10月13日(月)
ついこないだまで11月だというのに夏日とかアホな日があったにもかかわらず、一転して12月下旬並の気温とかとにかく目まぐるし過ぎる。タダでさえガタがきている年寄のポンコツなカラダはついていけない。
そんな中、ちょいと二日ばかり家を空けないといけないことになった。ここはかつてから行きたかった愛知岐阜ゾーンにでも繰り出して、戦国の歴史ロマンを訪ねつつひつまぶしやモーニングでも食うべかと思って色々調べた。だが、色々なクチコミを読むとなんかイマイチそうだ。道の駅でいうと幹線道路沿いでウルサイだの、DQNな暴走族のたまり場だの身の毛もよだつことばかりだ。RVパーク系もどうもいまひとつピンと来ない。人間だけで行くなら何とでもなるが、犬連れにはやはり大都市部は向かないのかもしれない。
てなわけで結局近場で温泉にでも浸かるべと相変わらず暢気に昼過ぎに出発し、東北道を目指した。
つい先月も見た埼スタを無事通過し、東北道を快調に北上した。最近は二日目が鬼門のブレアだが、依然初日も要注意なので用心のために最初から高速に乗る。
だが、本来ブレアに寝ていて欲しい場所を今日はエルが獲っているので寝れず、スクっと起きていた。これは非常にまずい状況だ。無駄に酔う恐れがある。
寝てれば無理に起こさずに目的地まで一気に行くところだが、念のため今日は途中で休憩を取ることにした。
立ち寄ったのは佐野SA(下り)だが、、なんか以前寄った時と違う。キレイになった?
そんなに広くはないがキレイなドッグランもあった。
全く走らないので次の子に譲って、ランを出た。
キレイな芝生スペースも気持ちが良いが、看板やベンチなどがなんかいいのだ。
全てにおいてホンワカとしていい雰囲気だ。
コンセプトが素晴らしいSAだ。
佐野で休憩した後は再び東北道へと戻った。ブレアもいいポジションを取れたのでスヤスヤと眠りながらのクルージングだ。
都賀JCTから北関東道に入り、宇都宮上三川で下りた。
国道4号をのんびりと北上していると、左手に見慣れぬ列車の基地が見えた。
宇都宮ライトトレールというヤツらしい。
国道4号から県道10号を経由し、県道341号を東へと進む。
やがて本日の停泊地である「道の駅たかねざわ元気あっぷむら」に到着した。
ブレアはなんとか初日をノーゲロでクリア出来た。
2020年OPENの駅なのでピッカピカなのかと思いきや、新しい建物もあるがところどころどう見ても古臭い。
それもそのはず、元は1997年に第三セクター運営でOPENした施設で、その後道の駅として生まれ変わったらしい。
温泉の他にもグランピング施設やコテージもある大規模な道の駅のようだ。
ところどころ草は犬シッコ禁止の看板があるので要注意だ。
西の空が紅く染まって来た。エルブレに食わせた後で、お待ちかねの温泉へと繰り出した。
ひとり600円だが、無料で入会出来る会員になればその場で500円になるというので迷わず入会した。「ロッカー100円かかります」という親切なお知らせを頂き、最先端な改札式の入り口を通過して脱衣所へと向かう。お湯はぬるめの好みな温度で、しょっぱめのいい湯だった。
温泉でさっぱりした後は夕食だ。
温泉の2階にはレストランがあり、営業時間も余裕があって素晴らしい。ごくオーソドックスな食堂である「花紋」と、「沖縄食堂」の二つがある。どちらにするか迷ったが、栃木で沖縄料理をわざわざ食わんでもいいだろと、「花紋」にした。
食券を買っていざ店内へ。
旅館の広い宴会場のような場所に、テーブルあり座敷ありという不思議な空間だ。
ヒジキの煮つけや香の物はセルフのようだ。
それどころかご飯も味噌汁もセルフで食い放題と、まさにこれはレストランではなく合宿だ。
食券を握りしめ、陸のハイボールを飲みながら呼ばれるのを待った。ちなみにこのハイボール、濃くて美味かった。
数あるメニューからチョイスしたのは、すき焼き鍋定食とアジフライ定食だ。
すき焼きの肉は想像よりも上等で味が良く、アジフライもサクサクで美味かった。お代わり自由と言われると生来の意地汚さがムクムクと顔を出し、よせばいいのに二杯目をよそいに行く。結果、食い過ぎて後悔するというどうしようもない頭の悪さだ。もう還暦も遠くないというのに、夕食でお代わりするなど言語道断だ。ゲフッ。
この駅は大型と小型は完全に分けられており、小型へは無理くり侵入しにくい造りになっているようでかなりの静寂が期待出来そうだ。まだまだ初日だがここは思い切って屋根裏寝にチャレンジしてみよう。
本日の走行距離:158km