6月16日(日)
「合浦公園」の朝が来た。
寝るのがいつもより遅かったせいか、朝は眠くて起きるのが辛かった。
昨夜は静寂そのものだった。
日曜の早朝だが、散歩をしている人がちらほら居た。青森の意識高い系だな。
トイレは、2週間前はトイペが設置されていなかったが、今朝見たら洋式だけなぜか設置されていた。何か方針が変更になったのだろうか。
とりあえず全員朝の小だけ済ませ、快適なトイレを求めて移動する。
朝もやの青森を走り、やって来たのは、
「おしん横綱」こと隆の里を生んだ浪岡の、
「道の駅なみおかアップルヒル」だ。ここに来るのはかれこれ3回目になる。
日曜でこれからどんどん混むであろうから隅っこに陣取り、リゾットの朝食を啜った。
ちょっと休んだ後は、
かつて野生の猿を見かけた第二駐車場方面へ散歩に出た。
冬はスキー場に変身するようだ。
さて、この旅も終わりがすぐそこに見えてきた。6月21日に奥さんの野暮用があり前日の20日までには帰りたいので、あと4日。天気を見ながら適当に東北を南下して行く。
先ずは昼飯に蕎麦でも食おうとやって来たのは、
弘前の運動公園の前にある「蕎麦清」さんだ。
得意のグーグルマップ検索でふらっとやって来たが、人気店のようで満席だった。
既に食い終わっていた人が席を空けてくれたので、ラッキーなことにすぐに座れた。
天重とかつ重のざるそばミニセットをひとつずつ頼んだ。まさにミニという言葉が相応しい可愛い量だったが、人気店だけあって美味かった。若者というよりは我々年寄向きの店だった。
隣の運動公園では高校野球の試合でもやっているのか、野太い替え歌の応援が聞こえていた。
コンパスの方へと戻ると、
てっきり昼寝をしているかと思っていたエルブレが恨めしそうな顔でこちらを見ていた。
弘前を後にし、国道7号をひたすら南下する。
やがて秋田へと入り、大館の町を通過すると、気になる看板が出てきた。
私はイヤな予感がしたのだが奥さんが「行きたい」というので、しぶしぶ田園地帯を進む。
これって道あってんのか?と不安に思いつつ進み、やっと到着したのが、
「忠犬ハチ公の生家」だそうだ。
来たがっていた奥さんだけ下りて見学に行ったが、、、やはり何のことはないところだったらしい。
ルートに戻り、東へと進む。
やがて到着したのが、「道の駅かづのあんとらあ」だ。
駅に行く前に、真向かいにあるオカモトセルフで給油だ。いつものように新規LINE友達5円割引のクーポンをもらいに事務所へ行くと、店員さんが「LINE割引も同時に使えますから」と言う。「???」最初意味がよくわからなかったが、色々聞いていると、
なんと、5円引きの他に2円引きのLINE会員割引ってのも併用出来るとのことだった。ガーーーン。今まで新規の店に入る度にこの2円分を損していたようだ。他の店の店員さん、早く言ってヨーー。。40ℓ入れても80円くらいの話だけど。。。
気を取り直して駅へと入った。
キレイな道の駅で、北海道じゃないので何かオカズが買えるかなと思ったが、特にこれといったものは無かった。
その代わりといっては何だが、せっかく発祥地だというので、
きりたんぽを1本買い食いした。本体の味はいいのだが、味噌がちょっと甘かった。
ここの駅は大昔は女学校だったらしく、その名残で女学校通りなる道が横にあった。
そこには、昭和5年に植えたという見事なしだれ桂の木が2本そびえ立っていた。
駅を出て国道282号を南下し始めた。今日はまだ先が長くあと100kmくらい走るのだが、この時点でもう15:30。
なるべくなら使いたくないが、鹿角八幡平ICから高速に乗ることにした。
徐々に怪しくなる雲行きの下に岩手山が見え始めた。
やがて矢巾スマートICで高速を降り、花巻に入ったあたりでポツポツ降って来た。そしてスーパーで買い出しをしようという頃には、ザーザー降りになった。ここがこんなに降るなんて朝の時点では予報は出ていなかった。逆に雨が弱そうだってんでここに目標を定めたのに。。
やっとの思いで到着したのは、今宵一晩ご厄介になる岩手道の駅第一号でもある「道の駅石鳥谷」だ。
もうしばらくしたら雨が弱くなるらしいので、ガラガラなのをいいことにちょいと屋根付きをお借りして雨宿りさせて頂いた。
やがて予報通り小降りになったところで移動し、
さっきスーパーで買って来たお惣菜で夕食タイムだ。
味の濃いものばかりでほとんど残してしまうという、しょぼい夕食になってしまった。フライドチキンが一番まともだったというお粗末さ。
ここは第一号だがトイレ棟は新しくしているのだろう。清潔感、個室の数、どれをとってもこれまで訪れた道の駅でNo.1かもしれない。これなら朝も敵を気にせずノープレッシャーで用が足せそうだ。
駐車場も大型と完全分離なので、静かに眠れそうだ。
本日の走行距離:223km