秋旅のために その三 吸盤難民

エルの体調も落ち着いており、ようやく日中でも快適に外を歩けるようになったので、先週の日曜に久々にクルマでエルブレを連れ出した。

目的地は中目黒公園で開催されたその名もズバリ「中目黒公園祭り」だ。

久々に「非日常」な散歩にエルはウキウキだった。付き合いで来たブレアは、久々のクルマにやはりお約束のリバースだった。想定内、想定内。

この祭りで楽しみにしていたのが、こちらのカワイ子ちゃんたちとの再会だ。

うちと同じく保護犬の兄妹である、鉄丸くんとひめちゃんだ。

以前からの犬友である4頭は、久々の再会を喜んでいた。

パパさんママさんとしばらくお互いの犬の健康話や世間話をしてからお別れした。

保護犬の譲渡会も行われていた中目黒わんわんクラブのブースで犬服の古着を物色した後で、祭りの食い物を適当に買って公園を後にした。ちなみにブレアは帰りは無事ノーリバースだった。

帰宅してからは、買って来た祭りメシで一杯やった。祭りメシと言っても夜店系ではなく、しっかり作ってあるので美味かった。

さて、そろそろ短くてもいいので旅に出たいところだが、車中泊旅には欠かせないモノのひとつに窓に貼るウィンドウシェードがある。

Aizuのマルチシェードをかれこれ3年愛用しているが、前3面とスライドドア用のは非常に具合が良く、何の不満も無い。

問題は、最後尾の一枚だ。

この最後尾のヤツだけは、すぐに吸盤がはがれてしまうのだ。3年でダメになったのかと、ホームセンターで新しいのを買ってきて付け替えてみたのだが、全くダメ。何なら、付け替える前のオリジナルの方がまだマシなくらいだった。

バックドアを開ける度にデローンと垂れ下がってくるシェードがストレスでたまらない。何せ、付けた数秒後にポンっと剥がれる。一か所を付けてすぐ隣を付けているわずかの間に最初のが剥がれる。付けては剥がれ、付けては剥がれ。まさにいたちごっこだ。

それならばと国産で評判のいい吸盤をメルカリで買ってみたのだが、

なんとサイズが大きすぎて、穴に入らない始末。ガッデム。

とりあえずAizuでオリジナルの吸盤を買いなおして付けてみたが、

やはりすぐに外れてしまう。

それならばもう、吸盤と一緒に調達したコイツを使うしかあるまい。

窓の吸盤が貼り着く位置にコイツをペタっと貼ると吸着面が平らになるので、吸盤が剥がれにくいというのがウリらしい。そもそも後ろの窓には電熱線が這っていて、それのせいで吸盤がピタっと貼りつかないのだそうな。

いざ作業開始。セロテープをベースシールの両面に貼って引っ張ると薄皮と本体に別れ、本体側を窓に貼る。その前にウェットティッシュで窓を拭き、水分がある状態で慎重に貼り、空気と水分を押し出せというが、

異様に難しい。どうしても中に残ってしまう。これで上手くいくのだろうか。

作業後は丸一日経過してから吸盤を貼れというが、今日現在まだ試してみていない。果たして結果や如何に?

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