4月11日(木)
「道の駅まえばし赤城」の朝が来た。
寝る前がけっこう暖かったのでFF無しで寝たら、けっこう冷え込んだ。
エルブレは朝から元気いっぱいで、特にエルはブレアをいじめるほどだった。このまま良いコンディションでいってほしい。
ドッグランは未だ開いていないので、また後で来てみよう。
よく見るとここにもロボット芝刈機が居た。
朝食はコストコで買ったリゾットを頂いた。手軽で味も良く、非常食にもうってつけだ。
食後のコーヒーのお供に昨日玉村宿で買ったロールケーキをつまんだが、なんとこれがバカ美味かった。
たしか270円くらいだった。帰りにまた買って帰ろうか。
そろそろドッグランも開いてる頃だろうと行ってみると、もう既に多くのワンコたちが走り回っていた。貸し切りじゃないと走らないエルブレなので諦めて、広い駅内を散歩した。
駐車場へ戻り、傍に居た同じグレーのハイエース(正確にはレジアスエース)に何か違和感を感じた。
その違和感の正体はすぐにわかった。ナローなのに4ナンバーではなく5ナンバーなのだ。8ナンバーのキャンピング仕様ではなく、5ナンバー登録とした車中泊仕様なのだろうか。
お世話になった道の駅まえばし赤城を後にし、今日も花見へ参ろうか。
どこに行っても満開の桜が出迎えてくれる。
花見に行く前に昼飯をとやって来たのは、
「ローズミント・ガーデンカフェ」さんだ。
駐車場の真ん中の柵で囲われたところがテラス席になっており、ペット可だ。ここでも満開の桜を眺められる。
柵の扉を閉じれば犬を自由にしてもいいような感じだった。
パスタとピッツァのランチをひとつずつ頼み、桜をぼんやりと眺めながら待つ。ちなみに外席客はオーダーの際に会計まで済ませる。食い逃げ防止だろう。
先ず出てきたのはスープと、早くもコーヒー。もう?と思うが、実はコーヒーはお代わり自由である。実に優しい味のスープで、ホッとする。
お次は、サラダだ。こういうところに来ると、なんでこうまで野菜が美味いのだろうか。自家製のドレッシングも実に良い。
パスタがやって来た。常日頃からデザート食うならその分メシや酒をかっ喰らいたい派なので、ダメ元でお願いしてみたらなんとひとり分のデザートの代わりにパスタを大盛りにしてくれた。まさにこれこそが、神対応。こういう店が増えてくれるといいなあ。海老とベーコンのパスタだが、いい味で海老もプリップリで美味かった。
ピッツァは迷ったのだが、マルゲリータ、野菜、ツナマヨの中から普段は選ばないツナマヨをチョイスした。悪くないのだが、、ちょっと後半飽きた。次回はマルゲリータにしよう。
デザートだがけっこう盛沢山で、一人分にして正解だった。
次々とクルマがやって来る人気店だった。いい店でした。
腹も膨れたところでいざ花見へ。このすぐ近くに「赤城南面千本桜」なる超人気のお花見スポットがあるらしく、道の駅にも立派なチラシが置いてあった。昨日の前橋公園に続き群馬が誇る名所に行ってみよう!
だが目的地まであと1kmちょっとというあたりからほとんど動かない大渋滞となった。平日でもこんなに混んでんの!?またしてもちょっと舐めてました。
2、30分ほどこの牛歩渋滞に耐えてみたのだが、ちょっとこりゃー無理だなとちょうどいい脇道に逸れて諦めた。辿り着けたとしてもきっと大混雑で、エルブレが歩ける余地は無かったであろう。
失意の中、昼飯を食ったローズミントさん方面へ戻っていると、右手に立派な桜がある広場があったので寄ってみた。
「みやぎふれあいの郷」なる、立ち寄り湯もある公営の老人メインの施設のようだ。
建物の前はちょっとした庭園になっていて、散歩をしながら花見が出来た。
超人気スポットに辿り着けず、ここでお茶を濁したような感じだが、こんなんでもエルは楽しいようでニッカニカと笑っていた。
池にはミズバショウが咲いていた。
空が白いのが残念だが最後に桜とコンパスのショットを撮り、西へと向かった。
せめて今日もう一か所くらい花見がしたいと寄ってみたのが、「道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡」だ。
ここも桜並木が立派だと聞いてやって来たのだ。では早速散歩に出発といこう。
確かにそこそこ桜の木はあるが、思っていたほどじゃないな。
地図を見るとどうやらここは大きく二か所に分かれているようで、今居る地図の右側ゾーンではなく左側にランドマークの風車やぐるっと囲む桜並木があるようだ。
歩いて左側に行けないこともないようだが谷を越えないといけないしけっこう距離がありそうなので、めんどくさいがクルマで移動することにする。
昭和レトロな遊びをイマドキの子たちにガイドするためだろうか、ノスタルジックな丸いベンチ?があちこちにあった。
あちら側へ移動する前に「レストハウスまきば」が誇る?ソフトクリームを頂く。
たまーに強烈な獣臭が漂ってくると思ったら、すぐ傍にヤギが居た。
風車に芝生広場に満開の桜。やはりこちらが人気のようで、けっこうな人出だった。
お、向こうに展望台があるようなので行ってみよう。
大型なドMIXが3頭、のんびりと散歩をしていた。
晴れてればきっと前橋の街が一望出来るのだろう。
お、羊が居る。エルみたいな黒顔のやブレアみたいな子羊も。
エルブレが柵に近づくと、羊たちがあっという間にさーっと引き上げて行った。実はシープドッグに向いているのか?
