、そうではないのである。ビールは確かに当たっているかもしれないが、別に毎日ウニだイクラだ牡丹海老だと食ってるわけではない。これはうちの血統なのだ。というのも、痛風というのは患者の95%は男性なのに、私の死んだ祖母もその娘である伯母も痛風だ。痛風のサラブレッドなのである。私の父は痛風ではなかったのに、ひと世代飛ばして私に遺伝したようだ。
さらにうちの家系は肝臓病のサラブレッドでもある。うちの親父はB型肝炎から肝硬変となって最後には肝臓がんで60で死んだ。このB型肝炎ウィルスのキャリアが家系に非常に多く、親父の兄弟も何人もこのコースを辿って死に、従妹連中にもその予備軍が控えている。幸いにも私はキャリアではないが、気になって肝臓の各数値は常にチェックしている。
尿酸値&肝臓チェックのため近所の内科に3か月毎に行き、血液検査をしてもらって3か月分の尿酸薬をもらっている。前回は3月に行ったが、尿酸値は薬のおかげで高めながらギリギリセーフで、γ-GTPもこれまた毎日飲んでいた割にはギリセーフだったが、ノーマークの中性脂肪が基準値をはるかにオーバーしていた。よく見ると8月から右肩上がりで、12月の数値の倍近くまで跳ね上がっているではないか。
明らかに肥満が原因であり、先生からも毎回のようにありがたいコメントを頂いてしまう。
このまま調子に乗って飲み続けていては、健康寿命がどんどん短くなりバラ色の退職後生活など夢のまた夢と思い、この後で一念発起して酒を減らすことにした。私の場合、冷蔵庫にたくさん冷やしていたりするとあればあるだけ飲んでしまうので、平日は冷やさずに金曜の夜に冷やし始めて飲むのは土日の週2回だけ、というルールにした。ただし外でランチの際には無礼講という自分に甘いルール設定にしたが、幸か不幸か小池都知事のおかげで飲食店が酒を提供してくれなかった期間が長かったので結果的にこの3か月でけっこう酒量を減らせたと思う。飲まない日は必然的につまみも食わないので、まだまだ標準体重には遠く及ばないがそれでも体重も若干減った。
尿酸薬もそろそろ切れるので、明日にでも内科へ行く予定だが、はたして中性脂肪やその他数値の結果は如何に?