先週受けたてんこ盛りの検査の結果を聞きに再び白い巨塔へ行ってきた。何か衝撃的な宣告をされないか気が気じゃない。
予約した10時の20分くらい前に着いたが、診察室に呼ばれたのも10時より前だった。大病院の割には驚くほど空いていてスムーズで、逆にちょっと不安になる。
先週録ったエコーとCTの画像を見ながらドクターから説明を受けた。肝心のポリープは大きくても5mmと、「10mmルール」には遥か及ばなかったそうだ。「なーーんだ、それならわざわざ手術する必要ないんじゃね?」と一瞬喜んだが、そうは問屋が卸さず。
「ポリープは5個くらいですが、その代わり石が7個くらいあります」という思いもよらなかった宣告が。どうやら、これまで全部ポリープだと技師さんや医師たちが思っていたのが胆石と半々で、それが重なって大きく見えたり悪いカタチに見えたりしたんではないかという見立てだった。
胆石となると基本的には胆のう摘出するのが手っ取り早いとなり、結局は摘出決定となった。まあしょうがない。今は大人しくしている胆石がひとたびコロリと転がると、まさに七転八倒するほどの痛みだと聞くし、そんなのが旅先でましてや運転中に発症する恐ろしさを考えるともうノーチョイスだろう。
しかも画像診断によると、胆のうがよく映っていないのが多かった。これは、胆のうまで造影剤が達していない=途中で石が詰まっている、とも言われた。(下記画像の✖のところ)
胆のうを取っても大勢に影響はないが、しばらくは脂っこいものを食うともたれたり下痢したりする。しかし私の場合✖が詰まっているので、そもそも現状胆のうから胆汁が出ていないであろう。よって、取っても何も変わらないでしょう、とのことだった。機能していないパーツをただ外すだけらしい。
とはいえ、その後の麻酔医からの全身麻酔に関する事前説明を聞いていて、憂鬱になってきた。
「お小水の管」をぶっ刺されるからだ。「男性は管が長いですからねえ。。」と「お気の毒」と言いたそうな表情で美人麻酔医は説明してくれた。死んだオヤジがあれほど嫌がっていたコレは、どうやら何十年経っても何も進歩していない様子だった。ほんの2時間の手術で、なぜにオムツじゃダメなのか。ああ、今から気が重い。
そんな憂鬱な思いも余所に、とんとんと入院予約まで進んでいった。3泊4日の入院で、運命の手術は2月4日に決まった。医者から見れば大した手術じゃないかもしれないが、患者からしてみれば何が起きるかわからない一大事だ。あと2週間ちょい、後悔しないように飲み食いして、一回くらいはどっか旅に出たいなあ。