「道の駅伊豆のへそ」の朝が来た。
朝からいい天気で今日も暑くなりそうだ。
昨夜は屋根裏部屋は快適だったが、下の女子部屋はけっこう暑かったようでエルもハァハァ言っていたらしい。季節的にそろそろ扇風機でも導入しないと車中泊には厳しくなってきたのかもしれない。戻ったら早速検討開始だ。
この駅にはHESO HOTELなるホテルが併設されている。
すぐに国道があり、丸亀製麺やマックなど店も一杯あるので便はいいが、いかんせん犬を散歩させるいい道が無いのが残念だった。
結局今回は3日連続で朝茶漬けとなった。今のところ飽きない。
併設された伊豆・村の駅は9時OPENだった。開店早々に野菜やら弁当やらが豊富に並んでいて活気があった。
ここには「いちごBonBonBerry 伊豆の国Factory」というイチゴ専門のお菓子屋もあって、奥さんは開店と同時に喜び勇んで突入していった。
おそ松くんに出てくるチビ太のおでんのスイーツ版のようなのを買ってきた。一口もらったがなかなか美味だった。
昨夜はMERIDAの屋内MTB施設の前をお借りしたが、奥の方にMERIDAペイントされたワークスカーっぽいハイエースが停まっていたので無遠慮にもジロジロと見させていただいた。わがコンパス同様にワイドミドルバンベースで、顔つきを見ると3型でモロに同世代とみた。
陽が完全に上ってどんどん暑くなってきたのでそろそろ出発をと世話になった伊豆のへそを後にして北上開始した。今日はもう東京へ戻るが、その前にちょっと以前から寄ってみたいと思っていたところに立ち寄ることにした。
世界遺産の韮山反射炉である。
世界遺産マニアとしてはいつかは来ないとと思っていたのだが、おそらく日本にある世界遺産の中で一二を争う地味さのためなかなかこれまで足が向かなかった。奥さんも全く興味が無いようだし、エルブレをクルマに待たせるのも猛暑で無理のためひとりでしかも入場せずに表から写真を撮っただけで終わりとした。
訪れている人もほぼ全員60歳オーバーでしかも少なかった。
世界遺産の次は聖地巡礼だ。
迎えてくれたのは現大河ドラマの重要キャラである源頼朝公と御台所だ。
源氏の挙兵までの20年をこの地で過ごしていたそうな。本来大暴れする若い時代を死んだように過ごしてよくぞ心が折れなかったものだ。
この公園は辺鄙なところにあるが、韮山反射炉よりも活気があった。
さてそこそこ観光もしたところでどこかで昼飯でも食って帰るべと、蛭ケ島を後にした。
やがて右手に明太子が見えてきて、目的地である「道の駅伊豆ゲートウェイ函南」に着いた。
道の駅側ではなく川っぺりの川の駅の方にコンパスを停め、先ずはエルブレの息抜きにドッグランで走らそうと土手を下りようとしたが、様子がどこか変だった。
ランのフェンスが撤去されていたのだ。しばらく来ない間に廃止されたのか?
仕様が無いので川沿いをちょっと散歩させた。
暑いので早々に引き上げて建物の方へ行くと、
ランは大雨に備えて一時撤去していただけだったようだ。
来るイベントに備え、この日の翌日には再開するとスタッフのお兄さんも言っていた。
それを聞いてとりあえず安心して何か食おうと橋を渡って道の駅の方へ移動した。
せっかくふんだんにテラス席が用意されているのだが、いかんせんこの日はカンカン照りのため回廊のベンチに陣取った。
席も取ったところで「沼津魚がし鮨」で丼をテイクアウトした。今回の富士山麓表裏旅を締めめくるのにふさわしい新鮮なネタで美味しゅうございました。
食う物も食ったところで東名が混まないうちにさっさと帰宅したのだった。
関東の標高の高くないところでの車中泊は今後ますます厳しい季節になるのを実感した旅だった。部屋にエアコンの無いコンパスは、夏はオフシーズンとするか北海道に行くしかないのだろう。
本日の走行距離:133㎞
今回の総走行距離:365㎞