桜並木の向こう側にオシャレそうな店があるので行ってみよう。
Meiji Cafeというからには明治乳業の直営店なのだろうか。
閑散としているので裏手へ行ってみると、何やらちっこいクルマが二台展示されていた。
とそこへ石黒賢が茶髪になったようなイケオジがやって来た。こちらのカフェのオーナーさんのようで、今日は休みだと言う。ここはMeijiではなく、Meili Cafe(メイリーカフェ)さんというプロジェクションマッピングなどもやっている会社らしい。危うく「明治がやってるカフェなんですか?」と聞いてしまうところだった。展示してあるクルマはオーナーさんが趣味でやってるらしく、原付のカテゴリーの電気自動車とのこと。ちゃんと公道を走れるらしく、右側の赤いジープで70万円くらいだそうな。いい感じに道楽感のある浮世離れしたイケオジだった。
たっぷりと花見をした後は国道17号を北上して今宵のねぐらへと向かう。
しばらく走り、途中の「道の駅川場田園プラザ」に寄ってたまげた。こんなに閑散とした川場田園プラザを今まで見たことが無かったからだ。
あまりに人が居なくて、池のガチョウもヒマそうだった。
明日のパンを買ってから川場を後にし、少し走って到着したのが、
本日ご厄介になる「道の駅白沢」だ。幹線道路から離れているので夜はすごく静かだというクチコミを信じてやって来たのだ。
さらにここにはドッグランもあり、嬉しいことに、
特に時間制限も無いようだ。
明日の朝イチが楽しみだ。
駐車場が若干傾斜しているので久々にレベラーを引っ張り出して噛ませているところへ、ドッグランで遊んできたという柴犬ちゃんが二頭通過しかけた。ご挨拶すると一頭が近寄ってきてくれたのでしばらくお話させて頂いた。
ミナトちゃん(左)とカイト(右)くんだ。写真を撮らせて頂くのを忘れたので、教えて頂いたインスタの写真をちょっとお借りしました。
The和犬な凛々しいルックスのため北海道犬かなと最初思ったら、柴犬さんだという。おそらく飼い主さん一筋なんだろうなと思いきや、女子のミナトちゃんはまさにそうらしいが、カイトくんは和犬らしからぬおっとりさんで初対面のジジイにすりすり寄って来てくれて感激至極だった。
エルブレはコンパスのベッドから網戸越しのご挨拶でやめといた。最初はウーウー唸っていたが、カイトくんがあまりにもジェントルなせいか、途中からうんともすんとも言わなくなった。
今夜は我が家と一緒にここにお泊りかと思いきや、明日がお仕事なので帰るとのことで、残念ながらここでお別れした。またどこかで会えるといいな。
さてここの駅には「望郷の湯」という温泉が入っている、というか温泉が前面に出ていて道の駅はオマケみたいな感じの施設だ。もともと温泉施設だったのが後からとって付けたように道の駅になったのだろう。
何はともあれひとっ風呂浴びに行く。料金はJAF割で700円が600円になる。脱衣所へ行くとイマドキ珍しいザルのタイプで盗難に注意しろとのこと。風呂へ行くまでの廊下などは実に立派なのだが、洗い場も7個しか無くて混んだら大変そうだ。しかも蛇口をひねる度にイチイチ冷たい水が出てくるので、心臓麻痺に注意だ。ここまで若干残念だが、湯舟は素晴らしかった。広くて気持ちが良く、お湯もヌメヌメの美肌系だ。
風呂上りはコンパスで至福のひと時を味わう。
奥さんから上がったよとLINEが来たので再び建物へと戻り、夕食タイムだ。今宵はこちらのレストランで頂く。
先ずは神泡モルツと枝豆でスタートだ。レストランはガラガラだったが、生ビールの注ぎ方はなかなかお見事だった。
今宵は飯系は控え、ツマミ系にした。上州といえばのモツ煮にソーセージ盛合せ、イカスティックというラインナップだ。
それらのツマミを超炭酸ハイボールで流す。全てが美味く、満足な夜だった。
夜も更けると外はクチコミどおりの静寂に包まれていた。屋根裏で寝たい衝動にかられたが、冷え込んで来たので控えることにした。
それにしても静かな駅だ。今までのトップ3に入るかもしれない。
本日の走行距離:71km