「道の駅あがつま狭」の朝が来た。
ここまで来るとさすがに夜は静かで実に快適に眠れた。やはり町に近い駅とは違い、素晴らしい環境だ。昨夜遅くには駐車場脇の芝生にソロテントを張っていたライダーが居てすげーなと驚いたが、朝には忽然と消えていた。
この駅の素晴らしいのは、このトイレの多さである。個室が2,3個しかなくてしかもひとつが未だに和式というようなPoorなところも多く朝には緊張の争奪戦になりがちだが、ここはそんな醜い争いとは無縁だ。上の図の「現在位置」の真上のメイントイレ棟だけでもすごいのに、左脇にはサブ棟もある。切羽詰まった状態で「空いてるといいな。。。」とテクテク歩いて行かなくても余裕で空いている。実に素晴らしい。
ひとつだけよくわからなかったのがサブ棟の「ライダー用スノコ」だ。
ライダーはブーツが汚いからスノコを敷け、という意味なのだろうか?この辺にはブーツがドロドロの林道ライダーが多く立ち寄るのかもしれない。
飽きもせず今朝もお茶漬けだ。
昨日の残りのおはぎがインスタントコーヒーに合うこと。旅先で車内で飲むインスタントコーヒーは、下手したら家でエスプレッソマシンで淹れたコーヒーより美味いかもしれない。
昨日と違い、今朝は貸し切りのドッグランを堪能したエルブレだった。
ここは広い芝生広場とドッグランだけでも十分なのに、脇にはちょっとした散歩道まである。犬連れにとってはまさにパラダイスだ。
お世話になった「道の駅あがつま狭」を名残惜しくも後にした。またいつの日かきっと訪れることだろう。
近くの八ッ場ダム近辺を通り「道の駅八ッ場ふるさと館」をちょっと冷やかしてから、南下を開始した。
二日目の昼間にまさかのリバースがあったが、徐々に一列目に慣れて落ち着いてきたブレア。急にすくっと起きると「こみ上げてきたか!?」と不安になるが、口角が変に上がらない限り大丈夫なのだ。
エルも最初はポジションがしっくりこないのか、クルクルと動き回ってブレアに迷惑をかけたりして落ち着かなかったが、一旦しっくりくると以前よりも楽しそうな顔をして乗れるようになってきたようだ。
406号線を順調に南下し、途中にあった「道の駅くらぶち小栗の里」に立ち寄った。こじんまりとした駅で、停泊地にはあまり向かない感じだった。
パンとハムカツを買い込んで、外席でランチとした。ハムカツはちょいと油切れが悪かった。
昼飯も済ませたので関越が混まないうちに帰るべとさらに南下した。
高速に乗る前に奥さんのリクエストにより「道の駅ららん藤岡」に立ち寄った。あがつま狭は涼しかったが藤岡まで下りてくるとけっこう暑い。
気温が28度くらいだと未だ路面が肉球を焼くほど熱くはならないが、そろそろ犬連れお出かけのオフシーズンが近づいてきている感がある。最近は夏の存在が邪魔でしかない。
奥さんの目当てはエルの視線の先にある「ガトーフェスタハラダ」だ。
ラスクをしこたま買い込み、コーヒーゼリーにソフトクリームが乗っかったのを頂いて涼をとったところで今回の上州旅を終え、藤岡ICから帰路についた。
帰りの関越は渋滞も無く、スムーズに帰ることが出来た。夜は安着祝いに、ららん藤岡で買ったさしみこんにゃく&もつ煮込みをハイボールで流し気分よく酔っぱらった。
真夏前にもう一回くらい近場でどっか行けるかな?
本日の走行距離:159㎞