当ブログで何度か書いているが、現在何度目かのキャンピングカーバブルが来ている。キャンピングカーショーで色々なブースを覗くと、ビルダーの方々はこの好景気で皆さん顔が輝いているように見える。不振に喘いでいる飲食店や旅行業界と対照的だ。そりゃそうだろう。クルマの納期を聞くと半年から1年はザラで、中にはそれ以上かかるような人気ビルダーもたくさんある。ショーでちらっと見てエンジンもかけず試乗もせず契約される方々も多く、中には実車も見ないで買われる方も普通におられるらしい。
バブル期の日本を思い出すが、そのさなかに居る人間たちはそれが普通のことであり永遠に続くと錯覚しているのか、要するに皆さん割とイキっている。私のようにその場で契約する気がさらさら無いような客や単なる冷やかしの類の相手はせず、カモになりそうな人ばかり相手にしている感じだ。調子の良い時こそ首を垂れて、バブルが弾けた時のために種を撒いておいた方が良いと思いますけどねえ。
新車だけではなく中古の世界でも同じのようで、ちょっと良いのが出ると文字通りあっという間に売れてしまうらしい。先日とあるビルダーさんのお店にお邪魔した時に、何100kmも離れた別の支店で出た中古車を見ないで契約する人などがザラに居る、という話を聞いた。私がもう20年近く悶々と悩んでいるような話をさんざんその人としたが、半ばあきれ顔で「いったいいつ買われるんですか?」と質問してきた。あーだこーだ悩んでないでさっさと買いなよ、と目は語っていたが、そうは言われても高い買い物だし、そんなさくっとは決められないよなあ。