2021 山陰山陽旅 第九日 ぐるりと島を一周しつつ初ボウズ

道の駅 小豆島オリーブ公園」第三駐車場の朝が来た。

昨夜は風が強かったため前日に引き続き屋根裏部屋は使用せずに下で寝た。たまに強風で車体が揺れた以外は実に静かに過ごせた。

朝からも依然として強風だが、良い天気の一日になりそうだ。

朝食は前日に「道の駅 みやま公園」で買っておいたパンを頂いた。1個220円でこの素晴らしいクォリティだとバカらしくてコンビニでは買えなくなる。

食後は周りををのんびりと散歩することにした。

ここオリーブ公園は広い園内に様々な種類のオリーブの木が植えられていて、建物はギリシャテイストな感じで地中海の雰囲気をウリにしているっぽい。

どこでもドア?

中には記念すべき原木や、横田ご夫妻の記念植樹などもある。

しかしこの公園にやってくる客たちはオリーブなどどうでもいいらしく、皆一様に箒を事務所で借りてきてそれを手に持って歩いている。ここは、2014年に実写化された「魔女の宅急便」のロケ地だそうで皆さんキキになりきるためにやって来ているようだった。

ギリシャ風車のところでは、箒にまたがって宙に浮いた写真を撮りたい輩が順番を待って列をなしているという状況だ。

写真のような若い女子たちならまだしも、いいトシをしたオバチャンやオッサンが箒を持ってウロウロしていると「清掃の人」にしか見えない。

たっぷりと午前中に散歩してエルブレを満足させた後は、島一周ドライブへ出かけてみた。

先ずは本日のランチにと、大人気の「こまめ食堂」へ行ってテイクアウトのおにぎり定食をゲットした。

食べる場所を求めてコンパスを走らせた。ここ小豆島には道の駅が三つあり、せっかくだから全て周りたいと二個目の「道の駅 大阪城残石記念公園」を訪れた。名前からはよくわからなかったのだが、要するに昔大阪城を作る時に小豆島の石を運んだが、それが戻ってきてここに置かれているというコンセプトのようだ。たしかにここに来るまでもやたらと採石場があった。ここは石の産地なのだろう。

こちらの駐車場で先ほどゲットしたおにぎり定食を頂いた。

鮎?の天ぷらとかき揚げ、なますと豆煮がおかずのオニギリ二個セットだった。ボリューミーかつ美味かった。

食後は道の駅を後にし、途中眺めの良さそうな展望所があったので寄ってみた。まさに風光明媚とはこのことだろう。

ブレアは「アタシ降りない」とめんどくさがっていたのでエルだけクルマから降ろした。ブレアは初日に3回リバースしたっきり、すっかりクルマが平気になり走行中は後部常設ベッドにドンと寝そべり窓から外を眺められるようになった。驚きの進化だ。まさに威風堂々。4歳にしてようやくクルマ酔いを克服したか。

ここがブレアの定位置

海沿いの道をのんびりと走っていると、釣りが出来そうな堤防がたくさん出てくるが人っ子ひとり居ない。なんというもったいなさ。徐々に欲求が抑えられなくなり、ぐるっと島内を一周した後に三都半島方面へ進み少々竿を出させてもらうことにした。半島の東側は途中細く曲がりくねった道が連続するが、一台分くらいしかないほど細くても数10m行くとすぐに道幅が広くなるという連続で「ポツンと一軒家」的な緊張感はさほど無い。

山道が終わると、谷尻漁港が見えてきた。

広い足場の良い堤防に岡山から来たと思しき一家3人しか釣り人が居ない。ここはパラダイスか。

期待に胸を膨らませてエイヤと西日本初キャスト。

アタリが無いので堤防の先端まで行って、エギをチェンジしながら30分くらい粘ったが全く釣れなかった。無念だがこの抜群のロケーションでキャストしてシャクっているだけで気分が良かったと自分を慰めつつ、皆が待つコンパスへ戻った。堤防を去る前に岡山の一家に「釣れますか?」と聞くと、息子さんがアイナメをゲットしたらしく嬉しそうだった。愛想の良い奥様に「お疲れ様でした」と声をかけて頂きながら漁港を後にした。

ここでふと、数時間前に寄った「こぼれ美島展望台」のベンチに、エルブレのオシッコ後にかけるためのペットボトルを置き忘れてきたのに気づいた。先端のシャワー部分は先代犬の桜の時から使っている愛着のあるヤツだけにショックだったが取りに戻るには遠すぎる。

気を取り直し、島内3個目の「道の駅 小豆島ふるさと村」にちらりと寄ってコンプリートしてから内海のスーパー「マルナカ」で夕食を調達し、今宵の停泊地へ向かった。

今夜は、前日に「サン・オリーブ」のお兄さんに聞いた、オリーブ公園から下って国道を挟んだ海側の「オリーブナビ小豆島」の駐車場に泊まらせていただくことした。ここは海水浴場の駐車場でもあるのだが、昨夜の第三駐車場よりもトイレが良い(ウォシュレット付き)からだ。

今日も一日風が強く夜も冷えそうなので、今宵はおでんにした。鯛風味のツユが美味かったが、大根に芯があってシャリシャリしたのがちょっと残念だった。

山陰から山陽に南下したせいでズワイガニを食いそびれたので、数日前に通過した香住産のほぐし身もつまみに買ってみた。味が若干薄かったが気分だけは味わえた。

DAZNのジャッジリプレイを観ながら、これらをマルナカの見切り品コーナーで見つけた徳島の芳水吟醸でグイグイと流した。フルーティで女子が好みそうな味が心地よかった。

ジャッジリプレイを観る度に、サッカーというのはテキトーなスポーツだなとつくづく思う。結局最後は主審の主観のみで、J1はVARがあるからまだいいがJ2以下は無能な審判に当たった日は何が起きようが諦めるしかない。

こうして小豆島の2度目の夜が静かに更けていったのだった。

本日の走行距離:78km

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