十八日間に及ぶ旅の間の電力事情について

この度、十八日間に渡って山陰山陽紀伊半島をまわったが、その間のコンパスの電力事情はどうたったのか。

コンパス内で電気を食う者といえば、先ずはENGELの冷蔵庫だ。

この冷蔵庫だがやたらと冷えるので、いつも目盛りは1か1.5くらいにしてはいたが、旅の間中常に稼働させていた。

次に電子レンジだ。

こいつも古臭い割にはけっこう温め能力があり、朝晩のエルブレのフードを温めたりたまに我々のオニギリやオカズを温めてくれたりと毎日活躍した。こいつを稼働させるには、インバーターをOnにする必要があり、そのインバーターも地味に電気を食うらしい。

そしてインバーターといえば、スマホ2台、タブレット、ノートPCへの充電にも欠かせない。旅の後半は、走行中にインバーターをOnにして充電していたりした。

寒い夜にはFFヒーターを稼働させたが、それにも当然電気を使う。

以上がコンパス内で電気を必要とする面子だ。これらを賄うために電気を用意する必要がある。

十八日間で道の駅以外に泊まったのは、城崎温泉のRVパーク串本のキャンプ場の2日だけだったが、結局は電源付きにしなかった。その必要が無かったからである。

停泊地に入ってから翌朝までに電気を使うと、サブバッテリーモニターは12.2~12.4くらいの数字を表示させる。これはコンパスに付いてきたマニュアルによると、50%くらいの残電力らしい。しかも朝に電子レンジを使用すると一瞬11台に数値が下がるが、チンという音とともにまた12.3くらいに戻る。今回の旅では好天の日が多かったということもあるだろうが、朝食後にまったりしている間に日が上がってくるとソーラーの発電が始まってすぐに12.8くらいに復活するのだ。曇っている日でも日中に50kmも走れば、次の停泊地に着く頃には満充電になっている。

もっと多くの電気を使うならまだしも、我が家程度の電力需要とコンパスの電力供給能力を考えると、外部電源を繋ぐ必要性が少なくても今回の旅では感じなかった。これから新たな電化製品(電気ケトルなど)を追加するとなるとわからないが、当面その予定も無いのでサブバッテリーやソーラーパネルがへたらない限りしばらく「無充電(外部)」で旅が可能なのかもしれない。そんなに上手く行くものなのだろうか。