「道の駅北オホーツクはまとんべつ」の朝が来た。
今日もいい天気になりそうな予感の朝だった。
朝5時の気温は12.9℃と肌寒かった。
車内は18℃と快適に眠れる温度だった。
まだ新しい駅なので建物もトイレもピカピカで素晴らしい。数も多いので朝の争奪戦とも無縁で安心する。
多少草が伸びててワイルドだが、広いドッグランもしっかりとあって犬連れには嬉しい。
隣の公園部分もかなり広く、ゆっくりと散歩が出来る。
またまた今朝も飽きもせずお茶漬けを頂いた。ヨーグルトのトッピングはブルーベリージャムに変わった。
さて今後だが、これまで北海道で生まれ育ち道外に出てからもそれなりに道内を色々と見て周り大体クリアした感があるのだが、未だ見たことが無くどうしても見てみたいものがいくつかある。そのひとつが「サンゴ草」だ。正しくはアッケシソウという湿地帯の植物らしく、秋になると真っ赤に紅葉する様が写真を見る限り見事なのだ。ただその時期というのが9月上旬から中旬と現役リーマンには休暇が非常に取りにくい時なのでこれまでは縁が無かった。しかし今や年中ヒマな「サンデー毎日」状態になったので是非とも今回は見てみたいのだ。だがこの旅の合間に実際に過去に見たという人に聞いたり、網走の観光情報などを検索してもいまひとつ旬がハッキリしないのだ。そこで過去に先代犬と泊まったことがある能取の「かがり屋」さんのサイトを見ると、近々サンゴ草祭りが開かれるとあったので直接電話して聞いてみた。女将さんか女中さんかわからないが、電話に出てくれた女性曰く、「その祭りの前後が見頃になるだろう」という見立てだった。これにより、1週間後に能取に行くというのが決まり、それまで上手く調整しながら南下することにした。
色々と検索しながらサンゴ草作戦を立てていたらあっという間に昼近くになってしまった。昼飯だが、ここの駅には浜頓別町唯一のパン屋が入っているとのことでそこで買って軽く済ませることにした。
まあとびっきりというわけでもないが、普通に美味かった。
昼飯も済ませたところで南下開始、と行きたいところだがこのままここを去るのはもったいないのでもう一度大好きな場所を訪れることにした。
昨日に続き「エサヌカ線」だ。
夕陽もいいが、やはり抜けるような青空の下もたまらなく、いい。
この道は一気に突っ走ってしまうのが勿体なく出来るだけ長く味わいたいので、ゆっくりと往復した。もしも将来オープンカーを手に入れることがあれば、ここを走るためだけに道北まで遠征して来てしまうかもしれない。
結局二日がかりで1.5往復して腹一杯絶景を楽しみ、ようやく浜頓別に別れを告げ275号線で内陸へ向かった。
道の駅おといねっぷで軽く休憩し、今日の停泊地の「道の駅びふか」へ到着した。
オホーツクに出てその姿を見なくなって安心していた蛾助だが、内陸に入ってきたら再会してしまったようで、あちらこちらにその姿を見た。
駅の建物の裏手にある橋を渡った先には温泉やキャンプ場がある「美深アイランド」があるが、蛾助どもを踏まないように歩くのが大変なほど残骸があった。油断するとブレアがすぐ鼻をつけるので危険極まりない。
ここのキャンプ場に泊まることも考えたが、土曜ということもあってけっこう賑わっていたので道の駅側に泊まらせて頂くことにした。
先ずはびふか温泉で汗を流す。昨日の「はまとんべつ温泉ウィング」よりも開放感があって疲れが取れた。何よりようやく湯の塩っ気が無くなったのが嬉しい。
さて夕食だが惣菜などを買ってもなかなかゴミが捨てられない北海道なので、面倒だからレストランで食おうと思ったが、
残念ながら休みだった。
しょうがないのでここ唯一の選択肢の揚げ物コーナーに行ってみると、皆考えることは同じのようでもう残り少ない状況だった。慌ててなんとか買い漁ってコンパスへ戻った。
昼があまりにも軽かったのでまだ陽が高いうちから宴会を開始した。完全なる揚げ物ナイトになってしまったが、全く期待していなかったところに予想外のクオリティで嬉しい誤算だった。東京で普段買っているスーパーのお惣菜などよりもカラっと揚がっていて数倍美味かった。大当りだ。
DAZNで前日やっていた札幌vsC大阪を観る。上位のセレッソには勝てねーだろーなと思っていたらまさかの勝利だった。とにかく何でもいいから残留だけはお願いします。
2-1の勝利に気分が良かったが、あの電灯に今宵も奴らが狂喜乱舞で群がるのだろうかという不安を抱きながら美深の夜は更けていったのだった。
本日の走行距離:124km