胆のう手術物語 これにて終了

退院後2週間ぶりに白い巨塔を訪れた。摘出した胆のう内に巣食っていたポリープの病理検査結果が通告される日だ。かかりつけドクターから「ちょっと嫌なカタチ」と言われてはいたが10年以上共存していて何も問題を起こしていない奴らだ。「まあ大丈夫だろ」という思いが9割以上を占めていたが、一抹の不安が無きにしも非ず。若干の緊張感を持ちながら9時前に巨塔に着いた。

先ず採血を終え、3~4週間かかると言われていた診断書をダメもとで取りに行ってみたら2週間でちゃんと出来ていてもらえた。やはりバッファをとっていたようだ。

診察室の前でdマガジンでくだらない雑誌を眺めているとやがて呼ばれた。ドクターの操るモニターにはこないだ摘出した胆のうのちょっとグロい画像が映っていた。スマホでも撮らせてもらったが、そのまま貼るとキツイので修正したのがこちらだ。

その「胆のうの開き」は黒っぽいホヤのようでもあり、形はアオリイカにも似ていた。内部にはポツポツと白っぽい突起があり、それがポリープとのこと。慢性の胆のう炎も見られ、もともとあまり機能していなかったのではないかとも。そして肝心のポリープたちだが「悪性のものは見られなかった」というドクターの言葉を聞いた瞬間、足枷がスカっと取れたような感覚と共に今回の一件は落着した。

「もう食事も普通でOK、お風呂もOK」という嬉しいお言葉の後に間髪入れずに、「飲酒はどうでしょう?」と聞くと、「下痢しない程度に」と。ついに18日の禁酒も終わりだ。自然とニヤける顔をマスクで隠しながらお礼を言って診察室を出た。やっと釈放だ。

付き添いで来ていた奥さんから「悪運のお強いことで」と言われながら、どピーカンのシャバへ繰り出した。雲ひとつ無い冬晴れの空が眩しかった。

憎い食事制限も無くなったことで、先ずは18日間遠ざけていたこいつで乾杯した。

エビス生

18日飲んでいなかったので、麦の味が濃く甘かった。

さつま揚げ

タコ・ヒラメ・マダイのお造り
引き続き瓶ビー

嬉しい快気祝いに選んだのは鰻だ。実に2年ぶりくらいだが、眩暈がするほど美味かった。

昼間さんざん頂いたくせに夜もまたまた頂いた黒ラベル。18日間ずっと冷蔵庫に入っていて扉を開ける度に目があっていたコイツをようやく風呂上りに頂けた。

今までの鬱憤を全て蹴散らすべく、この後ホワイトホースのお湯割りを4杯やっつけて久々にカラダがポカポカ暖まって幸せに眠りについた。健康って素晴らしい。

さあ、いよいよこれで旅の制限が無くなった。

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