2026 春の福井旅 四日目 朝から夕まで、越前の国を歩き回る

4月19日(日)

道の駅西山公園」の隣にある嚮陽(きょうよう)会館前駐車場の朝が来た。

お仲間はほとんどおらず実に静かな夜にも関わらず、

夜中に何度も目が覚めた。加齢のせいか、はたまた最近また勢力を強めている北方からのストレスのせいか。

道の駅側はやはりけっこう停まっている。

プアーなトイレ事情対策として、エルブレだけ朝食を食わせ、自分たちのメシは朝散歩の後でここを出発してからどこかで食うという、ちと変則的な作戦を取ることにした。下がだらしないワタシだが、朝を食わないでいる限りは催さない確率が高いからだ。

そうと決まれば、食後に少し休ませた後で、エルブレを連れていざ西山公園の朝活へ。

こちら側から公園へはこの長い階段が近道だが、膝によろしくないので、

東側の入り口を目指して歩道を歩く。

それにしてもなんつー広い歩道なんだ。うちの近所の通りよりも広いぞ。

立派そうな公園だね。

せっかくだから展望台まで上がってみようじゃないの。

敷地内には動物園もあってレッサーパンダも居るみたいだ。

早くも本日最初のレクへレッツラゴー。

「♪」

エルは朝っぱらからやたらと楽しそうだが、

けっこうな斜度でしかも舐めてサンダルで来ちまったので、何度も挫けそうになる。

ここまで来たからにはと自らを奮い立たせ、なんとか展望台へ着けたが、

頑張って来て良かったー!と思えるほどの絶景ではなかった。

じゃあ下りよっかと坂道を歩きはじめると、

きつい斜度で膝がプルプルする。

「あーたのしかった♪」

なかなかにハードな朝活だった。

たっぷり歩いて腹も減ったところで美味しい朝飯を求めて北上を開始しよう。

お世話になった西山公園を左手に見て、先へと進む。

10分ほどで到着したのが、

ぷらっとパーク 北鯖江PA(下り)」だ。

PAのフードコートで頂くのは、

玉子かけご飯定食

朝定食

玉子かけご飯定食と朝定食というシンプルなメニューだ。

食券を買った後で他にもスパムおにぎりやら何やらと魅力的なアイテムが売られているのに気づき、「失敗したか」と思った。しかし食い始めると、PAのフードコートにしてはハイレベルな味に驚いた。ご飯も美味いし、味噌汁も業務用レトルトチックな味ではない。朝定のシャケに至ってはそこいらのビジホの朝食などとは比べようがないほど美味かった。

腹も膨れたところで、いよいよ今回の旅のメインイベントに向け、東へと走り出す。

グーグルマップの指示に従って長閑な田園地帯をのんびりと走っていると、

突然とんでもない林道に突入した。

「頼むから対向車来ないでくれ」と念じながら走ると、

やがて平地となり、

かの地へと辿り着いたようだ。

日本のポンペイこと「一乗谷」だ。

越前の名門武家の朝倉家の下で5代・103年もの間、栄華を極めた「北の都」だ。

1573年に織田信長に焼かれた後で土の下に400年間眠っていたのが、近年になって発掘されたということで日本のポンペイと呼ばれているそうな。

ろくに下調べもせずにやって来たので数ある駐車場のどこに停めればいいのかもわからず適当に停めたら、ちょうど目の前にお殿様の館跡があった。

ここから先はエルブレは遠慮して、オヤジが代表して見学してくる。

「おとーまたひとりで遊びにいった!」

いざ、越前の政治と文化の中枢へ!

かつてこんな長閑な谷あいの地に華やかな都があったのかと思うと、実に感慨深い。

いまとなっては数々の建物の跡のみだが、実際にどんだけ立派なのが建っていたのかと想像が膨らむ。

出来るもんなら1時間くらいじっくりと見て周りたいが、門の外には家族が待っているので急ぎ足で一周した。

お館の次は、

通りを渡った方の雲正寺地区の遺跡を歩いてみる。

お館に近いので上級武士の家が並んでいたのかな。

お次は、

隣にある「復原町並」へと行ってみる。

有料(330円)で門をくぐるとテーマパークみたいな雰囲気でもあるのでダメもとで聞いてみると、なんと犬OKと言ってくれた。

朝倉様、ありがとうございます!

