悪性のイボを手術で切除してから5週間が経過したが、お陰様でエルはすこぶる元気にしている。術後1か月検診でエコー、レントゲン、血液検査をしてもらいに病院へとやって来たが、エコーとレントゲンを見る限りは特に異常なしとのことでホッとした。エコーとレントゲンはあお向けにひっくり返されるので嫌がるのだが、注射は得意なので無反応で助かる。二週間に一度の抗がん剤注射も無表情でこなし、とりあえず次の注射までちょっとしたプチ旅にでも行こうかと画策している。
そんな中、ちょっと前に立ち寄ったエネオスでニコニコしている若い店員が居た。名前は知らないがたまにドラマの脇役で見る若手俳優にちょっと似ているその店員は、「よろしければ空気圧見ましょうか？」とやたらと愛想がいい。とにかくヘビー級の我が愛車、定期的な空気圧のチェックは必須なので「是非」とお願いした。
3つ目くらいをチェックしたその店員は、まさかの一言を吐いた。
「・・・これー、溝の奥にゼンブ亀裂が入っちゃってますねー」
出たよ。そうやってすぐ飛び込み客からオプショナルな金を取ろうとするよねー、スタンドって。7月にかかりつけの町工場に1年点検をお願いした際に、タイヤは「ブロックは多少欠けてるけど、交換は来年の車検でいいと思います！」ってお墨付きをもらってんだよ、こっちは。
「よろしければブースが今空いてるんで、精密チェックしましょうか？」と言う若い店員のオファーをあっさりと断ってそのスタンドを立ち去った。
その日はそれであっさりと終わったのだが、その後どうも心にトゲが刺さったかのように気になり始めた。あの店員の言うことは実は正しくて、秋旅で致命的な事故にでもなっちまったらどうしよう？？
そうなると小心者としてはどうにもこうにも気になるので、かかりつけの町工場でもう一回チェックしてもらいに行ってきた。
「スタンドでそんなん言われたんだけど、どーせセールストークでしょー？」
若い工員の手が塞がっていたので社長自ら鑑識が使うブルーライトみたいなのを我がタイヤに当ててみると、
「あーー、確かに亀裂入ってるわ」とガックリくる一言が。
「街乗りならいざ知らず、高速で長距離とか走るんなら換えた方がいいかもねー」
マジかーー。ついこの前にサブバッテリーも交換したのに、タイヤも換えんとアカンの？？今年は金かかんなー。。。
色々と検索すると、確かにキャンピングカーのタイヤは3年で交換、とか書いてあんな。。しかし、サブバッテリーもタイヤも3年毎に交換なんて、たまらんな。
とりあえず交換するってことで、後は何に換えるか決めたら連絡するとその場を後にした。ちなみに、これまた3年前に付けてもらった中国のベンチャー企業のMINIEYEのドラレコも突然モニターが映らなくなったのでついでに見てもらったら、見事にオシャカになったとのことだった。何だかなー。。
さて次のタイヤは何にしようか？3年前は冬場の突然の降雪にある程度対応出来るようグッドイヤーのオールシーズンタイヤを選択した。しかしながらこの3年、一度も降雪シーンに出くわさなかった。よって、もうオールシーズンタイヤは止める。高いし。
どーせ3年で換えないといけないんだったらバリバリの商用タイヤでいいか？あるいは安いと評判の台湾や韓国のタイヤにすっか？
あーだこーだ悩みながらもやっぱり日本のメーカーにしとこといくつかピックアップして町工場の社長に見積を依頼した。その中でも安い部類だったのが、これ、
ファルケンのW11。バンのドレスアップの定番であるホワイトレタータイヤだ。以前から一度はこの白い字が描いてあるタイヤっつーのを付けてみたかったのだ。
本当はグッドイヤーのイーグルワンナスカーってのにしたかったのだが、
なんとW11よりも4,000円/本も高かったので、W11に決定した。
タイヤが入荷したと連絡が来たので再び町工場へ向かった。作業中に、パソコンが苦手という社長の代わりにWordでビジネスレターを作ってあげたら、えらく感謝されてタイヤ1本500円割引してくれた。
新品なのでホワイトレター保護の青塗料がついたタイヤは、思ったよりもソフトで乗り心地が良かった。新しいタイヤってのは段差でもガツンとこなくてシルキーで良い。
水で拭けば白くなるとネットに出ていたのでやってみると、確かに青塗料は落ちた。
とりあえずはこれで旅には出られるが、あとはドラレコの後釜をどうしようか。。。
最後までお読み頂き、有難うございました。もしよろしければ、最後にポチっと押して頂けると幸いです。↓
