2021 山陰山陽旅 第七日 カキオコ登山の先に待っていたのは瀬戸内の絶景だった

道の駅 久米の里」 の朝が来た。

霧に包まれた津山の朝は、コンパスの屋根裏部屋の気温が12度とけっこう冷えた。

それでも寝袋に頭までくるまっていれば快適に寝られる。

ここの駅にもEVの充電設備があった。

高浜で会ったオジサンが言っていたとおり、確かに「無料」とある。近所にこういう施設があったら、電気自動車を買っても常にタダで走れるということになるのだろうか。信じがたい。その分の金は誰が負担していることになっているのやら。

この道の駅には何故か巨大なガンダムが居る。

今朝は、昨日那岐山の山の駅で閉店間際に無理やり買った甘いパンになってしまった。

さて今日は奥さんが是非とも食べてみたいと言う「カキオコ」を求めて日生まで70km以上をひた走った。

目的地の「お好み鉄板焼き タマちゃん」付近に行くと、田舎の街道筋が停めきれないクルマでごちゃごちゃになっていてたまげた。

とんでもない人気店のようだ。運よく対面のバス停のちょい前に路駐出来たので、奥さんだけ店に走らせてテイクアウトを買うことにした。ちなみに店内食いは2時間近く待たなければならないという信じがたい状況だった。なぜにそこまで人は待てるのだろうか。

しばらく待って無事にタマちゃんのカキオコを買えたので、せっかくだからどこかの公園ででも食おうとコンパスを走らせた。グーグルマップを見ると近くに夕立受山という眺めの良さそうな場所があるので行ってみることにした。

案内標識に従って街道から逸れた途端、とんでもない細い急坂の山道になってびびった。対向車が来ないことを神に祈りながらなんとか駐車場へたどり着けた。

ようやく駐車場へ着いたのに、ここから山頂までわずか400mを10分もかけて登らないといけないらしい。せっかく来たのだからと嫌がる奥さんをそそのかして出発した。

奥さんは靴に履き替えて出発したのだが、私は舐めていたのかサンダルのまま出たのが失敗だった。

険しい山道を頼むから捻挫だけは勘弁してくれと神に祈りながら何とか400m上りきれた。

先ずはタマちゃんのカキオコ&焼きそばを、ノンアルを飲りながら東屋で頂いた。

さすがは超人気店、カキの味が濃くて実に美味い。個人的にはソースがけよりも、塩をかけたカキオコの方が好みだった。カキは、広島や三陸のものよりも味が濃厚に思えた。

タマちゃんを平らげた後は、せっかく上ったのだから絶景を楽しむ番だ。先に見える展望台に登ってみる。

いや絶景かな絶景かな。

志摩の英虞湾を思い出した。

絶景を思い切り堪能した後は、恐怖の山下りだ。

エルに「頼むから引っ張るな!」と言い続けながら、足首捻挫の恐怖と戦いつつようやく駐車場まで帰ってくることが出来た

駐車場には地元ナンバーのちょい悪風オヤジ3人衆が居て、「なんでまた東京からこんなとこへ」と会話がスタートした。「カキオコを買ったのでどこか景色のいいところで食おうと思って」と言うと、「タマちゃん?(冷笑)」とちょっと上からバカにされた感じだった。確かにその通りなのだが。オヤジ衆と別れた後で、地元のオススメ店とか聞いておけばよかったと後悔した。

次は気を取り直して「日本のエーゲ海」の牛窓に行ってみた。

いいところだとは思うが、「エーゲ海」はちょっと言いすぎかと。。池田満寿夫さんが怒りそうだ。

さてそろそろ今宵の停泊地へ向かう。翌日の朝からの雨予報をやり過ごす場所として「道の駅 みやま公園」をチョイスした。

傍には温泉もスーパーも無いというのを鵜呑みにして、屈辱のコンビニ調達の夕食となってしまったが、調達した後でスーパーを見つけてショックだった。

明日の雨を憂いながらみやま公園での夜は更けていった。

本日の走行距離:141㎞

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