200mほどの通りの両側には武家屋敷跡や商家などが並んでいる。

見事な桜の樹もあり、

桜吹雪も楽しめた。

一乗谷、他にも見どころはたくさんありそうだが、今回はこの辺にして、

先へ向かう。

そろそろランチタイムだが、福井といえばボルガライスってのを一度食ってみたいと思っていた。今日の昼にちょうどいいなと検索すると、なんとメインどころは既に通過済みの越前市は武生あたりだという。うーーむ、戻るのも癪に障るので、泣く泣く別のものにすることにした。

一乗谷から30分ほど北上して、ボルガライスの代わりに目指してきたのは、

ご存知泣く子も黙る「ヨーロッパ軒」は丸岡分店さんだ。

日曜の昼ということで並び覚悟でやって来たが、割とすぐに入れた。

さて、何を頂こうか。

いつもは愚直にカツのみ3枚乗ったカツ丼にしていたが、

今回はカツ・ミンチ・えびが乗ったトリオ丼というのにチャレンジしてみた。

この選択は大正解だった。えびはプリップリだしミンチも美味い。もちろんカツも米も美味い。普段は江戸っ子でもないのに揚げ物には醤油派でソースはほぼかけないのだが、ここのソースはさっぱりしていて好みの味だ。やはり、福井に来たなら一度は寄りたいパ軒かな。

大満足なランチの後は、本日最後のレクへと向かう。

わずか3分ほどで到着したのは、

現存天守12のひとつ、「丸岡城」だ。

超有名史跡にも関わらず駐車場は無料で、しかも日曜にも関わらずさっと停められた。なんて素晴らしいの。

登城する前に、カフェや売店が入った「マチヨリマーケット」なる真新しい建物の方へと行ってみる。

池の周りをくるっと歩き、いざ登城。

今朝の西山公園の過酷なサンダル登山で懲りた奥さんは、しっかりと靴に履き替えた。たしかに、城といえば登るに決まっているもんね。

だが、、

あっという間にお城のレベルに到達した。

こんな城もあるのね。結果的にサンダルで余裕だった。

先日の彦根と違い、ここは天守に入らない限りは無料だった。

こじんまりした可愛らしい城だ。

石垣もピチっと整然と積まれているのではなく、素朴な感じだ。

天守も周りも実にコンパクトなお城だった。

これにて本日のレクは全て無事終了だ。いやー早朝から歩いた歩いた。

旅に出ると普段よりも歩くが、

いま見るとこの日は15,792歩も歩いていた。

 

さて後はもう今宵の宿場へと向かうのみだが、その前に、

いい感じに疲れたエルブレには大人しく留守番してもらい、

霞の郷温泉」というキメツに出てきそうな名前のところでひとっ風呂頂く。

日曜ということで洗い場は常に全て埋まるくらい人が居たが、サッパリ出来た。

ここも宿場にいいというクチコミだったのだが、

トイレが「・・・」と奥さんに却下されたので、10分ちょっと西へ走ったところの「道の駅さかい」で今宵はお世話になる。

さて夕食は、昨日小浜の「お刺身処五右衛門」さんで買った鯖竜田揚げをメインに、

途中のピアゴで買ってみた真だら子煮付と、

これまた「お刺身処五右衛門」さんで初めて見た「鯖のしっぽ」もつまみに頂く。

鯖竜田揚げはやはり美味かったが、真だら子は大外れだった。一口食った瞬間、あまりの味の濃さに即廃棄となった。フードロス削減が叫ばれる昨今で心が痛むが、それよりも己の健康の方が重要だろう。それに対してサバのしっぽは実にいい塩加減で酒のアテに最適な珍味だ。宿泊者用に買い占める旅館の女将が居ると言っていたのもうなずける味だった。

 

ここの駅は広くていいのだが、犬の散歩にいい草地はあまり無くアスファルトジャングルだった。エルとしてはイマイチそうだった。

本日の走行距離:49km

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