2022 晩夏の北海道旅九日目暗雲立ち込める余市で夜の街へ繰り出し一杯

「ルスツふるさと公園」の二度目の朝が来た。

一昨日より車中泊erは多かったが静かな夜だった。

羊蹄は顔を出してはくれているが、雲は多かった。今日は午後から天気が崩れる予報が出てしまっている。

旅も九日目になるが体調も崩さず元気にランでワンプロして遊べたエルブレだった。飼い主の都合で引っ張りまわされて迷惑だろうが、それなりに楽しめてもいる様子だ。

今朝は安定のお茶漬けに高級メロンヨーグルトを添えて。

明日は札幌で予定があるため今日はどこか札幌の近郊で一夜を明かしたいところだが、太平洋側は天気が悪いらしいので余市あたりを目指すことにした。

二日間お世話になったルスツふるさと公園は本当に快適だった。また次回北海道へ渡ることがあれば、外せない停泊地だ。

そのふるさと公園を後にし、近くで洗濯をした後でホクレンで給油した。

159円だったが明日札幌でもっと安く給油出来るかな、という思いで30リッターにしておいた。

再び「道の駅名水の郷きょうごく」に寄ってダメ押しの給水をし、ニセコへ向かった。

さてニセコといえば近年外資のハゲタカに買い漁られたおかげで伊豆高原などよりよほど栄えていた印象で、コロナでどうなっているかと思ったが若者や若い家族がカフェやレストランにけっこう集まっているようだった。であれば、きっとテラス席のある店もあるだろうと調べたら一軒良さそげなのがあったので行ってみた。

「ビストロリ・アルボー」さんだ。

リゾートのコテージの横に建つレストランで、広々とした芝生の上にたっぷりすぎるソーシャルディスタンスを取った席が用意されている。

スープの底にモッツァレラチーズと思いきや実は豆腐だったり、カラっと揚がった天ぷらが添えられていたりと、イタリアンフレンチに和テイストがプラスされている憎い味付けらしい。メインはラムと、最近北海道でよく獲れるようになったという鯖をチョイスしてみたが、鯖は若干硬くラムの方がジューシーで美味かった。ご飯が若干パサパサのアメリカンテイストだったのが残念だが、その反面パンは絶品だった。

食後は飲み物かデザートを選べたので、コーヒーとデザートをそれぞれチョイスした。アイスだとしたらオフホワイトなバニラが絶対来るだろうと思いきや、ブルーなソルベが出てきて意表をつかれた。味はラムネ？ガリガリ君が高級になった感じでまた驚いた。コーヒーは香りが良く美味かった。

良い意味で色々と変わった店で、ノンビリさせて頂いた。

さあ昼も食ったところで、とんでもない色の暗雲の下、5号線を一路日本海側へ向かった。

本日の停泊地の「道の駅スペース・アップルよいち」は、宇宙飛行士の毛利さんの故郷ということもあってハヤブサやシャトルの模型が飾ってあったり宇宙食が売ってたりとまるでJAXA直営のようなノリだ。

建物周りの第一駐車場は落ち着かない雰囲気だが、少し奥にある第二駐車場は静かで良さそうなので先ずはここに陣を張った。

今にも降りだしそうな空で湿度が高く、しかも気温も高めだった。Yahoo天気によると夜も24℃とかで、果たして寝られるのだろうか。

さて余市といえばニッカウヰスキーで、すぐ近くに工場があるので散歩がてら行ってみた。見学などは完全予約制となっていて、突然ふらっと立ち寄っても一滴の試飲も出来ないという敷居の高さだ。せめて売店だけでもと門番のおじさんに聞くと、売店は少し先に別にあるとのこと。地図をもらって歩いてみたらけっこうな距離で、クルマで来れば良かったと後悔した。