2022 秋の中国旅第五日中国地方でリアル中国との遭遇

「道の駅神鍋高原」の朝が来た。

昨日の雨は完全に上がり、朝焼けを拝むことが出来た。ここから一週間は好天が続くという予報で有難い。

高原だけに凛と冷えていた。

駅の裏の方はスキー場があった。

昨日PayPayの2等が当たったパンを朝食に頂いた。素朴に美味し。

朝食後はコーヒーを飲みながら、前日にやっていたJ1最終節をDAZN観戦した。こちらは前節で残留を決めているので選手も観客もどこかしら余裕があるように見えたが、相手の清水は崖っぷちなので必死だ。

エルブレは大好きな朝食後の朝寝タイム。

前半終了後に近くのコインランドリーへ移動し、洗濯をしながら後半戦を観戦した。

結局4－3という派手な結果で札幌が勝ち、ついに静岡勢がJ1から消えることとなった。

今シーズンも途中でバタバタと敗けてもうダメかと思ったが、なんだかんだで残留させ続けているこの爺さんはやはり世間が言う「名将」なのかもしれない。だが、毎年最初は「タイトル」だの「ACL」だの派手なことを言うが、今年何度も見せつけられたクソしょぼい失点を重ねる「バカ試合」をひとつでも減らさにゃ夢のまた夢だ。ところで失点と言えば今日札幌ごときに4点も取られた権田君をW杯に連れて行って大丈夫なのだろうか？

洗濯が終わったところで再び道の駅へ戻り、出発前の散歩に出た。

スキー場の山小屋の辺りまで登って高原を見渡した。

お世話になった神鍋高原を後にし、西へ西へと向かった。

国道9号を1時間ばかり走ると、道の駅の案内が出てきたので何か食おうと寄ってみた。

「道の駅きなんせ岩美」だ。

キレイな駅で人気のようだが外席は無く、テイクアウトも大したものが買えない。我が家にとっては長居は無用と、隣のスーパーで軽く買い物をしてから退散した。ちなみにまたしてもPayPayで3等が当たった。運を小出しにしている気がしてきた。

どこか素敵な店は無いものかと、グーグルマップで適当に調べて行った先は、

「海ごはん×カフェ Continuar」さんだ。スペイン語で「続く」という意味なのだろうか。

民家カフェといった佇まいで、すぐ先は日本海だ。

軒先に素敵な外席があってのんびりできそうだ。

手書きの可愛らしいメニューが逸品への期待感を強める。

日替わりと、大山鶏唐揚げを頼んだ。日替わりのフライはどれもカリッカリで、イカの沖漬けの丼も酒が利いてて実に美味い。大山鶏の唐揚げもバツンと身が詰まったムネ肉がいい味だった。超高級なチキンナゲットを食った気がした。量は丸の内OLサイズだが、味は絶品だった。

食後にコーヒーを頂いた。旅ではもっぱらインスタントコーヒーなので、たまに本物を飲むと超絶美味い。ちなみにこちらのは酸味強めだった。

美味いランチを頂いた後は山陰海岸ジオパークの絶景を拝みに西へと向かった。

クネクネの細い山道を頑張って走っていると、やがて右手に鴨ケ磯展望所が見えてきた。

もはや絶景としか言いようがない景色が広がっていた。

海岸に下りる階段があったので行ってみよう。

延々と続く下り階段を不安に駆られながら降り続ける。これ、後で上らないといけないんだよな。

頑張って下りてきた甲斐があり、さっき上から見下ろしていた絶景を間近で見ることが出来た。

白砂のビーチにも行けるのだが、エルの毛質だと砂がついたらはらうのが大変そうなので止めておいた。行きはよいよい帰りは怖いで、階段をハァーハァー言いながら上って駐車場へ辿り着いた時には汗ばんでいた。

山道を下りて網代港のイカ釣り船を横目にひたすら西へ向かう。

今回も砂丘はスルーし、因幡の白兎の白戸神社にちらと寄り、浜村のスーパーで夕食を買い込んでさらに西へ走った。

夕陽が沈む海岸線を西へ走り、最後に内陸にちょっと行くと今宵の停泊地が見えてきた。

東郷池のほとりにドーンと現れたのは、まんま中国そのものだった。

どういう意図や経緯で作られたのかわからないが燕趙園という日本最大の中国庭園がそのまま道の駅になった「道の駅燕趙園」だ。中国には行ったことが無いが、完全に行った気になる場所だ。駐車場も広大で大型ゾーンを完璧に分けているが、車中泊erはほとんど居ない。名前的にはヤクルトファンが居てもおかしくないが、カープのステッカーを貼った広島ナンバーを一台見たくらいだ。