2024 初夏の北海道旅 第一日 旅の始まりはセブレブ飲みで

5月21日(火)

いつの間にやら58歳になった。そして、親父の死んだ年齢まであとわずか2年となった。

58の頃の親父は、長く患っている病気のためかなり弱り始めていたと記憶している。自分もいつまでも落ち着き無くチョロチョロしているが、あの頃の親父と同い年と考えると、最近のポンコツ化もごく当たり前だとも思う。

まあそれでもあちこちをフラフラと旅して周れるのも健康であってこそだろう。健康だと自分で思っているだけで実は体の奥底に何かがくすぶっているのかもしれないが、とりあえず色々なものに感謝しつつ今回も旅に出た。

今回のスタートは関越練馬からだ。本格的に暑くなる前に北上し、出来れば北海道まで渡りたいのだが、過去2回の旅で共に3,4日目に腹を壊したブレアの体調次第だろう。果てして今回は如何に?

と、その前に、下道で早くもブレアがリバースした。まあ初日だけに想定内だ。逆に意識が「上」にいってくれれば、「下」にまでいかなくていいかも。

家を出て1時間半、今回も高坂SA(下り)で休憩を取った。

ドッグランに入ったものの相変わらずゴツゴツしたサーフェスのせいかまるで走らずだった。

エルブレと同類と思しきドMIXの子がランにやって来た。最初は気に入らず「ウーー」と唸っていたもののすぐに仲良くなりたくて鼻をピーピーならしていたエルだったが、あちらさんは「どうぞお構いねぐ」という様子だった。

それにしてもまだ5月だというのになんつー暑さだ!

一番左の車線をのんびりと走り、埼玉、群馬と通過していく。

鬼門の初日を迎えたブレアは二回目のリバースこそないが、若干ヨダレが垂れてエルの背中を濡らしていたのでアゴ下にタオルを敷いた。

やがて群馬と新潟の境の長い長い関越トンネルへ突入した。

トンネルを抜けると天気が一変した。それまでの青空は消え失せ、分厚い雲と雨に出迎えられてビックリした。

やがて本日の目的地である塩沢石打SAに到着した。

今日もお疲れさん、とエルブレは後ろへと移動した。

着いた頃は厚い雲に覆われて、ポツポツと降っていたが、

やがて雨も上がり、青空が顔を出し始めた。だが群馬までの暑さはどこへやら、涼しい、というより寒い。

さすがは日本一の白米王国「南魚沼市」、ヨダレの出そうな看板があった。

SAとはいえセブレブがぽつんとあるだけなので空いているだろうと思っていたのだが、

一般車は少ないが、けっこうな数のトラックが停まっていた。すぐにその理由がわかった。

24時間開いているシャワーがトラッカーたちをおびき寄せるのだろう。

端っこの方には散歩にうってつけのエリアが意外とあった。

さてこの旅最初の晩餐は、全てここのセブレブで調達した「セブレブ飲み」だ。

それでも東京で買えなそうな「新潟限定イタリアン」なる麺と、栃尾の油揚げをメニューに盛り込んでみた。イタリアンは給食のソフト麺のスパゲティを美味く改良した感じでなかなかだった。栃尾揚げは酒に合うに決まっている。

寝る頃には小型車ゾーンまでトラッカーが来て囲まれるのは、まあSAだけに想定内。閉め切って寝ればなんてことは無い。

さて、明日からはどんな旅が待っているのやら。

本日の走行距離:192km

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