9月中旬に北海道旅を終えてからはもう一か月以上が経過した。その間、燃える闘魂は昇天し、柔道、卓球、バレーと世界選手権が連発して日本人選手が躍動し、日本シリーズはとにかく激アツだった。推しのコンサドーレはといえば、おかげ様でドタバタしたシーズンを何とか自力で残留で終えることが出来ることとなった。そして我が家のコンパスはオイル交換と洗車を済ませ、いよいよ11月にまた新たな旅へ出る準備が整った。
くるま旅といえば会員になっている「くるま旅クラブ」の会員証が日の目を見る機会が一向に訪れない。
次の旅では是非とも活躍して欲しいところだが、とりあえず数少ない特典のひとつであるイベント特典利用券を使いに出かけてみた。
着いた先はお台場だ。
駐車場には一般車に混じりキャンカーがチラホラ居た。
青海で開催されていたのは「お台場キャンピングカーフェア2022」である。昔からこの手のイベントにはたまに訪れてはあーでもないこーでもないと妄想していたが、キャンピングカーを手に入れた「オーナー」となってからは初の参加だ。
キャンカーオーナーを夢見ていた頃は、入場するなりお目当てのビルダーのブースをまわって展示車を舐めまわすように見てはスタッフさんに質問したり実際に中に入れてもらったりして知識を蓄えていた。だが実際にオーナーになった今は、先ずはグッズ系のブースへ直行だ。旅に使えるような小物がびっくりするような破格で売られていたりするからだ。
先ず立ち寄ったのはお馴染み「キャプテンスタッグ」だ。
色々なグッズが安く売られていた。流行りのメスティン(ここは角型クッカーという商品名)もあり、危うく買いそうになったが「あんまり使わねーよなー。。」と思いとどまった。ペグなどは4本でなんと110円で売っていて目を疑った。Amazonでも480円くらいするので、これも危うく買いそうになったが「でも持ってるしなあ。。」と思いとどまった。こういうところはすぐに余計な物を買いそうになるので、自分との闘いだ。
会場内は人も多いし排泄防止ということもあってエルブレ1号に乗ってもらった。
結局グッズの収穫も特に無く、いよいよキャンカー見学へ。
さて、最近のキャンカーのトレンドは如何なものか。先ずはバンコンから見ていく。
今回、ハイエースの運転席後ろをくりぬいてエアコンの室外機を設置した車両をやたら見た。コンパスの冷蔵庫がある辺りの部分だ。どんどん暑くなる一方の日本の夏への対策だろうが、外部電源無しでどれくらいの時間稼働出来るのやら。カギとなりそうなリチウムイオンのサブバッテリーもかなり実用化されてきているようなので4時間くらいは平気で動くのだろうが、エアコンを設置するとその分車内のスペースを犠牲にせねばならない。我らヒマな年寄りは夏はじっと家でガマンしていればいいが、お盆しか休めないような現役世代には今後は必須のアイテムとなっていくのだろう。
バンコンだけではなくキャブコンたちも室外機を付けた車両が多かった。
そのキャブコンだが、ベースのカムロードはすっかり後輪がダブルタイヤのものに切り替わっていたようだ。これにユーアイビークルのスタビライザーを付ければ一昔前に比べればかなり安定した走りであろう。車体も、ちょっと前は判で押したように白であまりセンスが良いとは言えないデカールのラインが施されているものばかりだったが、今やサンドベージュやブルーグレーなどの渋い色の車両もあって時代は変わった。
バンコンというか車中泊仕様のハイエースやバネットも、アースカラー系でメッキをブラックアウトしてオールテレーンタイヤを履かせたいかついタイプが多かった。コンパスもこういうイメチェンをしてみたい気があるが、既に予算オーバーだ。
我がコンパスの新車も来ていた。
現行のコンパスもリチウム化やエアコン設置など最新トレンドは追いつつも、間取りなどの基本設計は2011年型の我が家となんら変わっていない。ポップアップの生地はコットンっぽくて前に窓があるものに変わっていたので、いずれ破れたりしたら張り替えてもらおう。スタッフさんに聞くと、正確な数字はわからないが「20万しないくらいかと。。」とのことだった。そんなにバカ高くはないが、、、破れないよう大事に使おう。
この日はどピーカンの土曜なので車中泊ブームの昨今でさぞ混んでいると覚悟して来たのだが、そうでもなかった。その少ない来場客たちはほとんどが軽キャンやバンコンに群がっていて、キャブコンがちょろっとという程度だった。
1,700万もするアメリカンキャンパーのウィネベーゴや、
これだけで6mを超えるようなアメリカントレーラーなどは閑古鳥が鳴いていた。まあ、そりゃそうだろうな。日本で使うには現実味が無い。
ひととおり周って何か変だと気付いた。幕張などのイベント時よりもビルダーが少ないのだ。先ず、いつもそこだけは入場規制をしている天下のトイファクトリーが来ていない。我らがユーアイビークルも居なければ、リチウム化の元祖?のキャンパー鹿児島も来ていなかった。いつもいるルーフテント屋さんなども居なかった。貴重なタダチケットを規模の小さなイベントで使ってしまったか。来年2月の幕張にしとけばよかったかなとちょっと後悔しながらも、何か食おうとグルメエリアへ行ってみた。
なんとか空いてる席をゲットし、横手焼きそばと豚丼を頂いた。まさにB級という味だったが、値段も共に1000円しないのでまあいっかという感じ。
ここまで付き合ってもらったのでここからはエルブレタイムと、会場を後にしてお台場散歩を開始した。
なぜかガンダムの首が無かった。
フジテレビを右手に見て海浜公園方面へ歩いていると、インバウンダーと思しき連中がちらほらと居た。山陰山陽にはあまり居ないことを祈る。
アクアシティの茶妃のテイクアウトを飲んで一休みしてからお台場を後にした。
久しぶりのクルマ移動にも関わらずノーリバースでお台場まで来れたブレアに喜んだのだが、帰り道の終盤で意表をついてリバースしてしまった。やはり久々や初日には吐かずにいられないブレアなのか。。
今回は結局、キャプテンスタッグでQRコードを読んでマイページを登録するともらえる鹿番長ステッカーが唯一の収穫だった。
イベントも終わったので後は新たな旅へ出るだけとなった。