どうやらついに完全克服した模様

山陰山陽紀伊半島旅以来、クルマに乗せていなかったエルブレ。せっかくクルマ酔い克服の兆しがあったのに、このままでは忘れてしまいイチからの出直しになると焦り、無理やり乗せてみた。

寝台の寝袋の上でリバースされたらどうしようと心配しつつ、30分程度無事に走り終え着いたところは、

川崎にある東高根森林公園だ。

何度か前の道を通ってはいたが、こんな公園があったとは今の今まで知らなかった。案内図を見る限り、散歩に良さそうだ。平日は駐車場が無料というのも実に良い。そのせいか、平日なのにけっこうな数のクルマが停まっていた。

早速散策をスタートした。クルマ椅子で一周出来ると言うだけあって、歩道や木道がとても歩きやすい。健脚の人用には階段のコースもたくさん用意されている。

久しぶりの「お初の場所」なので、エルブレのテンションも高かった。

芝生の広場ではグルグルと走りまわれた。

池や小川で囲まれた湿地帯には、鴨が優雅に浮かんでいた。

鳩やカラスは追っかけようとするくせに、鴨には何故か反応しないエルブレ。鳥と認識していないようだ。

ここはカメラや双眼鏡を持ったバードウォッチャーも何人か居た。お母さんと来ていた少年に「何が撮れるの?」と尋ねると、「ルリビタキ」と撮れたばかりのご自慢の写真を見せてくれた。青くてキレイな鳥が見事に撮れていて嬉しそうだった。

湿地帯はマムシも出るらしく、コースを外れて歩くのは危険そうだった。

のんびり一時間くらい散歩してから駐車場に戻った。エルはまだまだ散歩したそうだったがキリがないので帰路に着いた。

結局帰りの30分もノーリバースで凌げた。これはもうクルマ酔いを克服したと言っても良いのではないかと思う。

ここまで、永かった。つい2、3年前には乗せて10分でリバースなんてザラで、和光へ行く途中の環八で6回くらいリバースしてたこともあるブレア。ブレアにつられて忘れた頃に盛大に噴射するエル。それがついに平気で乗っていられる日が来ようとは。

2021年は「ついにクルマ酔いを完全克服した年」と記憶されるであろう。

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